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働く女子必見!『ドリーム』を見れば、明日もきっと頑張れる! [with]

2017年10月11日(水) 18時00分配信

映画『ドリーム』より

1950年代のNASAで「人間コンピューター」として活躍した実在の3人の黒人女性を描いた『ドリーム』は、働く女子が今、映画を見るなら、絶対にコレ!という作品です。それにしても「人間コンピューター」って何?って思いますね。

映画『ドリーム』より

アラサーの女子たちにはちょっと想像もつかないかもしれませんが、1950年代はコンピューターどころか計算機すらもない時代です。でも宇宙開発においては、例えば打ち上げたロケットが地球に戻るには、時速何キロくらい?とか、回収の都合上、この辺に落ちてほしいんだけど、計算できる?とか、ジェットエンジンのこの風圧に耐えるには、機体の鉄板の厚さはどのくらいに?とか、ぜーんぶ計算で割り出さねばなりません。

映画『ドリーム』より

これは当然ながら、ルートとかシグマとかサインコサインとか、なんだかようわからんニョロっとした記号とかがごっちゃり入った、小数点以下含めた10桁とか15桁とかの計算です。まさかそれをソロバンで~?とか思いますね~。まさかまさか。暗算と筆算ですよ!ひゃああああ。それも「じゃあ明日までに」とかじゃなく、「この場合はどうなるかね?」と聞かれたら「そうなるとこれがこうなってこうなって、こんなん出ました」的に、その場で即座に計算しちゃう。尋常じゃない天才です。
映画はそんな天才の彼女たちが、女子であり黒人であるがゆえに、彼女たちよりはるかにアホな男たちに「計算機」扱いされアゴで使われるという状況を描いてゆきます。黒人ゆえの、理不尽極まりない差別もてんこ盛り。

そんな中で、彼女たちの偉さは2つ。そんな中にありながら前向きで腐らないこと。そしてもうひとつは、そんな状況を「仕方ない」とあきらめず、プライドを持って自分の価値を周囲に認めさせ、地位を獲得してゆくこと。3人はNASAの「黒人女性初」を作り上げてゆきます。働く女子はもちろんのこと、頑張って働く全ての人たちの心にグッとくる作品です。感激のラストをぜひぜひ劇場でご覧くださいね~。

『ドリーム』絶賛公開中!

(C)Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.(C)Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
文/渥美志保

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