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ド派手な演出が持ち味のロックバンド、THE ORAL CIGARETTESが魅せる意外な一面とは? [with]

2017年11月07日(火) 21時00分配信

撮影/下屋敷和文

9/30より大ヒット上映中の映画『亜人』の主題歌を担当するロックバンドTHE ORAL CIGARETTES。ステージで魅せる派手な演出に妖しげな色気とダークな世界観からは想像できない彼らの内面に迫りました!

ステージでの魅せ方は人一倍磨いてきた

先日行われた映画『亜人』の試写会イベントで、ボーカル&ギターの山中拓也が主演の佐藤健さんと一緒にバズーカを連射! ド派手な演出で主題歌『BLACK MEMORY』を披露した。作詞作曲も手がけるフロントマンの山中拓也が手応えを口にする。

「僕らは楽曲を通じて人間の闇に焦点を当ててきたバンドなので、“死”を題材にした『亜人』は共鳴しやすい作品でした。不条理に直面しても生きていく理由を見いだせるような、応援歌として聴いてもらえるんじゃないでしょうか」

妖しげな色気とダークな世界観が彼らの持ち味。その「エロかっこいい」魅力の秘訣を聞いたら、予想外の謙虚な答えが返ってきた。
「えっと……実は僕たち、インディーズ時代は同期のバンドに比べたら演奏が下手で! 唯一、先輩たちから褒められていたのがステージでの華だったんですよ。だから、楽器の練習に励みながらも、ステージでの立ち居振る舞いや魅せ方は人一倍磨いてきた気がします」

2014年のメジャーデビュー以来、圧倒的なライブで瞬く間に話題になり、今年も各地の夏フェスで大暴れ。しかし、ステージを離れた素顔は関西出身の温和な男子たち。最年長ドラムの中西雅哉が、バンドの独特な制作風景を語る。
「デモを作る段階で拓也の家に呼ばれて、入れたい音を『ズタタン、ズズズン』って口で説明されるんですよ。だいたい最初は『意味わからん』って思いますね(笑)。でも、今回は映画のラストシーンをヒントにスムーズに疾走感のある音を作れました。僕らのキラーチューンになる予感がします」

楽屋での過ごし方も平和的。メンバー同士でオセロを楽しむことが多いとか。ただ、金髪が目を引くベースのあきらかにあきらには、京都大学出身という一面がある。

「拓也(関西学院大学卒)はオセロを軽視していたのですが、あえて角を取らせてから打ち負かしたら奥深さに気づいたみたいで。最近は五分五分の勝負ができるようになってきたから楽しいです。誰でも知っているシンプルな遊びながら、実はめっちゃ頭を使うので、暇つぶしにはぴったりです(笑)」

ギターの鈴木重伸も神戸大学出身で“高学歴バンド”の一角を担っているが、「食べても栄養を吸収しない胃袋」という奇妙なチャームポイントを持っている。
「女性誌でこんなことを言ったら怒られちゃいそうですけど、夜中にご飯を食べても太れないんです。体重を増やしたくても増えないのは、なかなか大変なんですよ」
一方、山中拓也は笑えない体質を克服しつつある。「一年に一度の頻度で大病を患っていたのですが、この1~2年は健康体を維持しています。でも、また倒れても復活しますよ。亜人なので(笑)」

大ヒット上映中の映画『亜人』主演!! 佐藤健さんからのメッセージ!

「主題歌最高です! PVもすごくよかった。劇中ではただエンドロールで曲が流れるだけじゃなく、クライマックスからイントロが聴こえてきて、すごい興奮しました。ステキな曲をありがとうございました!」

【PROFILE】 

ジ・オーラル・シガレッツ
2010年、奈良県にて結成したロックバンド。メンバーは写真左からあきらかにあきら(Ba/Cho)、山中拓也(Vo/Gt)、鈴木重伸(Gt)、中西雅哉(Dr)。2014年、1stシングル『起死回生STORY』でメジャーデビュー。リリースする作品は常に記録を更新しており、3rd アルバム『UNOFFICIAL』はオリコン初登場3位を記録。2017年6月には初の日本武道館公演に1万2000人を集め成功を収める。2018年2月には大阪城ホール公演も決定。

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