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デヴィ夫人の婚活論「結婚生活で一番大切なこと」[with]

2018年02月12日(月) 20時00分配信

結婚生活で一番大切なこと

デヴィ・スカルノ

結婚生活で一番大切なこと

結婚に憧れる女子が気になる“結婚で一番大切なこと”。デヴィ夫人はいったい何のことを指しているのでしょうか。結婚って“好き”という気持ちだけでは続かないのはわかるけど、何を大切にしたら良い結婚生活が送れるの? そんな疑問をデヴィ夫人に尋ねてみました。これを読めば理想の結婚も夢じゃないかも。

「尊敬」と「信頼」と「思いやり」

みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。

本日は『結婚で大切なこと』をお話しさせていただきたいと思っています。
結婚生活で一番大切なことは「尊敬」と「信頼」と「思いやり」です。
これが真の愛情です。

結婚した男性を敬い信じる、そして思いやる。
これさえできれば、あなたの結婚生活は例外なくうまく行きます。

浮気だって「尊敬」と「信頼」と「思いやり」さえあれば、何の問題もございません。

例えば、毎晩旦那が遅く帰宅しているといたします。

「毎晩遅く帰ってきて、どこで何をしているのかしら?きっと浮気をしているんだわ。」
「同僚と飲んでいた」と言われ、「きっと女と遊んでいたに違いないわ」とケンカ腰になる。

または
「遅くまでお疲れだったでしょう。今日一日大変だったわね」と言って、お茶を出す。

どちらのセリフが良妻かはおわかりですよね。

本当に浮気をして帰りが遅いとしても、
前者は旦那を責めて居心地を悪くしてしまいます。ひどい場合は家に寄り付かなくなりますわ。
後者はどうでしょう。
自分を信頼し、待ってくれている。「こんないい妻を悲しませてはいけない。
浮気はやめよう」男の方から浮気を終わりにしてくれるかもしれませんね。

旦那や彼氏の浮気に気がついてしまったとしても、
『私の所が一番居心地が良いはず』と自信をお持ちなさい。
男を信頼することで、結局はあなたが得をするのです。
堂々と浮気をされるようになったら話は別ですよ。
でも、コソコソとあなたにバレないように悪事を働いているとしたらいいじゃありませんか。
あなたは妻なのです。
「見ぬふり」をして、ドンと構えていらっしゃったらよろしいんじゃないかしら。
男のすべてを疑って常に目を光らせていては、その雰囲気は必ず相手への態度に出ます。
そんなことより、その情熱は自分を高めることに注いだ方が幸せですよね。

責められると男は逃げたくなる

浮気を責めて逃げ場を失った男は、あなたの前からいなくなります!
愛していて失いたくないなら、彼を信じること。
そして一緒にいるときは敬うの。
『信頼』って不思議なものなのよ。
見えない手綱みたいなもので、心から信じると男性に絡みついて、妻の範疇でしか行動できなくなるのよ。
ウソだと思うなら試してみてはいかが?
どんな束縛よりも効果があるわ。

それでも男の浮気が気になるなら、こう言っておやりなさい。
「○○さんの旦那さん、浮気しているみたいなの。」
「あなたはどう思う?男の浮気のこと」って。

悪趣味かもしれないけど、本当に浮気している男は、
こんなこと言われたらドキッとするから。

結婚しても緊張感のあるフランス人

日本の夫婦って、結婚したとたんに安心して油断してお互いに何でも見せ合ってしまうのよね。気持ちが緩んでしまうのかしら?

フランスで日本の夫婦のことを話したら、みんなから「信じられない」と言われます。
フランスでは夫婦は結婚してからの方が緊張感を持つの。

自分の妻であっても、誰に寝取られるかわからない。
自分の旦那が他の女のところへ行かないように。

夫婦になってもお互いが尊敬しあい、真剣に見つめ合うの。
いつまでも新鮮で、お互いにアトラクティブでありたい。
お互いを敬っているから、相手の前でゲップなんて絶対にしない!
もうそれはおならと同じぐらい悪いこと。
フランスでそんなことをしたら、みんな恐縮しますよ。
自分のマイナス点は相手に悟られないこと、見せないこと、慣れさせないこと、これ大事ですよ。
一番気を遣わなければならない相手は、夫であり妻なのです。

あとは真っ裸で絶対に歩くことはいたしません。
妻が夫の前でおしゃれやメイクをしなくなってしまったり、
夫が釣った魚に餌をやらなくなくなったり。
どんなに長く連れ添ったとしても、それは絶対にダメよ。

結婚し、籍を入れた途端に安心し油断して、
相手が誰かに取られそうになったら、責めて追い詰める。
これでは結婚生活はうまく行きませんよね。

好きになり選ばれて結婚した相手。
疑うよりも信頼し尊敬して思いやりをもって添い遂げる。

これこそが美しい夫婦の姿ではないでしょうか。

では、今日はここで失礼いたします。
ごきげんよう。

デヴィ・スカルノ
デヴィ・スカルノ

デヴィ・スカルノ

デヴィ・スカルノ

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。大統領が亡くなった後はパリへ拠点を移し、社交界では『東洋の真珠』とうたわれ、デヴィ婦人の愛称で親しまれる。華麗な経歴、そして浮世離れした存在感として講演、コメンテーター、バラエティー、他TV番組等多様に展開。また地球規模で慈善活動を行っている。

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