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真矢ミキ主演。心に染み入るドラマ「さくらの親子丼」で涙活スタート! [おとなスタイル]

2017年10月07日(土) 23時00分配信

真矢ミキさん。

元宝塚の花組トップスター、現在は朝の情報番組「ビビット」MCを務める真矢ミキさんが、連続ドラマの主演に挑戦します。オトナの土ドラ「さくらの親子丼」は、毎週土曜日23:40~24:35、東海テレビ・フジテレビ系全国ネットで放送、初回は10月7日土曜日。真矢さんは『おとなスタイル』冬号で"50代からヒトハナ咲かせた女性”へのインタビュー記事を掲載予定ですが、オンエア直前、そしてとても見応えのある番組ということで、ドラマについての話を真矢さんに伺いました。

ドラマ「さくらの親子丼」

「さくらの親子丼」は、東京・大田区の古本屋「九十九堂」が舞台。この店では「空腹の人に無料で親子丼を食べさせてくれる」という伝説が都市伝説のように広まっています。訪れる人々は、学校に行きたくない、会社に行きたくない、家に帰りたくない、生きていたくない……そんな傷や悩みを抱えた人々、つまり今の社会が抱える様々な問題がその身に降りかかっている子供や社会的弱者たち。彼らに古本屋の主人、シングルマザーのさくらは「空腹を満たすことで、人間らしく行動できる」と考え、相手の素性は一切聞かずに無料で親子丼を食べさせます。共演は家出中の少女でさくらの家に住み込む二宮あざみ役に吉本実憂、さくらの娘役・恭子が本仮屋ユイカ、店に出入りする肉屋の店員役・俊太にA.B.C-Zの塚田僚一ほか。脚本はNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」、「3年B組金八先生」などを手がけた清水有生。現代社会の直面する問題をあぶりだしつつも、最後は人への優しさ・労り・明るい気持ちが大切、とほっこりさせてくれる、土曜の夜にぴったりの内容。
Q社会問題にがっぷり取り組んだドラマですね

このポスターはドラマのテーマになる言葉や台本のセリフをスタッフが選び出し、真矢さんに直筆で書いてもらったもの。タイトルから想像もつかない、社会問題を取り上げたドラマであることから「違和感」をテーマにデザイン。写真はあえて横位置に使われています

Q社会問題にがっぷり取り組んだドラマですね

A情報番組MCを2年半務める中で感じてきた様々な社会問題に、今度はドラマという形で関わらせていただいてすごく幸せだと感じています。このドラマは子供の貧困や母子依存、親の子育て放棄などの問題が大きなテーマですが、ほかにも多くの問題と繋がっていることが情報番組に関わる中でわかるようになりました。例えばちょっと話が飛ぶようですが、待機児童問題だって、実は預けるおじいちゃんおばあちゃんがいないという家族の形の問題だったり、でも3世代で一緒に住んだら今度は全国で進む空屋問題に繋がってくる。そのように、今回のドラマのテーマも、現代社会が抱えるたくさんの問題の一つだと思います。辛すぎる現実に、台本は涙なしでは読めないほど。でも、そういうヒリヒリした感情を呼び起こす一方で、最後は、人間お腹がいっぱいになればいいことあるよね、とか、人の優しさっていいよね、とか、ほっこりした気持ちになっていただけるドラマになっていると思います。

Qさくらの趣味は競馬だったりと、初めて演じるタイプの役ですね

Aいろいろな初めてを楽しんでいます。これまでは、私の中に、こういう役の時はこう演じよう、という型みたいなものがあったかもしれませんが、今回の役は、これまで演じてきた「全部」を求められ、その分、型がない、新しい自分に出会っている感じがします。「自分のことをわかっていた気がしていた時代は終わった」というか。10年目にして夫婦とはなんぞや、と考えてみたりね。いえ、別に何があったというわけではないんですよ、誤解しないでくださいね(笑)。でも、わからないことがわかってからがおとなの醍醐味というか、初めてのことも楽しめるようになったのかもしれません。さっき台本を読んで泣いているという話をしましたが、実は今回の台本は、ト書きに「泣く」という言葉が多いんです。私自身は、これまで泣くということが苦手でした。泣いている時間があるなら、前に進んでみよう、というタイプだったんです。でも今回演じてみて「涙ってあったかいな」と思うこともあったんです。涙を流すことで古い自分を解放したり解きほぐしててあげると、逆に前に進めることもあるんだと気づきました。初めてを楽しんで、自分を型にはめないことって大切ですね。

Q親子丼を作る練習をなさったそうですね?

Aたまたま人形町の親子丼に名店「玉ひで」さんに伺う機会があって、親子丼の歴史やプロの方がどう作るのか教わることができました。玉ひでさんの親子丼は、卵と鶏肉で勝負というか、タマネギを使わないんです。それだけで勝負というのはまさにプロ! と思いましたが、ドラマで出すのは普通のタマネギ入りの親子丼です。しかも三つ葉は高いから、キッチンで育てられる豆苗を乗せた、“家の”親子丼。実際我が家で10回くらい作り、夫(バレエダンサーで俳優、振付家の西島数博氏)に食べてもらいました。多分美味しかったはずですよ(笑)。

Qさくらが親子丼を振る舞うようになったきっかけがあるのですか?

A真矢:実はさくらには16年前にある悲しい出来事があり、それは2話以降で明らかにされていきます。ただのお節介な女性ではないさくらの人生が紐解かれていくのを楽しみにしてください。

真矢さん演じるさくらの口癖は「泣きたいときは泣けばいい。落とした涙の粒だけ幸せの花が咲くんだから」だそう。秋の土曜の夜長、心に染み入る「さくらの親子丼」で涙してみるのが、この秋の自分養生になるかもしれません。

 



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