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【人生Q&A】流産を2回経験。無遠慮にそれに触れてくる人をかわすには? [mi-mollet]

2017年11月10日(金) 14時00分配信

にゃんにゃこれおさんからの質問

Q. 2回流産を経験しました。ズケズケ勝手なことを言う人を、相手にしない心の持ちようを教えてください。

今年と去年、2回流産をしました。1回目のときは周りにも流産経験者が多く、「よくあることだから」と前向きになれましたが、2回目はさすがに打ちひしがれました。考えても仕方のないことまで考えてしまい、この思考回路から抜け出すために消えたい……と。私は元医療者ですが(今は専業主婦)、鬱になるとこんなに視野が狭くなり、苦しみの思考ループが襲ってくるんだと理解することができました。いくつか検査を受けて、次の妊娠に繋げるための方法が取れたことで前に進んだ気がしましたが、将来子供を持てるかは分かりません。私は転勤族の妻なので、今後も新たな土地で新たな人付き合いをしていく中、「子供は?」と聞かれるでしょう。「いない」と言うのが辛いです。また年長者から、「今は40以上でも産む人がいるから大丈夫よ」などと好き勝手言われることにも腹が立ちます。現在、都会から田舎に転勤しており、周りには孫がいる40代もザラにいます。だから子供ができないことに理解がないのか、ズケズケ言う人の多いこと。そんな人を軽蔑するようになり、今はなるべく人に深入りしないよう過ごしています。頭では「そういう人間もいる」と理解できるのですが、やはり腹が立ちます。どうにか関わらないようにしたいけど……。(38歳)

特別ゲスト 齊藤勇先生の回答

A. 2人きりになると会話は深くなりますから薄い関係に徹することがオススメです。

このご相談は、私もこれまでに多く受けたことがあります。「子供は?」という質問は、悩まれていない人にとっては挨拶と同じ。相手の心中を察するという次元には到底及んでいなくて、単なる会話の糸口として、本当に気軽に触れているのですよ。困ったことに……。

ですから、こういったことを言いそうな人とは二人きりにならないようにされてください。会話というのは2人きりになると一つのことに集中しますし、深く掘り下げられていくものですから。とにかく、浅い関係に徹することです。にゃんにゃこれおさんの夫は転勤族とのことですから、深い関係を築かなくともすぐに引っ越すわけですから、浅い関係のままでも問題ないのではないでしょうか。むしろ、転勤族であることを幸い、と捉えられてください。

「子供ができないことを気にしているから、言わないでほしい」とハッキリ伝えることも、たしかに一つの方法だとは思いますが、狭いコミュニティですと、かえって話題にされてしまう可能性のほうが高いかと思います。変におせっかいを焼く人も出てきて、余計傷ついてしまうかもしれません。ですから「これは挨拶なんだ」と受け止め軽く流されるのが、一番傷が浅いでしょう。“深入りしない”という今までのスタンスで、正解だと思いますよ。

いかがですか?
齊藤先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE

齊藤 勇(さいとういさむ)
1943年生まれ。心理学者、立正大学心理学部名誉教授。専門は対人心理学と恋愛心理学。分かりやすい講義が人気で、『笑っていいとも!』(フジテレビ)や『それいけ!ココロジー』(読売テレビ)など多数のテレビにも出演していた。著書は100冊以上あり、『男と女の心理学入門』(かんき出版)、『悪用禁止!思いのままに人をあやつる心理学大全』(宝島社新書)、『ずるい心理学~上司に得意先、先輩、同僚も年下まで、なんかいいように“使われている”~』(ぱる出版)、『超・相槌』(文響社)など近著も多数。

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