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【ボディの砂漠化が止まらない!】干からび肌を解決したい! [VOCE]

2018年03月09日(金) 17時00分配信

触りたくなるような美肌を目指して!

いざという時にタイツを脱ぐのをためらう、ひどく乾燥した干からび肌になってない? 触れたくなるようなうるおい肌を取り戻して、女子力をアップせよ。

どうして乾燥するの?

間違ったケア習慣が肌を干からびさせる
「たかが乾燥肌と思いがちですが、乾燥で肌のバリア機能が落ちると肌の老化が進むんです」と干からび肌に警鐘を鳴らす、皮膚科医の慶田朋子先生。

「皮脂腺の多い背中、胸、Tゾーンに比べ、特に乾燥しやすいのは、皮脂の分泌が少ないひざ下やひじから指先。冬に乾燥がひどくなるのは気温と湿度の低さが原因です。外気の湿度が下がり、皮膚の温度が低くなると、角質層の接着状態が悪くなり、水分が蒸発しやすくなります。乾燥肌のためにも冷えは厳禁ですね」

その上、間違ったお風呂ケアで、干からび肌が砂漠化することも!「ボディをゴシゴシ洗うのは絶対NG。強く洗うことで角質が削れてしまうと元に戻るまでに2週間もかかってしまいます。また、顔と同じように、ボディにもたっぷり保湿剤を! それでも改善しなければ、炎症を起こしているかも。早めに皮膚科医に相談を」
【干からび肌】注意地帯はココ!

皮脂腺の少ない干からび地帯

【干からび肌】注意地帯はココ!

皮脂の分泌が少ないひざ下やひじから指先。

皮脂腺の多い脂地帯

皮脂腺の多い背中、胸、Tゾーン。
【対策1】干からび肌の入浴は、ぬるめのお湯で5分以内

湯温:冬40~41度 時間:5分以内

【対策1】干からび肌の入浴は、ぬるめのお湯で5分以内

寒くなると湯船につかる時間が長くなるが、肌の干からびが気になる時の入浴は短めに。お湯に長い時間つかると、うるおいのもとになる皮脂や角質細胞間脂質が失われやすくなる。そこで乾燥肌対策には、冬なら40~41度のぬるめのお湯に、つかるのは5分以内にしよう。

手荒れがひどい場合にも、入浴時間は5分までがベター。手を長くお湯につけず、水分をふいたらすぐに保湿を。

【注意】温泉の後は必ず上がり湯を!
温泉に含まれる成分によっては皮脂を溶かしたりするものも。温泉を出る時は上がり湯をし、保湿剤を多めに塗って。
【対策2】入浴後の水分のふきとりはタオルをやさしくあてる

干からびがひどい部分には肌にタオルをやさしくあてて、水分を吸い込ませるようなイメージでふく。

【対策2】入浴後の水分のふきとりはタオルをやさしくあてる

間違ったケアで多いのが、水分をふきとる時に、タオルで肌をこするようにごしごしとふいてしまうこと。タオルは肌にやさしくあててこすらずに水分をふきとろう。また、水分のふきとりが不十分だと、水が蒸発する時に角質が抱える水分も一緒に蒸発してしまうため、乾燥の原因になるので注意。

【対策3】保湿剤は朝晩2回、ストロークは少なめに

肌の干からび予防には保湿剤が欠かせない。お風呂から上がったらできるだけ早めに保湿剤を塗布。夜1回より朝晩2回塗ったほうが肌を保護できるので、より乾燥予防に。また肌への刺激を最小限に抑えるため、保湿剤を肌に直接3点ほど置き、それをのばすように1~2往復で塗るのがおすすめ。

(1)広い面に置く

たとえば、すね、ひじから先など、塗りたい場所の広い面に3点ほど保湿剤を置く。

(2)ストロークは1~2回

指の腹を使って、3点に置いた保湿剤をのばすように下から上、上から下に1~2往復で塗る。

保湿剤の気になる成分


セラミド
保湿成分の中でも保湿力がもっとも高いのがセラミド。水分を強力に抱え込んで保持。乾燥が気になったらセラミド入りの保湿剤を。

尿素
角質を溶かして肌をやわらかくする働きのある尿素。ピーリング作用があるので、乾燥がひどい場合には避けたほうがベター。

多糖類・アミノ酸
角質層がもともと持っている天然保湿成分の中に多く含まれるのが、多糖類やアミノ酸。水とのなじみがよく保水力や保湿力が高い。
【対策4】冷えると干からび肌が進行!干からび地帯の露出は厳禁

イラスト/黒猫まな子

【対策4】冷えると干からび肌が進行!干からび地帯の露出は厳禁

皮膚温が低くなると肌の水分が蒸発しやすくなるため、冬は乾燥しやすい脚や腕はできるだけ外気に触れないように衣類で覆うこと。ただし敏感肌の中には暖め系素材が合わない人も。かゆみを感じたら、肌に触れるインナーなどはやわらかいコットンやシルク素材を選ぼう。また、素足にムートンブーツは汗で蒸れて皮膚を冷やすので、必ず靴下をはいて。

【×】ジャケットの下は薄着
【×】短いスカートに素足
【×】ブーツの中は素足

イラスト/黒猫まな子

【○】上着で首までしっかりカバー
【○】丈の長いコート
【○】脚を出さないパンツ
【○】ブーツ+靴下で防寒

教えてくれたのは

慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。皮膚の働きやスキンケア、生活習慣など、わかりやすい解説が人気で、メディアでも活躍。著書に『365日のスキンケア』(池田書店)。

撮影/伊藤泰寛、浜村達也

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