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鳥取発!新甘泉→二十世紀梨で楽しむ秋味 [おとなスタイル]

2017年09月17日(日) 10時00分配信

美味しそうです!

秋の果物、といえば「梨」。その代表的品種「二十世紀梨」の生産量、日本第一位は鳥取県。関東の方だと「二十世紀梨」は千葉のモノでは? と思う方も多いと思いますが、実は鳥取県の方が生産が盛んです。1904年に千葉から鳥取に苗木が導入され、今や鳥取を代表する名品に。昭和29年には、「二十世紀梨」の花が県花に選定されています。

二十世紀梨の花

千葉から譲り受けた二十世紀梨の原木を御神体に祀り、昭和16年に木之実神社が建立。「二十世紀梨」の祖先にあたる親木が今でも元気に実をつけるなど、鳥取の人たちに大切にされるこの梨は、今がちょうど出荷の最盛期。昨年10月の鳥取県中部地震や、冬の大雪などでその出来が心配されたそうですが、過去30年間で最高の品質に仕上がりになったそう。ジューシーでさわやかな甘みは、まさに今が旬! 30年で1番という味を是非堪能したいですね。

その「梨」を手に、とっとり観光親善大使の倉本真梨菜さんが、編集部に!

その「梨」を手に、とっとり観光親善大使の倉本真梨菜さんが、編集部に!

左が「二十世紀梨」で右が「新甘泉」。 ちょっとわかりずらいかもしれませんが、色も食感も全く違い、それぞれに美味!

「二十世紀梨」のほか、今イチオシという「新甘泉」などを、詳しく紹介していただきました。
というわけで、早速この2種を食べ比べたところ、味が想像以上に違ってびっくり。

写真左の「新甘泉」は赤梨で、「二十世紀梨」は青梨。剥いたときの感触も全く異なっていて、編集部員 Y嬢いわく「二十世紀梨」は芯のあるシャリシャリっとした切りごたえなのに対し、「新甘泉」はナイフを入れた途端、ジュワッと溢れだすようなジューシーさ。

「二十世紀梨」は、さわやかなちょっと酸味もある甘さが特徴的。一方「新甘泉」は濃厚で豊潤な甘さ。ジューシー系のフルーツには、ちょっと今までになかった、まさに新しい甘みの泉!! 「瑞々しい甘さ」が日本の梨の新時代を予感させ、世界の鉄道新時代を切り開いた新幹線にあやかって「新甘泉」と命名されたというのも納得です。ちなみに、鳥取県は新幹線が通っていないそう。新幹線の通らない鳥取の新甘泉…。もしやと思って名付け親を聞いてみたところ、平井伸治鳥取県知事。さすが「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある。」という名言(?)で、鳥取を一躍有名にした駄洒落の実力!感服です(笑)。
ちなみに今年出荷された「新甘泉」は、過去2番目に高い品質に仕上がりだったとか。甘みには徹底してこだわっていて、糖度センサーで合格したものだけが出荷されました。この梨の食べごろはもう終盤…ということなので、見つけた方は早めにご賞味を!
梨は「天然のスポーツドリンク」といわれるほど、水分(約89%)を含んだ果物。解熱作用もあり、咳を鎮め、のどを潤してもくれるので、風邪をひいているときに食べるのも効果的。また、カリウムも多く含んでいて、塩分の摂り過ぎで体内に増えてしまったナトリウムを減らし、血圧を安定させるはたらきがあるので、血圧が高いのを気にしている方にもオススメとか。
このほか、程よい甘さがカレーにもぴったりだそうで、すりおろした梨を隠し味としていれるのが、鳥取オリジナルレシピ。カレーには”りんごとハチミツ”だけではないのですね。ちょっと贅沢ないただき方ですが、次にカレーを作るときに試してみては?
そのままでも、料理に使ってもおいしい鳥取の梨ですが、「二十世紀梨」をより美味しくいただくためのアドバイスをひとつ。

「二十世紀梨をよりおいしくいただくためには、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れ、冷やしていただくのがオススメ。冷えすぎると、甘みが感じられなくなってしまうので、室温で保存するのがベストです」(倉本さん)

「梨ジュース5本+梨ゼリー4個セット」パートナー企業:(株)テラファーマ(鳥取市)

ところでこの梨、実は鳥取県のふるさと納税の返礼品にもなっています。その豪華さがなにかと話題となるふるさと納税ですが、鳥取県ではおよそ350種類ものアイテムがラインナップ。梨以外のフルーツや、蟹やお米など、加工品も含めて魅力的な商品が揃っています。また、返礼品のほか、鳥取出身の力士、宮城野部屋の石浦関から手形つきの御礼状が届くのも、心のこもったあったかさが感じられて好評だそう。
このふるさと納税で寄せられた寄付金は、鳥取中部地震からの復興にも充てられていて、被災した住宅の修繕など、まだまだ支援を必要する人々のために役立てられています。しかし復興財源のやりくりが苦しいのが現状とのこと。何か役に立てることを…と考えている方は、こういった納税で復興支援するのもいいかもしれませんね。

そんな返礼品のなかで、編集部が気になったのがこちら。
梨ジュースは「二十世紀梨」1玉分、丸ごと絞ったストレートな飲み心地。甘さと酸味のスッキリ感が絶妙! 梨ゼリーはなんと1.5玉分の「二十世紀梨」が凝縮。ちゅるんとした食感も、梨の甘さにマッチしています。

二十世紀梨から生まれた梨人間。

ところで、パッケージを見て、何か気づきませんか?

そう、気になる彼は、とっとりなしお。
鳥取の魅力を伝えるために二十世紀梨から生まれた梨人間です。やる気も才能もないけどストレスもない、「なしなし」づくしの彼のPVが、今密かに注目を集めています。
共演は、なんとAKB48 Team8 鳥取県代表の中野郁海さん。やる気どころか上手いのか下手なのかもよくわからない「ナシのままで生きていく~とっとりなしおの唄」は、殺伐とした日常に疲れた“おとな”を慰め励ましてくれる、というか「これでいいかな」と思わせてくれる癒し系ソング。聞いていると、故郷を思い出し帰省したい衝動にかられる”望郷ソング”でもあります。疲れている方にはこの“ゆるーい”ヌケ感がツボだと思いますので、是非。
ですが、、、一度聞くと、アンニュイなささやきボイスが脱力感一杯に頭の中でリフレインしますので要注意(笑)

梨の歴史も必見です。

それにしても、わずかな時間で「梨」の偏差値がぐっと上がった編集部員(笑)。成果売り場に行ったら、身に着けた知識でしっかり吟味、鳥取県の「二十世紀梨」でおしいい秋をいただきたいと思います!
皆さんもぜひ!!

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