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今こそ、続かないダイエットの見直しを!やせ方の常識って? [おとなスタイル]

2017年12月27日(水) 10時00分配信

自分に合ったダイエットに出会うまでは、 片っ端から試すべき。

若いころから何度も挑戦しては、挫折し続けてきたダイエット。もはや「やせなきゃ」は口癖となり、ダイエット成功は、“叶わぬ夢”なのかも……。
いえいえ、そんなことはありません。
今回は、予防医学研究者の石川善樹さんが、ダイエットの本質に迫ります。

これまで何度もダイエットに失敗した人は「怠け者でガマンがない自分に原因がある」と思いがちです。でも、その考えは間違っています。
世の中には実に様々なダイエット法があるのに、それでもなお、新たなダイエット法が生まれ続けます。その理由は、万人に効果がある決定打が見つかっていないからです。決定打がない以上、片っ端から様々な方法を試して自分にぴったり合うものを探すしかありません。今まで失敗続きなのは、まだチャレンジの数が足りないだけなのです。
人間は弱い生き物です。何かをガマンしたり辛い思いを伴う行為は、継続できません。あなたがラクにストレスなく続けられるものと出会うまで、どんな方法でも、とことん試し続けてみましょう。三日坊主でも大丈夫。間をおかずに次を試せば、ダイエットは継続されているのと同じです。いっそ3日でやめる前提で新たなダイエット法を20個用意して、次々に挑戦する。
こんな新しい発想で、ダイエットを考えてもいいのです。

ダイエットをやるなら一生やる。繰り返すから太りやすくなる

「ダイエットのゴールって何だと思いますか? 本当は、やせることではなく、“やせたままでいること”です。でも実は、それが一番難しい。ダイエットは目標が達成できるとやめてしまう人がとても多い。その結果、ほとんどの人が、ダイエット前より基礎代謝が落ち、太りやすい体に変わってしまうのです」
石川さんによると、ダイエットの成功とは、1年以上、目標とする体重をキープできること。これが基本定義です。
「安易にダイエットに手を出してはいけない理由が、そこにあります。やるなら一生やる。途中でやめるくらいならやらないほうがいい。50代ならそれくらいの気持ちでいさぎよくダイエットを考えてみるのがいいでしょう」

ラクというより無理をしない。習慣に結びつくものが理想的

大きな負荷だと続かない。むしろ、負荷のない方法にダイエット継続の鍵はある、と石川さんはいいます。
「人の脳は、無理や大きな変化を嫌うという特性を持っています。理想のダイエットは小さな変化でできること。それを習慣化すればいい
それには自然と習慣化できる環境づくりがポイント。
「長年通っているお料理教室の後にジムのスケジュールを入れるとか。すでに身についている習慣にくっつけるとスムーズです。ルーティンワークにしていることと組み合わせられるプランなら、面倒臭さは半減します。心に負担をかけない、という視点で計画を立てるべきです」

目安としては2年続けられるダイエットであれば、成功の確率は上がる

「とりあえず2週間頑張ろう」と、短期間目標のダイエットをしてきた人は多いのでは? これも失敗のもとです。
「少なくとも2年続けられるものを考えてみましょう。こう話すと“そんなものはない”と言う方もいます。でも、ダイエットとは炭水化物を抜くことやジムで重たいダンベルを持つことではありません。例えば、テニスが大好きならそれをすればいいのです。やりたいことなら週に何度通っても苦になりません。好きこそダイエットの成功の鍵です」

世界のどこかに、自分に合うダイエットがきっとある

自分の好きなことをダイエットに、といっても思い浮かばず、何から手を出していいかわからない人も多いはずです。
「迷ったら、話題のもので心に留まったものを色々試してみればいいんです。合わないもの、方法として無理なものは、どうせ長続きしません。色々試したけど見つからないという人は、まだまだチャレンジの数が足りないのかも」とスパルタ発言の石川さん。
一生続けたい、これなら続くと、思えるものが見つかるまで探すことです運動(スポーツ)だけでも、世の中には数千の種類があります。その中には、心から楽しめるものが、きっとあるはずです」
あえて、厳しいことを言います。
ラクにやせるのは無理。
どんな方法よりも意識を変えることが大事です。

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