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現代版『ローマの休日』!誰より強いお姫様『ワンダーウーマン』がめちゃくちゃかわいい! [with]
2017年08月30日(水) 20時00分配信
今最も話題の映画『ワンダーウーマン』。ミス・イスラエルにして兵役経験を持つガル・ガドットの美しさとカッコよさに、ほんとに惚れ惚れします。
ワンダーウーマンは、アメリカのコミック出版社「DCコミックス」のキャラクター。ライバル会社「マーベル」が「アベンジャーズ」で次々とヒットを飛ばす中、DCコミックスは、うちも!とヒーローキャラ総出演の「ジャスティス・リーグ」を作ろうとしているのですが、アメリカで大ヒットしたワンダーウーマンはもはやその目玉といっていい存在です。というのもこの作品、女性に向けて作られ、狙い通りに女性観客を獲得した初の作品だと思うから。実はロマンチック・コメディの永遠の名作『ローマの休日』そっくりなんです。
ワンダーウーマンは、アメリカのコミック出版社「DCコミックス」のキャラクター。ライバル会社「マーベル」が「アベンジャーズ」で次々とヒットを飛ばす中、DCコミックスは、うちも!とヒーローキャラ総出演の「ジャスティス・リーグ」を作ろうとしているのですが、アメリカで大ヒットしたワンダーウーマンはもはやその目玉といっていい存在です。というのもこの作品、女性に向けて作られ、狙い通りに女性観客を獲得した初の作品だと思うから。実はロマンチック・コメディの永遠の名作『ローマの休日』そっくりなんです。
『ローマの休日』は、“銀幕の妖精”と呼ばれた大スター、オードリー・ヘプバーンを主演に50年代に作られた、ロマンティック・コメディの名作。主人公は、ローマ滞在中の某国の王女。公務に退屈した彼女はこっそりとホテルを抜け出しローマの町を散歩するのですが、これに気づいた特ダネ狙いのジャーナリストが素性を隠して彼女に付き合ううちに、彼女のことを好きになってしまい……というお話です。初めて見るものばかりの町に好奇心旺盛な王女は興味津々、ネタのつもりで近づいたジャーナリスト振り回されっぱなしなのですが、それが本当にかわいくて楽しくて、世界中で大ヒットしました。
こういうやりとりが、『ワンダーウーマン』でそのまんま描かれています。実はワンダーウーマンことダイアナは神話の国のお姫様で、時空を超えてその世界に紛れ込んだ第二次大戦のイギリス軍兵士スティーブに導かれ、現実の1940年代でナチスドイツと戦うことになります。 着たことのないドレスに戸惑い、初めて食べるアイスクリームに感動し、「議事堂には女は入るな」とか「そんな裸みたいな格好で」とか言われポカーンとしたり、みんなわかってて聞かないことを「なんで?どうして?」と素朴に突っ込んでみたり、そういう部分がものすごく可愛い。
その可愛さが、ぜんぜん「媚び」でないのが、個人的にはすごーくいいなーと思います。もちろん『ローマの休日』よろしく、そこに生涯一度の恋が生まれるのはいうまでもありません。それがラストで彼女の強さに繋がってゆく――という展開も女子のツボにぴったり。 強くてカッコよくて可愛い、今の女子が目指したいものが全部入った、この夏最高の女子ムービー。ぜひご覧くださいませ!
文/渥美志保