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【仕事服】働く読者モデルがインナーを変えただけでガラリと変身![mi-mollet]

2018年05月06日(日) 11時00分配信

変身のポイントはインナー選び

髙橋みどりさんに読者の方の仕事服をコンサルティングしてもらいました。ほんの少し手を加えるだけで、一気に“仕事ができそうで素敵な女性”に変身した3名の実例でケーススタディしてみましょう。
Case1

撮影/中田陽子(MAETTICO)

Case1

ファッション関係フリーランス 里村素子さん(37歳/身長162cm)の場合

仕事服の悩み
ファッションに自由度がある中で、適度なきちんと感と自分らしさを出すには?

「フリーランスなのでドレスコードがない分、仕事関係の方と合うとき、どれくらいのきちんと感にすればよいのかはいつも悩みます。けれど、ファッション関係の仕事をしているので、自分らしさは出していきたいと思っています。今回は、そういう気持ちから、ジャケット代わりにジレはおりましたが、果たしてこれでいいのか悩んでいます」(里村さん)
インナーを落ち感のあるブラウスに替えて、きちんと感を高めましょう!

撮影/中田陽子(MAETTICO)

インナーを落ち感のあるブラウスに替えて、きちんと感を高めましょう!

「ジャケット代わりにジレ、という選択は間違っていないと思います。ですが、フリーランスだったとしても、やはり仕事の場にボーダーはカジュアルすぎますね。ジレを生かして、インナーをブラウスにしてみましょう! このブラウスは、とろみのある女らしい素材で、そでの部分は透け感があります。また同じ素材のストールが付属しているので、これをタイ風に巻けば、きりりとした印象も加わります。辛口のジレと、フェミニンなブラウスの“甘辛ミックス”も大人の女性にはおすすめしたいバランスです。またこの装いなら、仕事の後に、会食がある日でも自信がもてると思います」(髙橋さん)
Case2

撮影/中田陽子(MAETTICO)

Case2

金融機関内勤 角田有紀さん(39歳/身長156cm)の場合

仕事服の悩み
リクルート風に見えないスーツの着こなしが知りたい!

「会社のドレスコードがとても厳しく、基本的にはセットアップのスーツ。リクルートっぽく見えないように、デザインにひとワザあるものを選ぶようにしています。オフィスで浮きたくはないけれど、さりげなく差をつけるにはどうしたらいいのでしょうか?」(角田さん)
スーツの下にカットソーはなし! 自分のラクさしか考えていないように見えます!

撮影/中田陽子(MAETTICO)

スーツの下にカットソーはなし! 自分のラクさしか考えていないように見えます!

「私、スーツの下にカットソーを着るの、イヤなんです。どうしても手抜きにしかみえなくて、会う人や行く場所、自分の立場などを、本当にちゃんと考えてるの? と思ってしまうんです。どうしてみんな、スーツのインナーにカットソーを選ぶのでしょう! そして、胸元が少し開いたカットソーを選べば、女らしく見えると思い込んでいるのでしょう! 本当にとっても不思議です(笑)。角田さんの場合、肌の色を拝見すると、ブルー系がとても似合うと思います。だから、今回はインナーを淡いブルーのシャツにすると、スーツのキレのよさが際立ちます。スーツ×シャツというと、リクルートっぽく見えそうと思われる方もいるかもしれませんが、ブルーを選べばその心配はいりません。同じスーツでも、インナーを変えたことで、職場でより高い信頼感が手に入る印象になったと思います」(髙橋さん)
こんな変身もしました!

撮影/中田陽子(MAETTICO)

こんな変身もしました!

髙橋さんのアドバイス
落ち感のある素材やまろやかな色のブラウスをどんどん活用して!

「角田さんは寒色系の色がよくお似合いになるので、今度はインナーをミントグリーンにしました。ジャケットがノーカラーなので、ボウブラウスに。女性の場合、スーツのインナーに適したアイテムは本当にたくさんあります。たとえば、ひと口にブラウスといっても、色だったり、素材だったり…バリエーションが豊かです。なのに、仕事だからと本人が勝手に身につけるものをせばめてしまっています。仕事服はただ全部を堅い印象にしればいいというものでもありません。落ち感のある素材のブラウスや、やさしげな色味のブラウスを活用して、女性らしく、余裕のある雰囲気を手に入れてください」(髙橋さん)
Case3

撮影/中田陽子(MAETTICO)

Case3

製薬会社役員秘書 松原 淳さん(46歳/身長165cm)の場合

仕事服の悩み
女性らしい服装を心がけているのに、後輩から怖く見られてしまいます。

「もともと女性らしい装いが好きだということもありますが、職場で怖そうに見られるので、服装で甘い雰囲気を足して中和しているつもりです。それでも、やっぱり怖く見られてしまいます。また、身長があるからか、いつもパンツの丈がしっくりきません」(松原さん)
大きな柄ものの服は老けて見える原因。どこかに抜け感をつくることがポイントです!

撮影/中田陽子(MAETTICO)

大きな柄ものの服は老けて見える原因。どこかに抜け感をつくることがポイントです!

「まず始めにお伝えしたいのは、“怖そうに見られる”のは、仕事の場においてはいいことだと私は思っています。言い換えれば、しっかりしている、立場が上である、長く勤めているという意味だと思います。松原さんの場合、もったいないなと思うのは、こうやってお話すると、元気で明るいのに、パッと見は、実年齢より老けて見えてしまっていること。ご本人も服装も女っぽさが強いので、“はつらつと元気”な印象がなく、年齢より上に見えてしまうのだと思います。なので、服で抜け感やマニッシュな要素を足していくのがよいと思います。まず、インナーの柄ブラウスを、やわらかな素材のライトグレーのブラウスに変更。ボウタイ付きのマニッシュなデザインで辛さを加えます。どうですか? 軽やかで仕事ができそうな素敵な先輩に見えますよね! ちなみに、パンツの丈ですが、ハイヒールと合わせるには、少し丈が短いと思います。同じパンプスでも、少し低いヒールに替えるだけで、パンツ丈の短さが気にならなくなると思いますよ」(髙橋さん)
こんな変身もしました!

撮影/中田陽子(MAETTICO)

こんな変身もしました!

髙橋さんのアドバイス
同じ服装でも、インナーにやわらかな素材の白を入れるだけで違います!

「顔のそばに柄物がくるのはどうしても強すぎてしまいます。インナーにやわらかな白ボウブラウスを入れて、抜け感をつくってみてください。柄物を使っているのに、知的で軽やかに見えますよね。柄のカーディガンは女っぷりが高いアイテムなので、ヘアはまとめてすっきりさせ、甘さを軽減するのもおすすめです」(髙橋さん)
こうやって実際に働く方々とお話をさせていただくと、仕事服をファッションだと思っていない、制服的なものであると割り切っていらっしゃる方が多いようにとても感じます。けれど、同じ会社の中でさえ、あまり知らない人や交流がない人からは、どうしても見た目で判断されてしまうものです。素敵な先輩だなと思われるには、仕事服で自分をプレゼンテーションするしかないのです。まずは、インナーをブラウスやシャツに替えるところから始めてみてください。インナーは顔に近いアイテムなので、大きく印象を変えることができるアイテムなんですよ!

PROFILE 髙橋みどりさん

株式会社Oens(オーエンス)代表、兼イメージングディレクター。テレビ朝日のファッションレポーターを経験後、ジュンアシダ、メルローズを経て、1990年のバーニーズニューヨーク日本進出に伴い、バーニーズジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。その後、ジョルジオ アルマーニ ジャパン広報室長を経て、2000年にスペシャリティストア、エストネーションを立ち上げる
2005年6月にOensを設立。人、企業、ブランドを応援したいとい思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師
女性誌や情報誌などさまざまな媒体にも登場するなど、活躍の場を広げている。
また、百貨店・専門店等のMD戦略アドバイザーとして「楽しい売り場づくり」を応援している。

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