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白髪染めはまだちょっと恥ずかしい……、でも白髪がチラッと見えるだけで５歳は老けて見えるし……と、白髪問題で悩むアラサー世代は意外に多いんです。染めるほど白髪が多くないなら、白髪を目立たなくするスタイリングで問題解決！髪のプロが提案する、朝、たった３分でできる簡単白髪隠しスタイリングをマスターしましょう。

Ｑ.鏡を見たら分け目に白髪を発見！染めるほどじゃないけど目立つと恥ずかしい……。上手な隠し方を教えて！

シャンプーのCMなどでよく目にしますが、日本人の場合、天使の輪が輝く黒髪こそ、「美しい髪」というイメージを持っています。でもこのスタイルが、最も白髪が目立つ髪型。

ロングの黒髪を風になびかせる女性のヘアスタイルを思い出してみてください。センターやサイドにしっかり分け目があり、頭頂部やサイドなど、髪の表面にボリューム感がなく、髪はさらさらですが、髪全体がペタッとした平面で構成されています。

髪の毛は全体的にボリュームをなくして平面に見せると、ツヤが出るし、髪の色もキレイに見えます。しかし、残念ながらボリューム感やエアリー感のない髪に白髪があると、そこにばかり目がいってしまうので、目立ってしまうのです。

だから、白髪ができたら、髪をはねさせたり、段を入れたショートカットのほうが目立ちにくいと言われています。だからといって、ミディアムやロングで白髪を隠せないかというと、そんなことはありません。アラサー世代の白髪は、ほとんどが分け目や生え際にできて、白髪の量も多くありません。でもさらさらストレートの髪では、たとえ１本でも白髪が目立ってしまいます。

白髪を隠すおすすめの方法は、白髪のある部分にボリューム感を出すこと。ボリューム感やエアリー感を出すことで、髪に動きが出るので白髪が目立たなくなります。

そこで今回は、ブラシとドライヤーで髪をとかしながらボリューム感を出す方法と、カーラーを巻いて白髪を目立たなくする方法を紹介します。どちらも、朝のたった３分でできるので、白髪を隠したい人、分け目にボリューム感を出したい人は、ぜひトライしてみてください。

１.　利き手にブラシを持つ。そのときブラシを回転しやすいように親指と人さし指でブラシの柄の両サイドを支えるように持つのがポイント。反対の手でドライヤーを持つ。
２.　おでこの生え際にブラシを入れ、ブラシにドライヤーの温風をあてて、手首を回転させながら髪を前から後ろにやさしくとかす。
３.　分け目の右サイド、分け目の真上、分け目の左サイドを中心に髪を立ち上げるように、温風をあてながらブラシでとかして、分け目の両サイドにボリュームを出す。

１.　100均で売っている太めのカーラーを２つ用意する。分け目をはさんでおでこのすぐ上から髪をとり、髪の中央から上にカーラーをあてる。そのまま髪をとかすように毛先までカーラーを移動させたら、毛先から根元までカーラーに髪を巻き込む。
２.　次に分け目をはさんだ頭頂部の髪をとり、１と同様に毛先から髪をカーラーに巻いていく。
３.　カーラーの根元に10～15秒ほど温風をあてる。
４.　カーラーをはずして、手ぐしで髪を前から後ろにかきあげて、髪にボリュームを出す。

アイバ カズマサ
QUEEN'S GARDEN by K-two GINZA店長。ヘアスタイリスト歴12年。カウンセリングを重視しながら、ひとりひとりの個性を引き出すスタイリングが評判。顔周りのカール感やニュアンスをパーマで作る小顔ヘアを得意とする。また一生美しい髪をキープする、髪のメカニズムやケア法の新情報をいち早くキャッチする『髪マニア』。