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洗浄、保湿、マッサージやエクササイズ…「デリケートゾーンのお手入れ方法」 [mi-mollet]

2017年10月17日(火) 21時00分配信

こんにちは、ライターの村上です。これまで、何度となく「膣まわりのケア」の重要性をお伝えしてきました。今回は、『潤うからだ』の著者・森田敦子さんが提唱する、お手入れ方法についてです。

(1) 洗浄

入浴時にデリケートゾーンを洗わない人はいないと思いますが、正しい洗い方ができている人は少ないかもしれません。往々にしてやってしまいがちなのが、汚れが溜まりやすい場所だからといってボディソープや石鹸でゴシゴシと洗うこと。でも、膣まわりの肌には角質層がないため、実は顔よりもさらにナイーブ。ボディソープや石鹸では洗浄力と刺激が強過ぎ、膣の乾燥を引き起こす要因になってしまうのです。また、粘液を出す場所でもある膣まわりをボディソープで洗うことは、例えるならば、目の縁をボディソープで洗うようなもの。膣まわりの洗浄にまず肝心なのは、デリケートゾーン専用の弱酸性ソープを用意することなのです。専用ソープは手にとって泡立て、大陰唇と小陰唇、クリトリス、肛門など、ヒダやシワの間も意識しながら洗いましょう。撫でるようにつまむように、優しいタッチを心がけて。

(2) 保湿

1日1〜2回は、ローションや保湿クリームでスキンケアする習慣を。特に、お風呂上がりに真っ先に保湿をしたいのは、顔やボディよりも膣まわりです。しつこいようですが、肌のバリアとなる角質層がない膣まわりは、顔よりもずっと乾燥しやすいのです。また、水分の蒸発は、タオルで水気を拭いた瞬間から始まってしまうもの。保湿効果を高めるためにも、浴室から出たら、指で水滴を軽く払った状態で、すぐにローションやクリームを塗りましょう。こちらもデリケートゾーン専用の保湿アイテムを、大陰唇と小陰唇、肛門まわりに優しく塗って。毎日続けることで、膣萎縮の予防や改善にも繋がります。

(3) オイルマッサージ

最初は少し戸惑いそうですが、ぜひ取り入れてみたいのがオイルを使った膣内外のマッサージ。膣の保湿はもちろん、マッサージが血行を促進し、加齢とともに乾燥していく膣壁に潤いと弾力を取り戻してくれます。オイルは、保湿アイテム同様、なるべく化学成分が使用されていないものを。やり方は、まずオイルを手に取り、大陰唇、小陰唇、膣口に優しく塗り込むようにマッサージ。慣れてきたら膣の内部に進みましょう。オイルを利き手の人差し指と中指にまんべんなく塗ったら、指2本を第二関節くらいまで膣の中に入れます。指の腹を膣壁に密着させ、指をゆっくりと回しながらオイルを馴染ませるようにマッサージしてください。1日1回、1分ほど、慣れるまではできるところだけでOKです。膣萎縮の予防や改善にも効果的。すでに膣が硬くなっていると感じる場合も、外部から少しずつ、柔らかくほぐすつもりでマッサージしてみましょう。

(4)膣トレーニング

オイルマッサージまで習慣づけられたら、次は膣力を上げるエクササイズに挑戦を。子宮や膀胱を支える骨盤底筋群を鍛えることで、尿漏れや子宮脱といった病気予防にも役立ちます。いくつかあるトレーニングのなかで、立ったままできる簡単な方法から、ぜひ試してみてください。まず、しっかり足を踏ん張るように立ちます。膣に意識を集中させ、息を吐きながら膣を引き上げるように締め、3秒間キープ。息を吸いながら元に戻すという、ただこれだけ。おすすめは、電車でつり革につかまりながらする、ながらエクササイズ。バランスの悪い状況で行うことも、膣を鍛えるのにぴったりです。しばらく続けたら、膣の締りを自分で確認してみるのもおすすめ。清潔な指を膣に入れ、キュっと締めてみて。膣が締まる感覚や効果のほどがわかると思います。
森田さんがおすすめする基本的な膣まわりのケアは、以上の4つです。まずは入浴時にできる洗浄と保湿からスタートし、時間のある週末などに、少しずつオイルマッサージにチャレンジしてみたり、通勤途中に膣トレを取り入れたりしてみるといいかもしれません。デリケートゾーン専用のソープやクリーム、オイルなどのケアアイテムは、ネットで「デリケートゾーン用ソープ」などと検索すると、色々なタイプが見つかります。ちなみに私は、以前から、森田さんが開発されたデリケートゾーンとパーツケアのためのコスメブランド「アンティーム オーガニック」を愛用中。数年前に、コスメショップでテスターを確かめながら3〜4ブランドのなかから選んだのですが、からだに優しいナチュラルな原料を使用していることや、日本人(森田さんです・笑)が開発されたという安心感、そして何より清々しく甘く優しい香りが気に入って購入に至ったと記憶しています。その後、ソープは他ブランドも試しましたが、潤いの残る優しい洗い心地はアンティームがイチバン好み。保湿クリームは、べたつかない軽めのテクスチャーとホワトニングが期待できる点もポイントでした。膣内のオイルマッサージは、気になりつつもまだ未体験。これを機に、挑戦してみようと思います!

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