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同僚との毎日ランチを断りたい!ストレス無く断れる3つの心理学的アドバイス [with]

2018年02月05日(月) 12時00分配信

写真:Lmuotoilu/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』。 人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。 よりよいOL生活を楽しんでもうらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。今回は「同僚たちとのランチ」に関するお悩みです。

今回のお悩み

職場の女性グループから毎回ランチに誘われるのですが、ランチでは特に自分から話すこともなく、私は楽しむことができません。でも、誘いをお断りするのも嫌な奴だと思われたりしないかと不安です。正直ランチの時間くらい一人で好きなことをしながら食事をしたいのですが……どのようにお誘いをお断りすればよいでしょうか。
(30歳・IT・Kさん)
毎日のランチの時間を共にしなければ!と義務感にかられるのは苦痛ですよね。

集団社会の中で一人でいると「私、友達がいないのかも」という焦りが生まれ、不安に陥る人が多くいます。そこで、誰かと一緒にいたいという「親和欲求」が働き、群れたがるのです。学生の頃にありがちだった「一緒にトイレにいこ〜」「お揃いで買おう〜!」などというのと同様です。

でも今は、職場の話。一人でいることは、むしろ“自立した女性”の証。気にする必要はないのです。毎日束縛された気持ちでいては、自分自身のストレスの元となってしまいますね。ここは、精神的にも自分をストレスから解放させ、程よい距離感を保てるように物理的にも自立していく必要があります。
ではでは、ストレスフリーになるためにこの3つを実践してみましょう!
・休憩も仕事のひとつと考える
・群れてストレス解消パターンも尊重する
・他人を知る勉強の時間と捉えてみる

・休憩も仕事のひとつと考える

誘いを断ると嫌な奴だと思われないか不安というKさんのおっしゃる通り、
「断ったら嫌われるのではないか」などと、つい人の感情に振り回され、無理して周囲に合わせてしまいがちですよね。でも相手の感情ばかりに焦点をあててしまうと、断ることへのストレスや不安が増してしまいます。さらに、無意識に私のことをわかってくれない同僚たち、という見方に変わり、余計にその場にいるのが苦痛になってしまう可能性も。せっかくの休憩時間にエネルギーを消耗してしまうのは、本望ではありませんよね。

人の気持ちを優先して考えてしまうと、いつの間にか相手の気持ちに支配されてしまいます。また、同僚たちといることが本来は苦痛ではないはずなのに、ランチをする度にどんどん同僚との時間が嫌になってしまうのは本末転倒です。ちょうどいい距離感を保つことが自分にとって一番いい付き合い方なのであれば、そうした方が今後も無理なく関係性を保てるでしょう。

ここは、休憩時間=自分自身の疲れを取る「仕事のひとつ」として捉えていきましょう。

このように捉えれば、義務感はなくなり、一人で休憩をすることへの勇気が湧いてくるはずです。

・群れてストレス解消パターンも尊重する

それでは、実際に一人ランチをすることへ行動を移してみましょう。

同僚は好意として誘ってくれているはずなので「一人のほうが楽なので……」などの否定的なお断りは厳禁です。まず前提として、実際にみんなで話をすることでストレス解消になる人もいます。決して悪いことではなく、自立していない人たち、なわけではありません。単にタイプの違いと受け止めておきましょう。

それを踏まえて、「サンドイッチ話法」というプラスの言葉を挟みながら、断りを伝える方法を実践してみて下さい。「お誘いいただき嬉しいのですが、今日は済ませたい用事があるので、外でサクッと食べちゃいますね。また余裕がある日に是非参加させてください」というように、できるだけ明確な理由を入れて相手を不快にさせずに断るようにしましょう。

嫌われないかな、自分は苦痛だ、という気持ちで接してしまうと同僚たちにも「私たちと一緒にランチしたくないのかな」と伝わってしまうものです。なので、仕事のひとつとして考え、相手もしっかり尊重する前向きな気持ちでお断りすれば嫌な印象にはならないでしょう。

ただ、急に毎日のようにランチをお断りするのも相手に不信感を与えてしまいますので、まずは週1からというように、徐々に距離感を置くのがよいです。また前提として、付き合いが悪い人と思われないためにも、普段から同僚たちとコミュニケーションを取ることも大切です。

そうすることで、周りからの評価が下がるということもありません。

・他人を知る勉強の時間と捉えてみる

毎回お断りするのは現実的に難しいと思いますので、そんな時はランチの場を「つまらない時間」と捉えるのではなく、「他人を知る勉強の時間」としてみましょう。

同僚に質問をしてみたりして、色んな考え方を知り、知識を増やすのも、自分の人生において豊かになるものです。「こんな考え方の人もいるんだ」「自分はどうかな?」など、他者を通じて自分を見ることができる成長の機会だ、と捉えてみるのはいかがでしょう。

その場を辛いと感じてしまうと本当に辛くなってしまうもの。気持ちの持ちようは自分次第ですので、自分にとってストレスのないように気持ちを持つことは大切なことです。このように見方を変えて、ランチの時間をプラスに捉えて有効活用しましょう。

ということで、今回の合言葉は「違う人種の観察時間」。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♪

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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