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転職を繰り返してしまう…。仕事でキャリアアップを目指す3つの心理学的解決法! [with]

2018年03月26日(月) 12時00分配信

写真/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

お仕事の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』とは、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、行動心理学に基づいて職場のお悩みを解決していく企画です。

さてさて、今回ご紹介するのは「ひとつの職場が長続きしない」ことについてのお悩みです。

今回のお悩み

現在30歳で既に5回も転職を繰り返しています。いつも仕事が長続きせず、仕事で嫌なことがあるとすぐに辞めたくなってしまいます。
今も転職先で上司からよく怒られることがあり、すでに辞めたい気持ちになってしまって悩んでいます……。
いまだにやりたいこと見つけられず、今の職場が本当に自分に合っているのかもわかりません。
ひとつの職場で長く続けるにはどうしたらよいのでしょうか。
(30歳・メーカー・Yさん)
今まで5回転職を繰り返しいるというYさん。
転職を繰り返すとその状況に慣れてしまって癖のようになってしまうことがあります。

その転職が自分自身のキャリアアップや、やむを得ない状況であれば話は別ですが、Yさんのように「上司から怒られるから」という理由だけで転職するのはあまりおすすめは出来ません。

せっかく内定をもらったのにも関わらず、何も得られずにまた転職してしまうのはもったいないことです。 しっかり仕事を身につけて自分の成長に繋げていけるようになりたいですよね。
では、そんな負の転職ループに陥らないための3つを実践してみよう!

・人間関係の悩みはどこにでもあると割り切る

・気が進まなくても主体的を心がけて!

・まずは目の前のことを完璧に!

・人間関係の悩みはどこにでもあると割り切る




仕事で嫌なことがあるとすぐに辞めたくなってしまうというYさん。
自分が理想とする姿と現実にギャップを感じて転職を繰り返してしまうのは、
心理学でいう「青い鳥症候群」の状態になってしまっているといえるでしょう。一見、転職を繰り返して自分の理想を追い求めるのは向上心が高いように思えますが、
転職を繰り返しているうちに本来自分が求めていた事がわからくなってしまい、
ずっと自分探しを続けてしまう、という状態になりがちです。

そもそもYさんのように「上司から怒られるから」などと言う人間関係の不満は、どこの職場でも起こりえることです。
そこで生じた問題と向き合わずに逃げてしまっていては、根本的な解決にはならず、次の職場に入ったとしても長続きしません。

まずは、人間関係の悩みはどこにいってもある、と自分に言い聞かせ、
一度、その理由で辞めることを我慢してみましょう。




・気が進まなくても主体的を心がけて!






Yさんは心の奥底では、「自分を受け入れてほしい」という他者からの評価や承認を求めてしまっていませんか?

上司に怒られたから今の仕事は嫌だ、などと他人からの評価で自分が揺るがされてしまっては、仕事へのモチベーションは上がらなくなってしまいます。
さらには評価を落とさないための最低限のレベルで仕事をするようになってしまうので、自分の成長には繋がりません。

やりたくない、好きではない仕事だとしても、任されたYさんは責任を持ってやり遂げる必要があります。同じ時間仕事に費やすならイヤイヤではなく、「もっと自分の能力を上げたいから」「より良いものを提供したいから」と主体的に取り組むと、意外や意外、やりがいを感じてくるものです。繰り返していくうちに仕事が楽しいと思えるようになるものです。

まずは、上手くいかない時こそ自分の成長だと捉えて、Yさん自身で変わるきっかけをつくってみてはいかがでしょう。

例えば、上司に怒られたとしても、自分からその上司にどこが悪かったのか聞きに行ったりするのもよいでしょう。
そこで何か一つでも問題を解決できたら、それはあなたの財産になります。
そのうちYさんの情熱が上司にも伝わって、信頼関係が築けるでしょう。

大切なのは、自分の頭で考えて、主体的に動いていく。そして今の仕事にちゃんと意味を持たせるということです。

そもそも、Yさんは今の職場に書類審査や面接を通じて採用されているのですから、
「上司から怒られた=仕事が合っていない」のではなく、上司は仕事が合っているYさんをもっと成長させたいから怒ったのかもしれません。

ネガティブなことを探すのではなく、自分を成長させるための環境なんだと捉えるようにしてみましょう。




・まずは目の前のことを完璧に!






やりたいことを見つけられるというのは、自分が実際に主体的に取り組んでみないと見えないものです。

最初から「仕事の成果を上げる」という大きな目標を設定してしまうと、どこに向かって努力すればいいのかわからなくなってしまうので、
まずは今与えられた仕事をこなすことに「没頭」してみましょう。

与えられた仕事は完璧にこなす」など、自分の中での小さな目標を掲げてみるのも良いかもしれません。

やっていくうちに、もっと早くできるにはどうしたらいいのか?などという追及心が湧いてくるはずです。

このように、コツコツと今できることをクリアしていけば、自然と成果や評判に繋がっていき、いつの間にか仕事が好きになっていたということに繋がるものです。

まずは1か月→半年→1年というように、過去の自分を振り返って成長していることを実感してみてください。

そこで「自分でもっとこの勉強がしたい!」とポジティブな動機が考えられるようになれば、それはもうやりたいことが見つかった証です。

人生は最初からうまくいかない事がほとんど。

先ずは目の前の事をやってみて、“自分を知る”ことから始めてみましょう。
自分は何が得意で不得意なのか、それは実際にやってみないとわからないことなのです。

ということで、
今回の合言葉は「とにかく目の前の仕事を完璧に!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥


PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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