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『ナラタージュ』と『愛を綴る女』。あなたの好みの“純愛”はどっち? [with]

2017年10月28日(土) 19時00分配信

秋だからでしょうか、なんだか妙に「純愛もの」が目につきます。中でも「対照的だな~」と思ったのは、10月7日に揃って公開された『ナラタージュ』と『愛を綴る女』です。

『ナラタージュ』

『ナラタージュ』は今を時めく有村架純が体当たりのベッドシーンを演じたことでも話題の作品。主人公の女子大生・泉が、高校時代から片思いし続ける先生・葉山(既婚者)と再会し、翻弄されながらも諦めることができない…という初恋地獄を描いています。

『愛を綴る女』

一方の『愛を綴る女』は、フランスの美人女優マリオン・コティヤールがヒロインを演じたラブストーリー。時に狂気のように恋に全身全霊を捧げてしまう主人公ガブリエルが、愛のない結婚の末に見つけた真実の愛を描いてゆきます。

『ナラタージュ』

実は両作品でヒロインが陥るのは、最近流行の不倫の恋。でもヒロインが最終的に下す決断というか、最終的に気づくことがまったくの正反対なのがすごく興味深いところです。

『ナラタージュ』

私個人の印象を言うならば、『ナラタージュ』は10代後半から20代前半にかかる恋愛で理屈抜き、良くも悪くも自分や相手に対する冷静な視点はまったくない熱病のような恋愛。一方の『愛を綴る女』は、そういう恋愛しかしてこなかった20代半ば過ぎの女性が、それとは全く違う愛の在り方に触れ、ようやく「本当の愛とは何か」を知るというになっているような。

『愛を綴る女』

まあ私はかなり大人ですので、『愛を綴る女』のガブリエルがついにたどり着いた純愛にすごーく心惹かれたのですが、20代〜30代の女子たちは『ナラタージュ』の自らが貫く純愛にロマンチシズムを感じる人も、もしかしたら多いかもしれません。

『愛を綴る女』

どちらの作品を選んでも、女優さんたちの美しさ、肝の据わった演技は一見の価値あり。しっとりと恋愛したくなるこの季節、ぜひ日仏のラブストーリーに身をゆだねちゃってくださいませ~。
『ナラタージュ』絶賛上映中!
(C)2017「ナラタージュ」製作委員会

『愛を綴る女』絶賛上映中!
(C)(2016) Les Productions du Trésor - Studiocanal - France 3 Cinéma - Lunanime - Pauline's Angel - My Unity Production

 

文/渥美志保

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