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化粧水の量、正しい手順…いまさら聞けない!?スキンケアの正解 [おとなスタイル]

2018年02月05日(月) 10時00分配信

撮影/武藤 誠

今、化粧品は驚くほど進化しています。エイジングによる肌変化があらわれる50代にはうれしい限りですが、美容や化粧品の知識は更新していますか? 昔の知識や勘違いしたやり方では、今の自分に合わないことも……! そこで今回は、50代の為に「美容のわからない」を大募集。今さら聞けないギモンにも、トコトンお答えします!

実はケアのたびに迷ってた、 キホン的なモヤモヤを解消。

美容・医療ジャーナリストの海野さんが、本音でお答えします!

海野由利子さん
美容・医療ジャーナリスト
最先端の化粧品を使い続けて30年。美容医療を体験取材し続けて19年。医師や研究者、専門家に取材した情報と自らの体験に基づいて、同世代の読者にお伝えします。

泡ソープを使うのと、自分で泡立てるのと、 どちらが肌にいいの?

A.洗顔料の泡には、油性の汚れを引きつけて剥がす働きがあり、泡が細かいほど毛穴やキメまで侵入。さらに、弾力があれば泡にもっちりとした厚みが出て、手が肌をこする刺激を防げます。というわけで、きめ細かな泡が作れるなら、フォームタイプでも自分で泡立てるタイプでも、どちらでもよいのです。時間がないときはフォームタイプやメイクも落とせるものは便利。むしろ大事なのは、“すすぎの早さ”。いつまでも洗顔料が肌に残り、ぬるついていると何度もすすぐことになり、肌内部のうるおいが流出して肌乾燥につながります。泡立ちがよく、すすぎの早いものを選んで。

化粧品、特に化粧水はたっぷり使うほうがいいと聞きますが本当?

A.ほとんどの化粧品の容器か箱、能書きには使用量が記載。まずはその量を使ってみること。多いと感じた場合は減らしてもいいけれど、少量を薄くのばすような使い方だと、うるおいが巡らず効果が得られない可能性も。とはいえ、皮膚に浸透する量には限度があるので、やたらに多くつける必要なし。「たっぷり」より「適量」が正解。
スキンケアは顔のどの部分から?正しい手順は?

イラスト/アットミクスト

スキンケアは顔のどの部分から?正しい手順は?

図のように、顔は乾きやすいエリア(青)と、比較的角層が厚く皮脂分泌が多くて乾きにくいエリア(肌色)があります。
洗顔は、毛穴が大きく、汗や皮脂で汚れやすい肌色エリアのTゾーンから。洗濯で、汚れやすい衿・袖口を先に部分洗いするのと同じです。次に洗い残しやすいフェイスラインを。最後に、乾燥しやすい目もとと頬を軽くなでるくらいで。よく両頬に泡をのせて洗顔するCMを見かけますが、あれはNG 。頬は乾燥しやすく、手でくるくる洗うと必要な角質も奪われます。逆に、化粧水や乳液などの「与えるケア」は、乾燥しやすい頬と目もとからしっかり潤して。肌色のエリアは最後にべたつかない程度にのばしましょう。

食事やサプリで栄養を摂るほうが早く効果が出るのでは?

A.食事やサプリは質のいい肌を作るために確かに重要。ですが、口から摂った栄養は内臓や脳など生命に関わる部分から優先的に使われ、肌や髪に栄養が届くのは、ほぼ最後になります。栄養状態が悪いとまず、肌や髪に影響が出るのはそんなことから。
口からの栄養だけでなく、肌に直接働き、美容成分を届ける化粧品の存在はやはり重要なのです。

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