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「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子さんの愛用品 [FRaU]

2018年01月20日(土) 20時00分配信

佐藤さんが愛用する「点と線模様製作」のハンカチとラトビアのカゴ。 撮影:若木信吾

ブランディングディレクター福田春美さんが、ネットショップ「北欧、暮らしの道具店」の店長を務める佐藤友子さんにインタビュー。北欧のライフスタイルに憧れてスタートしたという佐藤さんの仕事と愛用品についてうかがいました。
お話をうかがったのはこちらのゲスト

仕事の合間にコーヒーブレイクする佐藤さん。 撮影:若木信吾

お話をうかがったのはこちらのゲスト

「北欧、暮らしの道具店」 店長
佐藤友子さん
インテリアコーディネートの仕事を経て、2006年に兄の青木耕平氏と株式会社クラシコムを創業。2007年、北欧雑貨をはじめとする、暮らしの道具を取り扱うネットショップ「北欧、暮らしの道具店」をオープンし、店長に。次の展開を見据えて、さまざまな企画を考案中。
潜在的なニーズを探り 使える暮らしの道具を提案

右はウプサラエクビー社のマリ・シムルソンによる一輪挿し。左はスウェーデン製の豚の貯金箱。 撮影:若木信吾

潜在的なニーズを探り 使える暮らしの道具を提案

春美(以下):佐藤さんが最初に北欧に惹かれたきっかけを教えてください。

佐藤(以下):12年前、ストックホルムに行った際に、観光だけでなく、現地の方の暮らしぶりを間近で見せてもらう機会があったんです。平日は18時に帰って、キャンドルを灯して穏やかに過ごす。とても自然で無理がない生活スタイルが素晴らしいと思って衝撃を受けました。心の中で自分がイメージしていた理想の暮らし方はこんな感じかもしれないと。その時の感動がすべての原点です。

壁にかかった私物のポットマットは、スウェーデンのヴィンテージ。 撮影:若木信吾

:今はインスタグラムのフォロワーが63万人と聞いて! すごいですね。

:ユーザーが毎日アクセスできて、本当に使えるものを選べるように、リアルな目線を忘れないように心がけています。

北欧にハマった当時買ったイリスハントバーグのブラシ。今では店のシンボル的なアイテム。 撮影:若木信吾

:商品化する際の検証にも、とても時間を費やしますよね。

:やはり道具は使ってこそ。みんなが使いたいと思うものを紹介する店なので、新しく商品を紹介する前に、何度も議論を重ねます。不快に思ったり、使い続けて違和感を感じたりすることのないように、事前の検証がとても大切なんです。

丸いフォルムが美しいカップは、人気の陶芸家・飯高幸作氏と一緒に作ったオリジナル。 撮影:若木信吾

:新商品は発売開始早々に売り切れることもあると聞きました。

:買いたいと思ってくださるということは、お客様とのエンゲージメントが築けたという証拠。そこに共感や納得感、安心感を持っていただけないと数分で決済はできません。ユーザーは、潜在的なレベルで使っているもの、着ている服に違和感を感じていることがあるので「そうそう、こんなの欲しかった」と共感してもらえることこそが、この仕事の醍醐味です。そんな企画を発信し続けたいと思っています。
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。

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