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体験取材!女優を虜にする「黒田流ベースメイク」の正体 [FRaU]

2017年11月11日(土) 17時00分配信

ヘア&メイクアップアーティストの黒田啓蔵さんをご存知ですか? 名だたる女優さんや有名シンガーなどを手掛け、彼女たちに「黒田さんじゃなきゃダメ!」と言わしめた、トップ中のトップアーティスト。

そんな黒田さんの知られざるメイクテクを教えてもらおうと取材に伺ったところ、なんと実際にメイクをしていただく機会に恵まれました! そしてそこから驚くべき技が出てくるわ、出てくるわ!

“スゴ技のデパート” ともいうべき黒田流「女優メイク」。ライター前野が体験した、本誌で掲載しきれなかったテクニックをご紹介。

最初の保湿が重要!アイテム3品をレイヤー

コットン使いで丁寧に潤す!
メイクを始める一番最初に行ったのが、化粧水&乳液の重ね塗り。その数なんと3本! 最初に使ったラロッシュポゼのミストはスプレー式なので、顔にくるっと回しかけ、気分もリフレッシュ。それを黒田さんのあったかい手の平で包むように押し込みます。

Photo:Kenji Sato

そして今度はリサージのスキンメンテナイザーをコットンにたっぷり取り、丁寧に保湿。下から上へ、「流れ毛穴」を引き上げるようにパッティング。最後は再びを手のひらでぎゅ〜っと押し込み、いよいよ仕上げはクレ・ド・ポーのエマルジョンプロテクトゥリス(乳液)。

手のひらにとり、一度顔全体になじませたら、目のキワや小鼻にも指先を使ってなじませます。黒田さんにやっていただいて、今まで自分がいかに雑にスキンケアしていたかを思い知りました……。イメージとしては、ファンデーションを仕上げるような要領で保湿をする感じ!
そして今度はリサージのスキンメンテナイザーをコットンにたっぷり取り、丁寧に保湿。下から上へ、「流れ毛穴」を引き上げるようにパッティング。最後は再びを手のひらでぎゅ〜っと押し込み、いよいよ仕上げはクレ・ド・ポーのエマルジョンプロテクトゥリス(乳液)。

手のひらにとり、一度顔全体になじませたら、目のキワや小鼻にも指先を使ってなじませます。黒田さんにやっていただいて、今まで自分がいかに雑にスキンケアしていたかを思い知りました……。イメージとしては、ファンデーションを仕上げるような要領で保湿をする感じ!
次はこのままマッサージ後頭部プッシュで目ぱっちり

Photo:Kenji Sato

次はこのままマッサージ後頭部プッシュで目ぱっちり

次はこのままマッサージ後頭部プッシュで目ぱっちり
乳液で潤った肌を今度はマッサージ。黒田さんは私の後ろに周り、最初に鎖骨&肩周りをゴリゴリとマッサージ。そこからは顔の中央からフェイスラインに向かって、引き上げるようにマッサージしていきます。

Photo:Kenji Sato

そして最後は後頭部、耳の後ろのくぼみをぐ〜っ!とプッシュ。これだけでもものすごく顔がスッキリします!

顔自体を触っているときの圧はそこまで強くなく、心地いい程度。私は皮膚が薄くて肌の摩擦にすこぶる弱いのですが、マッサージ後に肌が赤くなることはありませんでした。この時点でかなり肌の土台が整ってる感じです。いつものスキンケア終わりと全然違う!
ここからがスゴかった!クリームの肉厚パフ塗り

Photo:Kenji Sato

ここからがスゴかった!クリームの肉厚パフ塗り

日中も乾燥しない肌が完成!
そしてこのテクに私は仰天しました! 手の甲にリッチなクリームをたっぷり取り、それを肉厚のパフで懇切丁寧に肌になじませる! これぞまさにファンデーションを塗り込む要領で、目のキワやほうれい線の溝などをしっかり仕上げていきます。

Photo:Kenji Sato

「朝これをしておくと、日中も時間とともに肌がどんどん潤ってくるから、乾燥しなくなりますよ」と黒田さん。

確かに私もこの日から毎日この技を真似していますが、乾燥しているオフィスで1日中仕事をしていても、肌がまったく乾かなくなりました。

「このテクニックは、僕が担当している20代から60代の方まで、すべての人に使っています。基本的にアイテムはお好みのもので。クリームはしっかり系、スポンジは肉厚がおすすめ」

このときはコスメデコルテのAQミリオリティ インテンシブ アイクリームとスックのトリートメント プライマーを使用しました。
そのあとはメイク下地を指先でファンデーションはごく軽く!

Photo:Kenji Sato

そのあとはメイク下地を指先でファンデーションはごく軽く!

肌を撫でるようにサワサワと仕上げる

クリームのパフ塗りでスキンケアが完成したら、今度は下地&ファンデーション。下地は指先にとり、こめかみで肌を引き上げながら下向きになった毛穴に下地を入れ込むようになじませていきます。どの工程でも塗り方にも小さな工夫があって、本当に “技のデパート” という感じ!

Photo:Kenji Sato

そのあとはいよいよファンデーション。しかしながらここでも驚きが。いままでの塗り方に比べて、ファンデーションの付け方が軽いこと! リキッドファンデーションをとったパフを二つ折りにして、間に人差し指を入れたら、本当にサワサワと、肌の上を軽やかに滑らせていきます。顔全体にファンデーションがなじんできたら、今度は一番目立つ頬の毛穴にギュッとパフを叩き込んでいきます。

Photo:Kenji Sato

そして仕上げにフェイスパウダーをテカりやすい鼻やおでこ、あご先を中心にのせたら完成。ここまででいろいろ解説しながらやっていただいて全部で10分弱! 「最近どんどんメイクが早くなっていて、アシスタントがついてこれないんですよ(笑)」と黒田さん。確かに目にも留まらぬ速さでした。

黒田さんにメイクしていただくという、私の美容人生においても本当に光栄な体験をさせてもらった今回。そしていかに普段の自分のスキンケアが雑だったかを思い知りました。ファンデーションを塗るときの感覚でパーツのキワまでしっかりスキンケアしてあげることが大事。そして肌の土台が整っていたら、ファンデーション自体はこんなに薄くていいんだ!という発見。

毎日のベースメイクを黒田さん式に変えたら、本当に肌が乾かず崩れなくなりました(もし崩れたとしてもヨレたりは絶対しない)。あのクリームの肉厚パフ塗りは本当にすごい! ぜひ皆さんも明日から試してみてくださいませ!

PROFILE

黒田啓蔵
10年間のサロンワークの後、ヘア&メイクアップアーティストとして活動を開始。以来、幅広い年代の女優、ミュージシャンに愛され続けている。著書に『黒田啓蔵の劇的!王道メイク』(ワニブックス)や『よみがえりメイク』(主婦と生活社)がある。

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