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この秋読みたい!“自由”について考える3冊 [おとなスタイル]

2017年11月09日(木) 10時00分配信

“自由”について考える3冊

自分にじっくり向き合う本を読みたくなる秋、スタートですね。本の目利きに「自由」をテーマに、この秋読みたいベスト3を教えてもらいました。
『大型書店を退職し、2016年1月に小さな本屋を開きました。「今日はこのお客様に、この本をお渡しした」と、一つ一つ丁寧に向き合えるのがうれしいです。本来の自分で、自由に仕事をしている感覚ですね。
『ききがたり~』は、年を重ねて知恵がつき、自由になっていく暮らしぶりが描かれていて、人生を美しくするかどうかは、自分次第だと考えさせられます。地方移住をする『漂うままに~』も、自分で人生を選択する話。本当の自分になりたい、自由になりたいという、誰にでもある欲求を明るく楽しく体現されています。『へろへろ』は、ユーモアあふれる老人介護施設が舞台。人の生き死にやお金を稼ぐか稼がないかという人間の根本的な部分が軸にあり、生きることを改めて見つめ直せる一冊です』(Title 辻山良雄さん )
『ききがたり ときをためる暮らし』つばた英子、つばたしゅういち、水野恵美子

自然食通信社

『ききがたり ときをためる暮らし』つばた英子、つばたしゅういち、水野恵美子

「映画『人生フルーツ』でも話題のご夫婦。野菜を育てて料理し、木を切って棚を作るなど手作りあふれる暮らし。年を重ねて“だんだん美しくなる”という人生哲学を学べます」
『漂うままに島に着き』 内澤旬子

朝日新聞出版

『漂うままに島に着き』 内澤旬子

「東京で離婚後、さまざまなものを処分し、香川県の小豆島に移住した著者。山羊を飼って暮らす生活ぶりも楽しく、こういう生き方もあるんだなと元気になれる一冊」。
『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』 鹿子裕文

ナナロク社

『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』 鹿子裕文

「老人介護施設での個性的な人々のお話。お金がなくてバザーをするなどドタバタ劇がありながら、生死などの本質的な話も。固定観念にとらわれない生き方が腑に落ちます」。
■Profile
Title 辻山良雄さん
つじやま・よしお/リブロ池袋本店を退職後、Titleを開店。
店舗HPで一日一冊の本を紹介するコーナーも好評。

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