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【火花】舞台化!観月ありさ×又吉直樹が“結婚”について語ります [with]

2018年04月01日(日) 12時00分配信

観月ありさ×又吉直樹がみんなの“お悩み”に答えます

撮影/講談社写真部

観月ありさ×又吉直樹がみんなの“お悩み”に答えます

単行本・文庫本の売上げは累計部数 300 万部超え、【第153回芥川賞】を芸人として初めて受賞するという快挙を達成した、又吉直樹さんの初純文学作品「火花」。この超話題作は、ドラマ化、映画化、マンガ化に続き、ついに舞台になってお目見え。今回は主演の観月ありささんと、原作者であり本人役で登場する又吉直樹さんにwith読者からのお悩みに答えてもらいました。
彼に結婚をはぐらかされてしまう……

撮影/講談社写真部

彼に結婚をはぐらかされてしまう……

Q質問です。 彼に結婚の話をするとはぐらかさてれしまいます。どうしたらいいですか? (26歳・会社員)

又吉さん:「僕は何となく、彼の立場が分からなくもないですけどね。男って自分の年齢に見合う月収を稼げるようになったら結婚するとかよく言うじゃないですか。でも、そうやっていると、次にこの仕事がうまく行ったらとか、どんどん先延ばしになってしまう……」
観月さん:「女子より男子の方が深くいろいろ考えがちだもんね」
又吉さん:「この問題は難しいですね。ここで彼を焦らせたら別れてしまう可能性もある。焦らせなかったら2,3年後に自然と結婚するかもしれないし、なかなか勝手なことは言えないですね」
観月さん:「26歳って周りの人が結婚し出すから、焦るんだよねっ」
又吉さん:「彼に直接“結婚”のことをぶつけるんじゃなくて、さりげなく“結婚”に関する本を置いておくとか? でも、男って理屈はわかっていても、タイミングみたいなものがあるんでしょうね」
観月さん:「出産を考えた場合、女性は焦ってしまう気持ちが出るのは自然なことだと思う。彼との結婚のことを心配しながらダラダラ付き合うより、期限を決めたら楽だと思う。彼に結婚する意志はあるのか聞いて、彼に結婚する意志があるなら、“私はいつまでに結婚したい”と期限を決めるのはアリかも」

男性はプレッシャーに弱い?

又吉さん:「結婚の話をするときに、“もしあなたが仕事に失敗して貧乏を余儀なくされても私は働くし、2人でやっていこう”と言ってくれたら僕の場合は安心しますけどね。男ってプレッシャーに弱いんですよ。小さい頃から男って自分の父親を見ているから、家族を養うっていうイメージも大きいんだと思う。今はそういう時代じゃないから、一緒に頑張ろうって言ってくれると気持ち的には助かるなぁ(笑)」
結婚を焦ってしまいます……

撮影/講談社写真部

結婚を焦ってしまいます……

Q「結婚って幸せですか? 周りを見ても幸せそうに見えません。でも結婚に焦る自分もいてどうしていいかわかりません」(26歳・営業事務)

観月さん:「結婚したら“家事をやる”、“家に入る”と言われることは絶対に嫌だったんで(笑)。だから自分の“ここだけは譲れない”と言うポイントをクリアした男性としか付き合ってきませんでした。だから結婚を焦る必要なんてないですよ!」
又吉さん:「結婚してよかったってどういうときに思いますか?」
観月さん:「やっぱりひとりじゃない感! 独身時代は女子ひとりで片意地張って仕事に対しても頑張るぜ~って言う感じがあったけど、ある意味結婚してからの方が肩の力が抜けたかな。“まったん”は結婚に対して思い描いていることは?」
又吉さん:「29歳くらいからそろそろ結婚したいなとかいろんなことを考えて、今は37歳。何周か回って結婚のイメージもなにも分からなくなりましたね(笑)。まっさらです。いま中学生くらいの感じですね。でも、憧れはもちろんありますよ」
観月さん:「“まったん”はどういう人と結婚するんだろうね? やっぱり家庭的な人がいいでしょ?」
又吉さん:「そうですねえ。それは家庭的な人だといいですよね~。ただ僕は家庭的な人間ではないんで仕事ばっかりになってしまうから、結婚相手も仕事をしている方が気持ち分かってくれるかもしれないですけどね」
観月さん:「自分は仕事、奥さんには家のこと、という感じじゃないんだね」
又吉さん:「そうなるとそれはそれでプレッシャーになるじゃないですか。ちゃんと仕事で結果を残して帰らんとあかんっていうよりは、責任も分担したい(笑)。私は家に入るからあなたは稼いできてください!ってなっちゃうと頑張るけど……嘘ばっかりついてしまう気がする。家帰って、今日も仕事がうまくいったとか、うけたで〜とか、嘘ばっかりついてしまう可能性があるので、お互いが頑張る関係が理想ですね。そう思うと、“あり姉”の結婚は憧れですね」

結婚を焦る必要なんてない!
観月さん:「これだけは本当に思うけど、結婚は焦る必要はないですよ! 今だから言えるけど、私、マリッジブルーが本当にひどかった(笑)。結婚すると自分の生活や環境がすっごい変わりそうとか思っちゃって。でも、自分が変わらないという結婚の形というのもあるから、そういう人を見つけるまで全然妥協しない
将来への漠然とした不安が……

撮影/講談社写真部

将来への漠然とした不安が……

Q結婚もしたいし子供も欲しい。でも、やりたいことや仕事など将来への漠然とした不安に襲われます。(30歳・会社員)

観月さん:「20代後半の女性って一番悩む時期だと思うんですよ。私もその頃は悩んで混沌としていました。これでいいのかっていつも考えていましたね。でも30代に入ったら、そんなに頑張らなくても大丈夫かなって余裕が出てきた気がする。だから楽になったかな」
又吉さん:「僕の場合、20代後半はライブで充実はしていたものの、先のことを考えて何がしたいのかをやたらと考えていました。だから、あまり悲観せず、けど期待し過ぎない。あまり人とも比較しない。でも、その中で楽しむっていうのがいいと思う」
観月さん:「こうでなきゃいけないって求める位置がみんな高いよね。それが自分を辛くさせる原因でもあるから、時には妥協して、自分を許してあげることも大事!」
又吉さん:「悩むより、まず何かやってみたほうがいい気がする! 例えばサーフィンおもろいって言っている人もおるし、おもんないって言う人もおる。おもんないを信じるより、とりあえず自分で一度やってみて判断してみたら」
試しに「結婚してみるか」みたいな気軽な気持ちで

撮影/講談社写真部

試しに「結婚してみるか」みたいな気軽な気持ちで

観月さん:「そうだね、結婚も1回だと思うからみんな悩むんだよ。私もマリッジブルーで悩んでいるときに“悩んでいる年齢か!”って言われたから、じゃあ、1度ぐらい結婚してみるか、って感じで婚姻届け出したら諦めがついたの」
又吉さん:「結婚で人生が決まるって硬く考えるのが良くないですね。2、3回自由に結婚するって思うぐらい気軽な気持ちで結婚に向き合いたいですね」

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