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お金があって、優しくて、背が高くてカッコイイ男性。こんなパーフェクトな人がいたら誰だって付き合いたいですよね。そんな男性ってどこにいるのでしょうね。その疑問を松嶋さんにぶつけてみたら、「いるわけない！」と即お返事が（笑）。そんなこととっくに理解しているのですが、せっかくだったらいい人と付き合いたい。そんな女子心を今回は松嶋シェフにぶつけてみました。

背が高くて、仕事ができて、優しくて、浮気しなくて、年収が1000万円以上。 僕は仕事で世界中を飛び回っていますが、そのような男性には会ったことがありません。 でも、世界中を血眼になって探し回れば、見つけることができるかもしれません。 仮にそんな男性と出会ったとします。 その男性があなたと恋に落ち、結婚する確率ってどのぐらいだと思います？ 皆無とまではいいませんが・・・。 超高スペックのパーフェクト男子との結婚を待ち望んでいるのであれば、それはもう止めてしまった方がいいのかもしれません。

完璧な男より、いい男になりそうな男

ビジネスの場だと投資家は、「事業に投資をするのではなく人に投資をする」とよく言います。急成長の企業よりも、そこで働く人の今後の人間性に期待するという考え方です。
その方が最終的には投資する方もされる方もいい結果が生まれる。

そう思うと恋愛の場でも同じことが言えるのではないでしょうか。 いま高スペックな男性よりも、今後、高スペックになる可能性がある男。 今後、高スペックになる可能性のある男の方が世の中にはたくさん存在しています。

そうなると“伸びしろのある男”を探し、時間をかけて高スペック男に育てた方がまだ確立が高い気がします。

今から男の身長は伸ばせないけど、今後、いい仕事をして経済的に豊かな生活が送れそうな男性には特徴があります。
それは未来のヴィジョンを語れるか。
何か聞いたときに「どっちでもいい」「あとでやる」が口癖の人は要注意かもしれません。
なぜかというと、自分の意志がちゃんとある人の方がビジネスのシーンでは伸びる確率が高いから。そして行動力のある人がいい仕事、いい人脈を掴みやすいためです。

もし、いま彼氏がいるのなら二人の老後のヴィジョンを聞いてみるのもいいかもしれません。
「老後何したい？」
・世界一周旅行がしたい
・暖かい場所でゆっくり過ごしたい
このように具体的なプランがあるなら、そこを目標に一緒に頑張れますよね。
独身の人は結婚することがゴールだと思っている人が多いようですが、結婚はただのスタート地点。
結婚直後と老後では全く状況が違いますよね。時間の経過、経済状況を考慮したうえで、ずっと目指し続けられるような明確な目標を述べられる人は、かなり有力な高スペック男子候補だと思います。

結論から言いますと、はじめから完璧な男を探すより、将来有望な男を自分好みに育てた方が理想の男に近づく可能性は高いです。 旦那さんに稼ぎを求めるなら、ヴィジョンや行動力から図るしかありません。 でも、子育て、家事を手伝ってくれる“いい旦那”にしたいのなら、やることはひとつ。

「うちの旦那はすごくいい」 この言葉を旦那さんの友達、ママ友、そして共通の友達に何度も言う事です。 今現在、いい旦那さんじゃなくても、ウソでもいいんです！ 男って褒められることにとにかく弱いんですよ。 いろんな方面から“いい旦那”と言われると、「俺っていい旦那なんだ」って思っちゃうんですよ。大したことをやっていないのに、奥さんが自分を“いい旦那”と言ってくれる。 すると男はまた褒められたくて、どんどん家事や育児を頑張ってくれるんです。

僕の周りでも、夫婦仲が良く、旦那さんが家の中のことを手伝っている家庭は、奥さんが旦那を褒めて転がして、いい意味で“洗脳”させているケースがほとんど。

「絶対に言わないでね」なんて友達に言っても、大半の人はしゃべりますよね。 そういう経験はありませんか？悪口を言ってもどうせ本人に伝わるぐらいなら、周りの友達にその人を悪く言うのではなく褒めてみる。 直接褒められるよりも、人伝いに褒められた方が嬉しさも倍増するものなのです。

いい人がいない。と嘆くより、有望な人を見つけて育てる。 これが今の時代の賢い方法なのかもしれません。

松嶋啓介