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“リバウンド地獄”脱出!ダイエットの失敗は濃い味依存が原因かも!? [おとなスタイル]

2018年01月20日(土) 10時00分配信

ダイエットは成功できる!?

若いころから何度も挑戦しては、挫折し続けてきたダイエット。もはや「やせなきゃ」は口癖となり、ダイエット成功は、“叶わぬ夢”なのかも……。
いえいえ、そんなことはありません。
今回は、予防医学研究者の石川善樹さんが、ダイエットの本質に迫ります。

どんな方法よりも意識を変えることが大事です。

50代以降は舌が老ける。
味覚をリセットすると太りにくくなる

「一般に年齢を重ねると濃い味を好むようになり、それがダイエットの邪魔をします。味の濃い食べ物は、塩分はもちろん、脂や糖も多く含まれていて依存性があり、もっと食べたい、という欲求が生まれます。結果、太りやすくなるのです」
濃い味を好む、食べすぎるという人は、次に紹介する石川さん考案の食事法で、味覚を普通に戻しましょう。

1:徐々に薄味に慣らしながら、ゆっくり時間をかけて食べる(脳の満腹中枢に指令がいくまで20分以上かかるため)。

2:旨みのあるものを食事の最後に食べる。味噌汁、お吸い物など汁物はだしが効いて簡単に旨みが感じられます。

3:香りがある食材、食感のある固めの素材を豊富に取り入れる。香りで満足度を上げ、たくさん噛むことで満腹感も満たされやすくなる。

 
テレビ以外に優先するものがある人は太りにくい

「生きがいがある人や生活に優先順位がある人は、時間の使い方が上手な人が多く、ダラダラが少ない傾向があります。うまく時間を作って散歩をするなど、太りにくい行動習慣を持つ人が多い」と石川さん。
一方、「優先するものがない人は、時間があればテレビをダラダラ見てしまう。太りやすい人、ちっともやせないという人は、手軽に満足できる楽しみに浸りがちです。まずは、一日を振り返って、時間をどう使っているか確認してみましょう」

「メタボカリーヘルシー」の人もいる。
自分にとって“やせ”が本当に必要か、の検証を

太っているよりやせているほうが健康、と思いがちです。
「でも、10kgやせたいと思っても、それが自分に適正かは、検証が必要です。今の体重で健康な人もいれば、体重は重くても健康なメタボカリーヘルシーと呼ばれる人もいて、適正体重には個人差があります。健康評価としては、20歳のときの体重にプラス10kgまでは許容範囲。50代以降は、過度なダイエットは寿命に影響することも。健康診断時に、医師などに相談し、ベストな体重を冷静に探ることです」

リバウンド地獄は1日122キロカロリーの消費で解消できる

「ダイエットで大事なのは、目指す体重を維持することです。でも、無理な減量計画だと簡単にリバウンドします。普通に生活しながら減量できる限度は1ヵ月に2~3kg。それ以上だと必ず体重は元に戻ります」と石川さん。
また、目標体重になったからと元の生活に戻った途端に、体重は振りだしに……。

「私が研究で出した数値ですが、体重を元に戻さないためには、毎日122キロカロリーのマイナスが必要です。クッキー2枚を我慢するか、少し早歩きで30分、ちょっと丁寧な掃除20分間が目安。ほんの少しがんばれば、リバウンド地獄は解消されるはずです」

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