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パンとコーヒーの朝食は老化への第一歩! [おとなスタイル]

2017年10月05日(木) 10時00分配信

オーガスト・ハーゲスハイマーの アンチエイジングのための食事の科学

奇跡の55歳! オーガスト・ハーゲスハイマー(栄養科学博士)

オーガスト・ハーゲスハイマーの アンチエイジングのための食事の科学

朝食にトーストとコーヒー。忙しい朝はそれだけで簡単に食事を済ませてしまう方も多いのではないでしょうか? パンを焼くことすら面倒で、コンビニの甘い菓子パンや砂糖がたっぷり入った缶コーヒーが定番、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかしこれでは糖質以外の栄養はゼロ! パンに使う精製された小麦粉は、食物繊維もミネラルも抜けた状態。栄養はほぼ失われています。そしてパンの炭水化物も砂糖も糖質。
糖質は体を動かすのに大事なエネルギー源ですが、実はこの糖質こそが、老化を加速させてしまう元凶だという事実を、皆さんはご存知でしょうか?

空腹状態でパンを食べると血糖値が急上昇し、血糖値を下げようとしてインスリンというホルモンが一気に分泌されます。そしてインスリンは若さに必要な成長ホルモンの分泌も止めてしまう大敵!
また悪いことにインスリンが出ている間は、脂肪を分解できず、使い切れずに余った糖質を脂肪に変えてしまうため、おなかなどに贅肉がつきやすくなってしまうのです。

そして、朝は体内でコルチゾールというホルモンの分泌量が多い時間帯です。コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれ、眠っている体を目覚めさせるスイッチのような役割をするので、分泌のピークが朝なんですね。
やっかいなことに、コルチゾールは糖質をより早く脂肪に変える働きがあり、そのため朝一番にパンを食べすぎると、より太りやすくなってしまうのです。
しかも、コーヒーはコルチゾールの分泌を促進します!! つまり、コーヒーとパン、という朝食は最悪の組み合わせというわけです!
葉野菜たっぷりのサラダと良質のオイルがおすすめ

または、“エッグスムージー”を !

葉野菜たっぷりのサラダと良質のオイルがおすすめ

“老けたくない”“太りたくない”という方は、朝食に良質のオイルをかけた葉野菜たっぷりのサラダと、タンパク質をしっかり摂ることをおすすめします。
「そんな時間はない」という人には、青汁パウダー入りのエッグスムージーはいかがでしょうか? 材料をミキサーに入れて数十秒回すだけで、タンパク質、葉野菜の栄養が摂れる理想的な朝食のでき上がりです。
オーガスト流エッグスムージーのレシピ

アレンジ次第で好みの味に♪

オーガスト流エッグスムージーのレシピ

レシピを紹介すると、最初は「生卵なんてちょっと気持ち悪い」と敬遠される方が多いのですが、試食していただくと一転「おいしい!」「生卵がたくさん入っているとは思えない」とびっくりされます。トマトを入れるとガスパチョ風、ココナッツミルクを入れるとミルクセーキ風と味わいに、とアレンジ次第でいろいろ楽しめますよ。

●グリーンエッグスムージー
全卵…………2~3個
溶かしたバージンココナッツオイル…………大さじ2
青汁パウダー(ベジパワープラス)…………1~2包

●アボカドのエッグスムージー
全卵…………2~3個
アボカド…………1/2個
エクストラバージンオリーブオイル…………大さじ2
水…………60~80ml
オーガスト・ハーゲスハイマー
栄養科学博士。1962年福島県猪苗代生まれ。
サンディエゴ州立大学で医学を学ぶ。長年の研究から「人間の身体は自然の力で回復できる」という結論に達し、株式会社アビオスを設立。環境と健康を念頭に、無添加、無農薬にこだわる美容健康補助食品事業を行い、ココナッツオイルなどのスーパーフードを自社製品ブランドとして開発。
また、オーガニックエステティックサロンのスキンケアラインのプロデュース、レストランのアンチエイジングメニューの監修を手がけ、テレビ、雑誌、セミナーなどでも活躍。著書に『最少の努力で痩せる 食事の科学』のほか『老けない人はやめている』『オーガスト流 30日で体が10歳若返る食事』(ともに講談社)など多数。

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