• > SHINeeがツアー最終公演@東京ドーム。感動のファイナルをレポート! [with]

SHINeeがツアー最終公演@東京ドーム。感動のファイナルをレポート! [with]

2018年03月14日(水) 20時00分配信

SHINeeの日本活動集大成となるベストライブ『SHINee WORLD THE

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

SHINeeの日本活動集大成となるベストライブ『SHINee WORLD THE

東京ドーム公演2日間で10万人を動員した圧巻のステージ

4年連続となるドーム公演は、開演前からぎっしり埋め尽くされたオーディエンスで熱気十分! パールアクアグリーンのペンライトが美しく会場全体に瞬き、誰もがメンバーの登場を今か今かと待っているのが伝わってくる。ファンの期待値が最高潮に膨れ上がったころ、場内が暗転すると、スクリーンには海に浮かぶ月の映像が。神秘的かつ幻想的なビジュアルに目を奪われていると、穏やかなバラード「Colors of the season」のイントロが流れる。

そしてメンバーの歌声だけが先に“登場”し、しばらくして精悍な顔つきのメンバーが姿を現すと、割れんばかりの歓声が。力強く、ゆっくりと一歩ずつ前へ進む彼らに大きな拍手が送られる。現在の彼らの心境ともリンクするような“手を繋いで これからを歩いてゆこう”という歌詞は、全ての観客の心を掴み、思わず目頭を押さえるファンも。最後、メンバーがギュッとひとつに固まって歌ったシーンも見ていて熱いものが込み上げた。
デビューからの10年間を、歌に込めて

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

デビューからの10年間を、歌に込めて

今までのどのライブよりも切実で、胸に迫るステージを冒頭から見せてくれたSHINee。最初の1曲を歌い終えると、デビューからの10年間を振り返る映像がスクリーンに映し出される。これまでのヒストリーを足早にみんなで再確認した後、ここからは雰囲気をガラッと変えてバキバキのダンスチューン「Stranger」を。激しく踊るメンバーを乗せたまま、ムービングステージは前方から中央へと移動。躍動感あふれるフォーメーションダンス、多彩に移り変わる表情など、どの一瞬一瞬もこの目に永遠に焼き付けておきたいと思うほどだ。

パワーみなぎるステージは「Everybody」も同様で、全員で魅せる合体技は黄色い歓声を欲しいがままに。一瞬の気を抜く隙もない丁寧で細かいダンスからは、メンバーの並々ならぬ気合が見てとれる。ムービングステージで後方までさらに移動すると、「Evil」で布を使った芸術的なパフォーマンスを披露。そして人気曲「JULIETTE」まで、全力の歌とダンスで贈るステージは圧巻のひと言だ。
MCの自己紹介からも伝わるベストライブファイナル公演への想い

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

MCの自己紹介からも伝わるベストライブファイナル公演への想い

最初のMCは恒例の自己紹介でスタート。オンユは「皆さん、本当にお久しぶりですね。とても緊張していますけど最後まで頑張るので見守っていてください」、キーは「今回のステージに立つと決めてから、短い時間でしたけど最高のステージをお見せしたくて一生懸命準備しました」と語り、ここからはジョンヒョンのボーカルが入ったSHINee5人の歌声を披露するブロックへ。

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

首元に黒いリボンを携えたスーツに衣装替えして登場したメンバーは、「Love」「君がいる世界」「Diamond Sky」の3曲を生バンドの演奏で熱唱。ジョンヒョンを確かに感じながら歌う彼らの姿には胸が締め付けられるものがあったが、それは同時に、未来へ向けた力強い決意表明のようにも。「Diamond Sky」の最後には感情が抑えきれなくなってしまうメンバーもいたが、美しいハーモニーに誰もがじっと耳を澄ませて聴き入っていたのが印象的だった。

ドーム公演でしかできないダイナミックな表現

中盤戦はさらにムードを変えて、「Sherlock」のパワフルなステージからスタート。一人ひとりがよりダイナミックに動きを見せることで、また新たな魅力あるパフォーマンスに昇華させていたのは見事。「Love Like Oxygen」もイスを使ったエレガントな演出でファンの胸をわし掴みにした。

「LUCKY STAR」「Downtown Baby」の2曲は、ミンホ&テミンが気球に乗って上空を移動。会場全体を見渡しながら大きく手を振る2人に客席も全力で反応し、ドームは興奮のるつぼ。オンユ&キーはトロッコで場内を横断、笑顔でファンを煽る姿が本当に楽しそうだった。
後半につれて上がるボルテージ、それに呼応する客席の声援

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

後半につれて上がるボルテージ、それに呼応する客席の声援


ダンサー&バンド紹介を経て始まった後半戦は、赤い情熱的なミリタリー風の衣装で登場して「Hitchhiking」を。ゴリゴリのロックサウンドに乗せて会場はコブシを振り上げ、メンバーもエネルギッシュに乱舞。途中、オンユ&キーが向かい合って笑い、ミンホ&テミンがガシッと握手を交わすと、客席から割れんばかりの声援が飛ぶ。



それでもまだまだ勢いは止まらず、ニューアレンジで披露された「君のせいで」はさらにボルテージが上昇! 大量のレーザーが交差する中で始まった本編ラストソング「LUCIFER」も火柱が上がるステージで迫力十分に魅せ、最後のフレーズは会場全体で歌唱。それがピシッと揃って終わった瞬間は、鳥肌が立つような興奮があった。

溢れんばかりのアンコールにはピースな曲を客席とともに大合唱

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

溢れんばかりのアンコールにはピースな曲を客席とともに大合唱

即座に始まった「SHINee!」コールを受け、メンバーは再びステージに登場。アンコールは「Sing Your Song」をピースなムードで合唱し、客席にマイクを向けながら笑顔で煽るメンバーも。そしてテミンが「次の曲は僕たちSHINee全員で歌った新曲です」と紹介し、ジョンヒョンの歌声が入った新曲「Every Time」を披露。ドラマティックなメロディーラインは大人っぽさとオシャレさも感じられ、彼らの今までにはなかった魅力が全開!
そして、記念すべきデビュー曲「Replay~君は僕のeverything~」のイントロがここでかかると、割れんばかりの「SHINee! SHINee!」コールが。ファンも全力で盛り上げようとするその熱量は、メンバーも心強かったことだろう。
目の前に広がるのはメンバーも信じられない光景

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

目の前に広がるのはメンバーも信じられない光景


そして……次の瞬間、SHINeeの目の前に信じられない光景が。ファンのサプライズで、ドームのスタンド席いっぱいに“FOREVER SHINee”の文字が浮かび、オンユは「泣きそう」、ミンホは「“SHINee WORLD”もFOREVER!」と笑って見せる。


メンバー1人ひとりが語るそれぞれの想い、それぞれの決意

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

メンバー1人ひとりが語るそれぞれの想い、それぞれの決意

オンユ「いつものように、今日も一緒にステージを作ってくれてみなさんありがとうございます。僕たちとみなさんは同じことを感じて、(このライブを)共感できたと思います。これからもみなさんの幸せのために、僕たちは歌い、祈ります」
テミン「今まで、僕たちとみなさんで作ってきた想い出がよみがえってきてほんとに幸せでした。今日は、みなさんいろんな気持ちがたくさんあったと思いますが、悲しい思いも、楽しい思いも、絶対忘れない想い出にしてくれますか。これからはまた幕を開けて、もっと絆が固くなったSHINeeとして、そしてテミンとして歩んでいきます。見守ってください!」
ミンホ「僕は、いつでもみなさんの力になれる強さがあると思っていましたが、その強さが正解ではないと気づきました。これからは、みなさんにもっと頼りながら、より近い存在になれるようにがんばります。このステージだけではなく、これからのステージも、いつでも5人で立ってるという気持ちで臨みます。そして、みなさん、ひとつだけ約束してほしいです。永遠に、永遠に、ジョンヒョンさんを忘れないでほしいです。どんな言葉でも表現できないけど、大切で大好きだったと言ってあげたいです。いつも、みなさんが僕の希望です。この希望が消えないように、僕は努力をしていきます!」
キー「今日ベストライブとして、デビューから10年間の思い出を、みなさんと一緒に歌いながら踊りながら思い出すことができたと思いますし、これからも活動していくSHINeeの姿も想像できたと思います。一緒に歌ってくれて踊ってくれてほんとにありがとうございます。このライブのタイトル、『FROM NOW ON』の意味と同じく、これからもがんばりたいですし見守ってくれたらうれしいです。あと今日のライブでジョンヒョンくんと一緒に歌うことができてすごくうれしかったです。皆さん、SHINeeは永遠に5人なので、ジョンくんを絶対に忘れないでください。」
鳴りやまないダブルアンコール、響きだすオルゴールのメロディ。そして新曲のバラード

『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』東京ドーム公演

鳴りやまないダブルアンコール、響きだすオルゴールのメロディ。そして新曲のバラード


ライブはダブルアンコールまで声援が鳴りやまず、最後の最後は再びジョンヒョンの歌声が入った新曲のバラード「From Now On」を。オルゴールのメロディが響き、ステージに5本のスタンドマイクが並ぶと、センターポジションだけが不在……。



もちろんそこはジョンヒョンの立ち位置。ジョンヒョンのパートでセンターマイクがスポットライトに照らされると、涙をこらえきれないファンも多くいたが、それはメンバーも同じ。だが最後まで全員が気丈にしっかりと歌い上げ、紛れもなく“5人”で歌ったステージを無事完遂。最後は胸元の赤いバラをそっとマイクに置いてステージを後にした。

耐えがたい経験を乗り越え、前へと進んでいく強い決意を感じた圧巻のステージ

経験した者しかわからない、想像を絶するような想いを抱えてもなお今回のステージに立つことを決意したSHINee。そして、メンバーが見せてくれた新たなステージは、万雷の拍手を送りたくなるほど素晴らしいものだった。さまざまな想いをファンと共有し、共に前へ向かって進んでいくことを胸に誓った一夜。それはこの日会場にいた全ての人にとって、かけがえのない時間だったに違いない。

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