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メールやLINEばかりで、人と話さないと「たるみ」が増える! [おとなスタイル]

2017年12月18日(月) 10時00分配信

毎日の習慣がたるみを助長させてる!?

顔のたるみはほうれい線、フェイスラインのゆるみだけではありません。最近アイラインが描きにくくなったなぁ、目の下のクマが消えにくくなったなぁ……それも実はたるみのせいです。と新著『周りはあなたの老化に気づいています 「他人目線」でたるみケア』で語るのは、資生堂のカリスマ研究員であり、「見た目年齢」のパイオニア江連智暢さん。

そのたるみ、たるむ人、たるまない人その差は毎日の習慣にあり! なのです。

人と話す時は、きちんと相手に正対して、相手の目を見て話すのが常識。ところが、ふと気がつくと目だけ上げて相手を見て話すことが癖になっている……思い当たる節はありませんか?

実はこのふるまいがたるみを助長させています。たとえば、下を向いたまま顔を上げずに目だけで相手を見上げると額にシワが寄るでしょう? 同時に、表情筋を動かさないために、たるみを進行させているのです。

直接人と話して笑わないとたるみが助長される

さらにスマートフォンやパソコンが普及してからは、下を向いている時間が増えたため、重力の影響を受けやすくたるみが進んで、フェイスラインが崩れたり、二重あごになったりするという説をよく聞きます。

「でも、じつはそれよりもスマートフォンやメールでコミュニケーションをとることが多くなり、人と直接コミュニケーションをとることが減っていることのほうが、たるみの引き金になっています」と江連さん。

連絡はメールやLINEですませるから、みんなで話をする時間が減り、自分ひとりの時間が増えるから笑う時間が減る。さらに直接、人と接しない分、人に見られている意識が減る。こうしていくうちにたるみが助長されるというのです。

相手に対して話す、口角を上げてにこやかに笑う……正しい表情、豊かな表情は、すなわち、表情筋を正しく動かすということ。それを心がけることによって、たるみを防ぐことが可能なのです。

たるみというと、つい顔だけ、美容だけに目を向けがちですが、コミュニケーションだけでなく、食事や運動などの日常生活の習慣にもその要因が潜んでいます。

たるみをはじめ、さまざまな老化を防いで、美しさをキープするためには規則正しい生活も重要。当たり前と思っていることを当たり前にすることが大切です。
江連智暢(えづれ・とものぶ)
株式会社資生堂 ライフサイエンス研究センター主任研究員。入社以来一貫して、アンチエイジング領域の研究開発に従事。皮膚科学研究を基点に体系的なアンチエイジング理論を生み出し、多くの主力製品を開発。化粧品業界のオリンピックといわれる国際化粧品技術者連盟の世界大会で世界初の2大会連続で最優秀賞を獲得したほか、皮膚科学の国際学会、日本美容皮膚科学会、日本結合組織学会などの専門学会でも受賞。同社の研究開発の最先端で活動中。

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