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玄関だけの一ヵ所集中リノベでも、部屋はここまで変わる! [FRaU]

2017年09月23日(土) 11時00分配信

ひとり暮らし。パートナーと。家族で……。住まう人たちのかたちは違えど、みんなが自分らしく暮らしを営むリノベーション。大げさでもなんでもなく“家が変わると人生が変わる!”

一見とりとめのない物を集めて、ひとつの世界観を作る。センスが良い人って、そのバランス感覚に長けている。今回は、その感性をリノベーションにも発揮し、効果絶大な一ヵ所集中リノベを完成させた濱中邸を紹介。

濱中邸

家族構成:3人(妻、夫、チャイ)
平米数・間取り:122㎡/3LDK
築年数:44年
一匙の魔法をかけた白いヴィンテージルーム

Photo:Takehiro Goto 

一匙の魔法をかけた白いヴィンテージルーム

白く塗られた壁やフローリングは、購入時点でリノベーション済みの物件だった。「はじめは、全面的に自分たちの思う存分リノベーションができる物件を探していたんです。でも、私がどうしてもここが良くなってしまって……」というファッションディレクターの濱中鮎子さん。それほどまでに惚れ込んだのは、緑豊かな環境や、他の住民との付かず離れずの適度な距離感が心地よい低層のメゾネットタイプのヴィンテージマンションだった。

「白い空間だから、自分たちの好みのインテリアやアートで彩ればいいんだって考え方に切り替えました。でもやっぱり譲れない部分があって、そこは思い切って手を入れることにしたんです。管理会社や工事の人に『もったいないよ』って言われながら、できたばかりのピカピカの壁を抜いて……」

玄関の脇の靴箱と壁を抜いてすべての空間を繫げた。玄関脇に設置した自転車2台分のディスプレイスタンドは、クリーンでシンプル、ともすれば無味無臭とも言えるホワイトボックスのアクセントになっている。キッチンやリビングには、ジャン・プルーヴェのEMテーブルやイームズのシェルチェアなどのインテリア。その間に、国内外のクラフトアートやグリーン、ドライフラワー、そしてこの家のキーパーソン(キャット?)である愛猫のチャイくんが顔を覗かせ、その一つ一つが絶妙な調和を保っている。

センスの良いリノベーションは、それがたとえ一部分であっても、まるで魔法のように部屋全体のムードを作るのだ。

 
部屋全体の印象を変えたアクティブな玄関スペース

Photo:Takehiro Goto 

部屋全体の印象を変えたアクティブな玄関スペース

広々とした開放的な玄関は、こだわってリノベーションした部分。玄関からリビングもダイニングも見渡せ、空間全体を広々と演出。

Photo:Takehiro Goto 

「夫が、自転車が傷まないようにどうしてもスタンドを部屋の中に設置したいと言うので……」荷重に耐えられるように、ベランダのデッキ用の木材を壁に打ち付けたところに、既製品の金具を設置した。
可動式のキッチンワゴンで広いスペースを有効活用

Photo:Takehiro Goto 

可動式のキッチンワゴンで広いスペースを有効活用

ダイニングとの間を仕切る壁を抜いて、広々としたキッチンスペースに。遮るものがなくなった分、収納はダイニングから死角になっている空間を活用。

Photo:Takehiro Goto 

可動式のキッチンワゴンやメタルラックをコの字形に置いてパントリーとして使っている。スッキリして見えて、収納量はしっかり確保した動きやすいキッチンだ。
グリーンが結ぶ中庭とウッドデッキのベランダ

Photo:Takehiro Goto 

グリーンが結ぶ中庭とウッドデッキのベランダ

居室の床とフラットになる高さでウッドデッキを敷いたベランダ。

Photo:Takehiro Goto 

人の身長よりも背の高いグリーンが置かれ、さらにこれから増やして「ジャングルみたいにしたいんです」と濱中さん。中庭とベランダ、居室をグリーンが繫いでいる。
愛猫チャイくんのお気に入りは革張りのソファ

Photo:Takehiro Goto 

愛猫チャイくんのお気に入りは革張りのソファ

白い壁で爪とぎをすることもなく、広々とした玄関から飛び出すこともなく、とっても物分かりの良い優等生猫のチャイくん。唯一ガリガリしたというソファは、布張りだったものを革張りへとチェンジ。ガリガリしなくなったそう。
●情報は、FRaU2017年10月号発売時点のものです。

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