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エイジングケア最前線「シワ用の化粧品って本当に効く?」 [おとなスタイル]

2018年04月02日(月) 10時00分配信

高機能、高価格ならいい? 知りたい、化粧品の疑問。

今、化粧品は驚くほど進化しています。エイジングによる肌変化があらわれる50代にはうれしい限りですが、美容や化粧品の知識は更新していますか? 昔の知識や勘違いしたやり方では、今の自分に合わないことも……! そこで今回は、おとなスタイル読者に「美容のわからない」を大募集。今さら聞けないギモンにも、トコトンお答えします!

美容・医療ジャーナリストの海野さんが、本音でお答えします!

海野由利子さん
美容・医療ジャーナリスト
最先端の化粧品を使い続けて30年。美容医療を体験取材し続けて19年。医師や研究者、専門家に取材した情報と自らの体験に基づいて、同世代の読者にお伝えします。
エイジングケア最前線が知りたいです。

イラスト/アットミクスト

エイジングケア最前線が知りたいです。

A.皮膚の老化に関する研究では、化粧品業界も医療界も同じところを見ているので、近年は共同研究から生まれた知見や成分が反映された化粧品が増えています。その多くが、エイジングケア分野なので、50代にはうれしい状況が続いています。たとえばロート製薬では、幹細胞の培養エキスが皮膚の全層によい効果をもたらすことを美容液に応用。

大学と共同研究を進めるアルビオンは、コラーゲンを構成するペプチドが、種類によって働きが違うことに着目。エイジングケア効果のあるペプチドを組み合わせた新成分を配合した化粧品を発売しました。ポーラは、たるみの原因が真皮の奥の皮下組織にあることから、深部までアプローチする成分、処方を新たに開発し、大ヒットに。長年の研究が結実した化粧品は、今までとは違う手応えを感じさせてくれそうです。これから、エイジングケアに力を入れたい方は、まずは店頭で相談してみて。

シワ用の化粧品って、本当に効くの?

A.シワへの効果が認められた化粧品(医薬部外品)は、自社基準ではなく化粧品メーカーや薬剤師、皮膚科医などで構成された日本香粧品学会の基準に沿った試験を経ています。ですから、シワが浅くなったり短くなる効果を備えていると謳えるのです。ただ、効果は短期間で現れるのではなく、おおむね4ヵ月後という例が多いです。
また、深いシワが完全になくなるという劇的な効果は報告されていません。“ある程度の改善”でも化粧品としては画期的な効果ですが、それ以上の効果を求めるなら美容医療の治療も視野に。治療後に予防としてシワ用化粧品を使うのもアリです。

シワやシミなどは、1本使いよりも成分が違うものを2種類使って重ねづけしたら効く?

A.シワやシミができる“メカニズムの異なる原因”に働く成分が配合されていて、2つの製品の“成分の相性がよければ”、「AをつけてからB」という使い方で相乗効果が上がる可能性はあります。でも、個々の製品の組み合わせによっては肌への刺激になる場合もあり、さらに肌質でも効果も異なるので、何とも言えません。複数使いたいときは、AとBを1日おきにつけるとか、朝晩で変える、というやり方が安全です。

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