• > 【吉川康雄さん直伝】アラサーのための恋顔セオリー「美人になるかどうかは今が分かれ道」 [VOCE]

【吉川康雄さん直伝】アラサーのための恋顔セオリー「美人になるかどうかは今が分かれ道」 [VOCE]

2017年10月05日(木) 17時00分配信

撮影/石倉和夫

女性の素の顔を最大限に生かした、吉川康雄さんのメイクは、ナチュラルなのに女っぽい、恋する顔になれると評判。誰でも美しく魅力的に見せてしまうという、その男目線のメイクセオリーを大解剖!
「何もしていないようなのに、なぜかキレイ。メイクを落としても美人なんだろうな、と思わせる女性は本当に魅力的。肌も顔のパーツも、自分が持っているものを生かしてこそ、美人に見せることができるんです」とメイクアップアーティストの吉川康雄さん。メイクとは、コンプレックスを隠すのではなく、自分自身をキレイに見せること。なのに、“メイクでブスになっている人”も結構多いよう。「本来、人間の肌の表面は濡れたようなツヤと血色感を漂わせています。このツヤと血色感が、イキイキとした印象や色っぽさを引き出し、男がつい触ってみたくなる肌を作っているのです。でも、シミやソバカス、クマなどをカバーしようとすると、一気に厚塗りに見え、“一人で生きていける感”まで醸し出してしまう。そう、メイクは隠そうとするほどブスになる。だから、肌もまぶたも唇も、素肌を感じさせるくらいの透け感を。ツヤと血色感を宿したメイクなら、接近戦でも女っぽい、生まれつきキレイな人に見せてくれますよ」と吉川さん。

撮影/石倉和夫

では、今の自分を生かすメイクを見つけるには? 「まずは自分の顔を鏡でよく見ること。ここは美人だな、という部分は他人にも印象的に見えるところなので、とことんキレイに仕上げましょう。そして、ブスな部分はアクセントと思って受け入れて。この美人とブスのアンバランスがあなたの魅力なのです。アラサーはエイジングの変化を感じ始める世代。これからも繰り返し変わっていく自分の顔を最大限に生かすメイクを知っておくと、年齢を重ねてもずっと美しくいられますよ
コントロールできる肌トラブルはとことん何とかする

撮影/石倉和夫

コントロールできる肌トラブルはとことん何とかする

実は、メイク好きほど自分で毛穴を育てていた!? お粉は皮脂を吸収して肌を乾燥させ、逆に皮脂分泌量を増やして毛穴を広げてしまうから、スキンケアの段階で擬似の皮脂膜を作ることが何より大切。必要な油分を与えて皮脂をコントロールすれば、毛穴は必ず小さくなる! 毛穴のトラブルは油分で制する、それが僕が見つけた答え。

シミなんて気にしなくていい。肌をキレイに見せるのは濡れたようなツヤ!

肌が本来持っているツヤさえあれば、“すっぴんでもキレイ”な肌に見えるもの。だから、ベースメイクで目指すのは、人間の“生肌”そっくりなツヤ肌! ツヤのある肌にはイキイキとした生命感が宿るから、誰が見ても健康的で美しい。シミやソバカスだってツヤがあれば、ちょっと薄くなるだけで十分キレイ。素肌を透けさせたほうが軽やかで魅力的に見えますよ。

撮影/石倉和夫

オイルベースのファンデーションをスポンジの面全体に薄くとり、ポンポンと肌の上にのせていく。シミやくすみが気になる部分は重ねづけ。肌に一瞬でなじむので、重ねても厚塗り感が出ない!
白さと透明感は別もの!ファンデの色はデコルテに合わせる

撮影/石倉和夫

白さと透明感は別もの!ファンデの色はデコルテに合わせる

ファンデーションはデコルテの色に合わせて選ぶこと。なぜかというと、デコルテは顔のすぐ下にあり、色が違うと一瞬で“厚化粧な人”に見えてしまうから。メイク感が出てしまった途端、透明感は遠のきます。それは白い肌も小麦色の肌も同様。体と顔の色が合っていれば、裸でもキレイです。

教えてくれたのは

メイクアップアーティスト 吉川康雄さん
キッカ ブランドクリエイター。NYを拠点に世界で活躍するメイクアップアーティスト。素肌感のあるツヤ肌で女性を魅力的に見せる。世界のセレブリティからの支持も厚い。

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