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寝起きの悪さは○○が原因!明日から試したい【スッキリ寝起きのコツ】 [VOCE]

2017年11月30日(木) 12時00分配信

今回は、いつも使っている「アラーム時計」の使い方について。皆さん、正しく使えていますか?

1200名以上の女性の睡眠の悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、良質な睡眠をとって美しさを磨くコツをご紹介。

毎朝、けたたましく何度も鳴り響くアラーム時計。休み明けは特に寝起きが悪いという方は、実はその原因はアラーム時計の使い方が間違っているかも。
プチ不調をかかえる女性100名を調査した結果、
睡眠に関する悩みの第1位は「寝起きが悪い」


今回は、“スッキリ寝起き”が叶う正しい起床のコツを、1200名以上の女性の睡眠の悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子がご紹介します。
スヌーズ機能は寝起き悪化の元凶

深い睡眠時にスッキリ目覚めるなんて、どんな人でも難しいこと。だから、アラームのスヌーズ機能は、スッキリ寝起きの大敵なのです。

スヌーズ機能は寝起き悪化の元凶

多くの方が使用しているアラーム時計のスヌーズ機能。5分ごとや10分ごとなど、あらかじめ何度もアラーム音が鳴るように設定されている方は多いのではないでしょうか。でも、この「スヌーズ機能」は、寝起きが悪くなる大きな原因の1つ。
そもそも、睡眠時はご存知の通り、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。寝始めてから、ノンレム睡眠の中でも浅い眠りである睡眠段階1からスタートし、睡眠段階2〜4を経てレム睡眠が出現。一晩で、ノンレム睡眠とレム睡眠が周期的に交代して出現しますが、後半は睡眠段階2とレム睡眠が多くなっていき、目覚めるのが理想です。
しかし、それを妨げるのがなんと、スヌーズ機能なんです。本来、夜寝はじめてから約3時間以内に80〜90%出現する、ノンレム睡眠段階3・4の脳波が、スヌーズ機能によって、出現するはずのない朝に出現するということがわかっています。

体温・血圧が低下すると、起きるのが辛くなる

体温や血圧、自律神経の観点からもお話しましょう。通常、朝の目覚めに向かって、体温や血圧は高く、そして自律神経の交感神経は優位になりつつあり、活動モードへ向かいます。しかし、一度目のアラーム時計が鳴ったとき、まだ寝たりないからと、2度目のアラーム時計が鳴るまで、二度寝したとします。そうすると、先述の通り深い睡眠が出現し、それに伴い、体温や血圧が下がり、交感神経が低下してしまいます。そう、休息モードに切り替わってしまう、ということです。
体温の低下というのは、冬眠中の動物を想像すると分かりやすいでしょう。冬眠中の動物は体温を低下させて、活動量を落とします。つまり、体温が下がると、活動モードから休息モードに切り替わるということです。そんなときに、二度目のアラーム時計の音が鳴ったらどうでしょう?深夜に無理やり起こされているようなものなので、すぐにスッキリ起きられないのは、当然ですよね。

スヌーズ機能は絶対にOFFすること

気持ちの良い朝を迎えたいなら、まずはスヌーズ機能をOFFにしましょう。その際、寝坊してしまったらどうしようという心配は無用です。人は、何回かアラーム時計が鳴る……と分かっているから、甘えて再度寝てしまい、その結果寝起きが悪くなるのです。「よし、明日からスヌーズ機能を使わないぞ」と寝る前に誓って眠ると、案外一度で起きられたりするものです。
起床時刻の1時間前に目が覚めたら、もう一度寝る……はNG!

最も良い目覚めというのは、アラーム時計に頼らず、自然に目覚めること。体温や血圧がどんどん上昇する過程で目覚めているので、目覚めがスッキリするのです。

起床時刻の1時間前に目が覚めたら、もう一度寝る……はNG!

また、起床時刻より1時間程前に目覚めてしまった場合は、もったいないと思わず、そのまま起きましょう。早く起きてしまったから損だ!と、アラーム時計がなるまで再度眠る方は多いですが、アラームが鳴る1時間後に、目覚めに適した浅い眠りになっていない可能性もあるため、寝起き悪化に繋がりやすいです。

6時間半〜8時間未満の睡眠は確保すること

当然ながら、最適な睡眠時間を確保できていなければ、スヌーズ機能云々の話ではありません。6時間半未満の睡眠時間が続くと、自分では知らず知らずのうちに、疲労が蓄積し、仕事の能率が下がったり、肌の新陳代謝が遅くなり肌荒れに繋がったりと、健康や美に様々な影響が得ることが分かっています。もちろん睡眠の質が最も大切ですが、睡眠時間不足も大変問題です。該当する方は、6時間半〜8時間未満の睡眠は確保するようにしましょう。
睡眠時間については、【今晩から始める“正しい睡眠時間”】寝起きが悪いと太るし、記憶力も低下 を参照にしてください。

どうしても心配なら光のアラーム時計を用意

アラーム音を日中に耳にしたら、どんな気分になりますか?なんだか、嫌な気分……と思われた方は、アラーム音がストレスの原因になっているようです。また例え、好きなアーティストの曲をアラーム音に設定をしても、外出先などでその曲が流れたら、気分が悪くなる方も。
本来ヒトは、太陽がのぼって、沈むという明暗サイクルから体内時計が備わり、起床就寝を繰り返します。そのため、音で起きる、という行為そのものが不自然であるため、不快感を感じやすいのです。でも、「起床時刻の知らせ」がなくて不安な方もいらっしゃることでしょう。そんな方は、起床時刻に光で起こしてくれる、光のアラーム時計を用意してみましょう。光の目覚まし時計は、本来備わっている体内メカニズムに沿って目覚めることができるため、気分良くスッと目覚めることが可能になります。
まだ眠っていたとしても、目覚まし時計の光が、まぶたを通して、体内時計の司令塔である視交叉上核に信号を送ります。すると、体温や血圧を高めるよう、体全体に指令を送るので、朝から活動的に行動できるようになります。午前中は、いつもエンジンがかからない……という方にはおすすめです。



毎朝、気分よく起きることができるようになれば、最高の1日がスタートするはず。朝の寝起きが悪さを放置せず、ぜひ、皆さんの習慣に取り入れてみてください。
小林 麻利子
睡眠・入浴を中心に生活習慣を見直し、8kgの減量に成功。生活習慣改善サロン「Flura」を主宰。約1200名の女性の悩みを解決し、予約待ちの状況が続いている。著書「美人をつくる熟睡スイッチ」(G.B.)。

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