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花と緑が毎日の家事を豊かに!フラワースタイリストのキッチンを拝見 [おとなスタイル]

2018年02月17日(土) 10時00分配信

撮影/大河内禎

キッチンが魅力的な人って、料理上手が多いと思いませんか?
そんな素敵な場所を作るセンスは、どうやって磨くのだろう――?
数々の経験を経てたどりついた、生活術が生きているキッチンで、日常を心豊かに楽しむ方々のお宅を訪問。
居心地のよい場所にする工夫や使いやすくするための知恵、「これがいいんです!」という料理の秘密兵器、効率よく使うための収納法まで、じっくり見せていただきました。“私色のキッチン”から見える暮らし方のヒントを、たっぷりお届けします。
視界に入る花と緑が家事を豊かに

間取り図

視界に入る花と緑が家事を豊かに

平井かずみさん・46歳
フラワースタイリスト
2人+1匹暮らし・一戸建て
カウンターキッチン・キッチン約16平米

四方に窓がある明るいダイニングキッチン。せっかくの窓を塞がないよう、食器棚は上段・下段を分けて横に並べ、採光を確保した。

ふと手を止めれば、いつでも 花や緑を眺められる幸せ

「花は太陽に向かって咲きます。ですから、活けるときは、自分が太陽になったつもりで、自分と花の目が合うように。花のありのままの姿を大切にしています」
フラワースタイリスト・平井かずみさんが提唱するのは、花を通して日々を楽しく豊かにすること。そのポリシーは、一日のうちの長い時間を過ごす場所にも貫かれている。陽光が降り注ぐダイニングキッチンには、カウンターや食器棚の上はもちろんのこと、シンクや作業台、さらにはコンロの近くにまでも、季節の花やハーブが顔を覗かせているのだ。
「水を扱う場所に生命のある植物があるのはいいものだし、そうすれば自然と周囲をきれいにしておこうという気持ちが生まれる。だから、キッチンにこそ花を飾ろう! と、おすすめしたいんです」
細々とした地味な作業も多い台所仕事。それでも、ふとした瞬間にハーブの香りが漂ってくれば、青々とした緑が目に入れば、気持ちは和み背筋が伸びる。身のまわりに小さな自然を感じる、そのことが、これほど心をくつろがせるなんて!

撮影/大河内禎

ダイニングの食器棚の上にはニシキギ(右)とウド(左)の枝が。

「棚の上に飾るおすすめは、季節を感じさせる枝ものですね。枝は1本買うと長持ちするし、何より、挿すだけの手軽さなので、初心者向き。視線の先にいつも植物がある暮らしって、幸せですよ」

撮影/大河内禎

料理用に買った、プランターで育てたハーブが使い切れない……そんなときは、手洗い用の石けんにそっとひと枝。「葉をちぎって一緒に泡立てると、香りがいいですよ」と平井さん。

撮影/大河内禎

白いタイルを張った爽やかな水回り。無造作に活けられたハーブの枝(右はミント、左はマートル)が、天然素材の道具と呼応している。調理器具やタオルなどを吊り下げている木の枝は、よく散歩する多摩川河川敷で拾ったものを活用。

撮影/大河内禎

カウンターの上に活けた菊は、ダイニングキッチンとリビングの“間仕切り”役。「花があるとまずそこに目が行くので、キッチンが少々散らかっていても気にならないはず」と平井さん。

撮影/大河内禎

普段使いの茶器は木のトレーにまとめ、食器棚の上で常にスタンバイ。

 

■Profile
平井かずみさん
ひらいかずみ
東京・自由が丘の「cafe イカニカ」を拠点に、ワークショップの開催、イベント出演など多彩に活動中。最新著書は『あなたの暮らしに似合う花』(地球丸)。

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