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ミシュランシェフ松嶋啓介が語る「悪いのは男運ではなく、あなたの問題」 [with]

2018年03月18日(日) 20時00分配信

原宿のKEISUKE MATSUSHIMAにて撮影。(撮影/土屋崇治)

"男運”を作るのはあなた次第!

シェフの松嶋啓介です。
今回は女子の会話に多く登場する“男運”についてお話します。

僕は東京に1件、フランスにレストランを5件経営しているので、東京とニース間の毎月往復をはじめ、食材の買い出しや出張で世界中を飛び回る生活をしています。
その関係で様々なジャンルの方とお話しする機会が多く、プライベートでは恋愛相談を受けることも多いんです。

これは世界中の女性の中でも日本の女性特有の話題なんですが、
「私、男運が悪くて・・・」
「松嶋さん、どうしたら男運って上がるんですか?」
ということをよく言われます。

“男運”というものは、本当に実在するものかもしれませんが、 男運を作っているのはあなた自身ではないかと僕は解釈しています。

“いつも私は男運が悪い”と相談をしてきた女性に次のように聞き返しました。
「なぜあなたは男運が悪いと思ったんですか?」

すると、その女性は次のように答えました。 「毎回付き合う男性がダメ男なんですよ」

いままでその女性が付き合ってきた男性は・・・
・最近別れた彼氏は、付き合ってすぐに自分より若い女性と浮気をされた
・別の男性とはスーツ姿がカッコよくても私服がダサかった
・働くことが嫌いで転職を繰り返している
・ギャンブルがやめられず借金があった
・デートはいつも割り勘でケチだった  などなど・・・

僕は思わずこう言ってしまいました。 「それは男運が悪いのではなく、あなたにも問題があると思います」と。

その問題というのは、その女性の男選びのセンスではなく、“他責思考”です。
相手の欠点を1個見つけたら、「あー、今回も男運が悪い」というように、
すべてを男運のせいにして逃げてしまうことです。

その女性が今まで付き合った男性の中で、借金、ギャンブルなどは問題があると思うのですが、
少なくても浮気、ファッション、割り勘の問題は話し合いなどで一緒に解決できることだったのではないでしょうか。

欠点がひとつもない人なんて、世界中に1人も存在しないと思っています。
僕にも欠点があるように、あなたにだって欠点はありますよね。

でも、その欠点がどのぐらいの大きさなのかを見極め、相手も自分も成長する必要があると思っています。

一言で“男運”のせいにしてしまうのは楽で簡単な方法です。
でも、“男運”を言い訳にして逃げることはもう止めにしませんか。

相手の嫌なところを見つけたら、彼氏を取り替えるのではなく、
あなた自身が変わるべきなのです。

ダメ男を育ててこそいい女!

ダメ男だからと言って、その男性から逃げるのではなく、 『ダメを育てる』という発想を持ってみると、少なくとも自分の恋愛を“男運”のせいにはしなくなると思います。

ダメ男が良い男になった時、想像もできないパワーを発揮するんですよ!
ほら、同級生にもいませんか?
学生時代はやんちゃでも、社会に出てから成功している人って。

でも、ダメ男にも2パターンあり、 「伸びしろのあるダメ男」と「本当のダメ男」。

やる気はあるのに失敗ばかりしている男がダメ男? ぐーたらしている男がダメ男?

頑張った結果がダメなのか、何もしなくてダメなのか。 同じ“ダメ男”のくくりでも、それは全然意味が違いますよね。

あなたが“伸びしろがあるダメ男”だとジャッジをしたら、 逃げずに向き合うことであなたも大きく成長できると思いますよ。

男の立場で考えたら、自分の欠点に向き合い一緒に解決してくれようとする女性がいたら
絶対にその女性と結婚したいと思いますよ! 何度も言いますが、この世に完璧な男なんていませんからね。だいたい”男運“って何だろう

そもそも“男運”という言葉自体が怪しくないですか?(笑)
「勝ち組」「負け組」のようにきっと“男運”という言葉も、メディアが作った言葉のような気がしています。

メディアが作った都合のいい言葉に惑わされるのではなく、自分の気持ちに正直になることが幸せへの近道ではないでしょうか。
松嶋啓介

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