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「デリケートゾーン」と「健康」の切っても切れない関係とは? [mi-mollet]

2017年09月08日(金) 18時00分配信

こんにちは、ライターの村上です。今回は、『潤うからだ』の著者で、日本での植物療法の第一人者である森田敦子さんにうかがいつつ、「膣まわりがなぜ、健康に結びつくのか」について考えてまいります。
「膣まわりが健康と深く関わっているのは、膣や尿道、肛門が、それぞれ“粘液”を出す場所だからです」と森田さん。粘液とは、からだの外部から侵入しようとするウイルスなどの外敵をブロックしたり、体内に入り込んだ異物を排出するために働く体液のこと。粘液の質が高まるほどからだを守る力も強まるので、“粘液力とは、すなわち免疫力”と言い換えることができるでしょう。森田さんが言うには、そもそもヨーロッパでは、この“粘液力=免疫力”は古くから浸透している健康のセオリー。粘液の質は、健康状態を推し量るバロメーターのひとつとして捉えられているそうです。「なかでも、女性のからだを健やかに保つには、膣から分泌される膣液の潤いが不可欠。よく“膣には自浄作用がある”と言われますが、それは膣内が、衛生を保ってくれる常在菌を含んだ粘液でしっかりと潤っていることが前提。つまり膣の粘膜が乾燥してしまうと、様々なトラブルを引き起こすもとになってしまうのです。」

たとえば、膣が乾くことによるブロック機能の低下は、さまざまな感染症を呼び込みます。読者の皆さんも一度は経験したことがあるかもしれないポピュラーなカンジダ膣炎を始め、膣の病気全般の呼び水に。また、見過ごせないのは、ホルモンバランスの乱れ。膣内の乾燥は、当然、膣に繋がる子宮にも影響を及ぼします。女性ホルモンのバランスが崩れることで、特に40歳くらいからの老化のスピードを一気に加速させてしまうのです。髪や肌、爪などのハリやツヤも、女性ホルモンの良好な状態があればこそ。やはり大人の女性がキレイを保つには、健康であることが欠かせないのですね。森田さんの植物療法の師であり、産婦人科の世界的権威であるフランス人のベランジュール・アルナール先生は、以前、こんなことをおっしゃっていたそう。「何歳になっても、きちんと粘液を分泌できる弾力と潤いのある膣を維持し続けること。それは、どんな高級美容液よりも効果があるのよ。」

 
最後に、気になる”よい膣液の状態”について、森田さんに確認を。「膣の粘液を指先に取り、親指と人差し指で広げてみて。5cmくらい糸を引く粘力があれば、健やかな状態です。無色透明で強い臭いがないかどうかも、チェックしてみてくださいね。」週末のくつろいだお休み前などに、セルフチェックしてみてはいかがでしょうか?

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