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たった5分で「めぐるカラダ」に。健康美をつくるお灸のパワー [おとなスタイル]

2018年02月15日(木) 10時00分配信

お灸でめぐるからだに。

冷たい冬に限らず、女性を悩ませる「冷え」。冷えの原因である内臓機能の低下によって、内臓に十分な血液が届かなくなってしまうと、健康を損なうことに。いつまでも美しく健康でいるために、女性にとって冷えは大敵、血行不良をなんとか改善したいものです。
そんなお悩みの人におすすめなのが、お灸。東洋医学の概念「気・血・水」の循環を促し、健康美をつくる「めぐるからだ」へと導いてくれます。お灸にかかる時間は1回5分、誰でも、自宅で手軽にセルフケアができるのが魅力です。
安全で、手軽にできるのがお灸の魅力

「あつい」「こわい」「めんどう」は大きな間違い!

安全で、手軽にできるのがお灸の魅力

もぐさを直接肌にのせて、お線香で火をつけ、ジリジリと熱いのをがまんすることで効く……。多くの人が思い描くお灸のイメージです。
これは大きな間違い。第一に、現代のお灸はもぐさを和紙などでくるみ、紙パルプの台座につけたものが主流です。台座が温熱をやわらげてくれ、安全にお灸をすえることができます。
そもそも、お灸をすべきツボは血行が悪くなっているところなので、お灸をしても熱さを感じません。「熱い」と感じるならば、ツボをはずしている証拠。熱いのをがまんしても、効果を実感するどころか、やけどしてしまいます。血行が悪くなっているところにするからこそ、効果があるのです。正しく使用すれば、お灸は決して熱くもこわくもありません。

お灸をするだけで、潤うカラダになる理由

東洋医学では体の中を「気・血・水」がめぐっていると考えられています。「気」は元気、活気など生命活動の原動力。「血」は全身に栄養分や酸素を送る血液。「水」はリンパ液や唾液、尿など体内にある水分で、臓器や体表を潤します。
「気・血・水」は、体じゅうを網の目のように走る「経絡」というシステムを使って、内臓の全てをつなぎながらめぐっています。健康な状態ではスムーズだった循環が、疲れや生活習慣、内臓疾患などにより滞ると、肌にもそれが影響し、手や足にツボとなって表れるのです。
ツボになっているところは、肌の内側の毛細血管が弱まってすみずみまで栄養を運ぶことができなくなっているため、表皮にはハリがなく、触れると肌の状態が他とは違っているのがわかります。お灸はピンポイントで温熱を届けられるアイテム。だからこそ弱まった毛細血管にも血がめぐり、体の中全体を整えていく、これがお灸のしくみです。

手や足をそっとなでるように触って、へこみを感じるところやカサカサしたところがあれば、そこがあなたのお灸ツボ。1日に1個だけでもOK。
お灸のツボを確実にみつける3つのポイント

熱さを感じる場合はお灸ツボではありません。

お灸のツボを確実にみつける3つのポイント

自宅で簡単にセルフケアができるのがお灸の魅力。でも、肝心のツボを正しくみつけられるか不安、という人も多いはず。お灸の製造元「せんねん灸」がおすすめするセルフケアのツボは、両手と両足がメイン。お灸のサインは、必ず肌に表れるので、ツボは自分で簡単にみつけることができます。

みつけ方は簡単。手や足をすーっと指で撫でてみて……

1:へこみを感じるところ

2:「むくみ」「くすみ」があるところ

3:押すと「軽い痛み」があるところ

この3つのいずれかに当てはまれば、そこはお灸ツボ。お灸をしてみて熱さを感じなければ、正解です。
みつけたツボが正解か否かの答えは、すぐに判断できる

熱いと感じたら、すぐにお灸をはずしてくださいね。

みつけたツボが正解か否かの答えは、すぐに判断できる

「本に書いてあるツボの位置にお灸をしたけど、効果が感じられなかった」という声がありますが、それは当然のこと。ツボは、体型などにより人それぞれ微妙に位置が違います。
ですから、指定されている位置の周辺もそっと撫でてみて、先に述べた3つのポイントにあてはまるところが、あなたのツボです。
注意すべきは、お灸をすえて「熱い」と感じたら、すぐにお灸をはずすこと。お灸を必要としているツボは血行不良をおこしているため熱さを感じません。

■正しいお灸ツボ  → お灸をすえても熱さを感じない  → 効果あり

■間違ったお灸ツボ → お灸をすえると「熱い」と感じる → 効果なし

正しいツボをみつけて何度かお灸を続けていくうちに、熱さを感じるようになったら、血行不良が改善された証拠。そのツボにお灸をする必要はありません。

症状が出たところに、改善のツボはない?!

「肩がこっているから、肩にお灸をすればラクになる」、というのは誤解。「経絡」を使って体中をめぐる「気・血・水」の流れが滞っている場所にお灸をすえて、スムーズに流れるようにするのがお灸のしくみ。全てはつながっていて、影響し合っているのですから、肩こりの原因が肩にあるとは限らないのです。
たとえば、顔のむくみは腸の働きに原因があり、腸の働きが低下すると「経絡」が滞ってむくみを引き起こします。そんなときは腸の働きを促すツボにお灸を。代表的なツボは「足三里」です。

足三里の探し方

膝のお皿のすぐ下の外側のくぼみに人差し指を置き、親指以外の指を揃えて小指のあたるあたり。ツボは人によって多少のズレがあるので、広い範囲で探してみましょう。

本などで紹介されているツボの位置は、あくまでも参考ポイントです。ツボ位置として指定されているポイントの周りを撫でて、あなたのツボを探して、症状を緩和させましょう。

お灸を続けていると、本を参考にしなくても、自分のツボをみつけられるようになります。
「症状がやわらいだ」「冷えを感じなくなった」「肌のつやが出たような気がする」など、お灸パワーを実感している女性が増えています。

1個にかかる時間はたった5分です。お灸を毎日の習慣にして、いきいき輝く女性になりましょう。

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