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自分に似合う仕事服のポイントは、シルエットの見極め [mi-mollet]

2018年05月09日(水) 18時30分配信

髙橋さんは、ゆるめのトップス×細身のパンツのコーデが多い。その理由を聞いた。

仕事服の基本的な考え方や着こなしテクニックをシルエットという視点で考えてみましょう。日本人の体型に合うシルエットとは?

自分に似合う着こなしバランスを見つけたら、そればかりを繰り返していいんです!

私の身長は160cm。日本人としては標準くらい、世界的に見ると、高いほうではないですよね。小柄な日本人の着こなしを、すっきりと、クールで聡明に見せるには、上下の着こなしバランスを意識することが大事だと思っています。たとえば、最近はふんわりとボリュームのあるトップスがはやっていますが、上半身にボリュームが出る分、ボトムスを細身にすると、すっきりと見えますよね。反対に、トレンドのワイドパンツは下半身にボリュームが出るので、トップスはコンパクトにする必要があります。私のように、身長が165cmより小さい方は、最初に紹介した、ボリュームトップス×細身ボトムスが圧倒的にバランスよく、仕事もできそうにクールに見えると思います。だから私もこのシルエットに頼っているんです。では、その2パターンのシルエットを詳しく紹介していきますね。
シルエット1 ボリュームトップス×細身ボトムス

撮影/坂根綾子

シルエット1 ボリュームトップス×細身ボトムス

トップスにボリュームがあり、ボトムスはほっそり、逆三角形のようなシルエットの着こなしです。ボトムスはスカートなら、タイトスカートになります。身長165cmまでの方は、こちらのバランスがよいと思います。日本人の場合、欧米の方とはそもそも骨格が違いますよね。日本人は、頭のハチが張っていて、顔が大きく、その割りに肩幅が狭いことが多いです。なので、トップスにもボトムスにもボリュームがある服を着こなすのはなかなか難しいもの。このバランスなら、どんな方でもシャープにすっきりと見せることができます。私たち日本人は、そういう体型の人種だと割りきって、自分に似合うシルエットで、仕事服を上手に探していくのが賢明だと思います。日本ブランドのパンツは、やはり日本人体型をしっかりと研究しているだけあって、丈感やラインが上手ですよ。
シルエット2 コンパクトトップス×ボリュームボトムス

撮影/坂根綾子

シルエット2 コンパクトトップス×ボリュームボトムス

身長が165cm以上あるなら、ぜひこちらのシルエットも試してみてください。身長があっても、顔が大きめの日本人は、首元に小さくスカーフを巻いてポイントをつくると、顔の大きさが気になりにくくなります。ファッション業界では、ワイドパンツがトレンドだから、みんなではこうという風潮になりますが、仕事服においては、自分の体型に似合わないならはかなくていい。これが私の考えです。似合わないものをどうにか似合うように工夫して着ようと悩むのは、無駄な時間だと思っています。
このシルエットバランスを参考にしながら、ぜひ自分の鉄板となる、ベストコンビの仕事服を見つけてください。自分に似合う仕事服を探すには、鏡の前で全身をきちんとチェックすること、もうひとつは毎日自分のコーディネートを撮影することがよい訓練になると思います。自分を客観的に見られるようになりますから。また、鏡で自分の姿を見るときは、お腹が気になっているなら、お腹しか見ないという人も多いと多いのですが、360度くまなくチェックしてくださいね。できることなら、靴をはいた状態で、自分の姿を確認することをおすすめします!

PROFILE 髙橋みどりさん

株式会社Oens(オーエンス)代表、兼イメージングディレクター。テレビ朝日のファッションレポーターを経験後、ジュンアシダ、メルローズを経て、1990年のバーニーズニューヨーク日本進出に伴い、バーニーズジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。その後、ジョルジオ アルマーニ ジャパン広報室長を経て、2000年にスペシャリティストア、エストネーションを立ち上げる
2005年6月にOensを設立。人、企業、ブランドを応援したいとい思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師
女性誌や情報誌などさまざまな媒体にも登場するなど、活躍の場を広げている。
また、百貨店・専門店等のMD戦略アドバイザーとして「楽しい売り場づくり」を応援している。

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