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おとなの“若作り” と “若く見える” はここが違う! [おとなスタイル]

2017年08月07日(月) 10時00分配信

イタい人に見られないようにするのが大切。

トレンドカラーとして注目が集まるピンク。可愛いメイクにはピンクの口紅がやはり効果的?
「確かにピンクは可愛いイメージの色ですが、明るすぎるピンクは安っぽく、老けて見せることもあります。おとなには、肌になじむ淡いオレンジからサーモンに近いピンクが最適。血色のいい健康的な顔に見せたいので、肌になじんでいることも忘れずに。顔から浮いてはダメなんです」 と、雑誌やCMなどを中心に女優やタレント、モデルのヘアメイクを数多く手がけるヘアメイクアップアーティストの嶋田ちあきさん。

嶋田さんが考える可愛さと勘違いの境界線は、どこにあるのだろう。
「若作りと若く見えるのとは違う、その感覚に近いですね。20代が使うようなギラギラしたアイシャドウをまぶたに使えば、若作り。でも、下まぶたのきわにほんのりのせると、可愛くなる。つまり、おとなの可愛いさは“わかりやすく使わない”こと。メイク好きの方はなんでも取り入れがちなので注意が必要です」

まさに、“可愛いもの”は諸刃の剣。
目的、効果をわかった上で、隠し味にしなければ、使っても無駄になる。
「でも、新しいものを試してみようという気持ちはとても大切。よかった時代の自分を引きずってしまう人も多いでしょう? 自分はずっとこのスタイルでやってきているからこれが自分らしいと思い込んでいる、その思い込みって危ないものがあると思うんです。自分が見慣れているだけで、実際には顔の表情筋も変わっていますから」

気持ちもメイクも肩の力を抜くのがコツ

勘違いしないためには、気持ちもメイクも“軽く、ユルく”が肝だという。
「今はファッションも軽やかになっているので、とくにおとなの可愛らしさには、髪型やメイクに抜け感が必要です。だから、なんでも“きっちり塗らない” “しっかり描かない” “重たくしない”こと。
マインド的にもユルさが必要な時代ですから、気持ちの部分から変えていくといいかもしれませんね」

メイクがわからなくなったときは、メイクレッスンに参加するのも手。嶋田さんが主宰するメイクレッスンに通う50代も今、増えているという。
「あなたの顔にはこれというテクニックやアイテムを教わると、手持ちのなかで使えるものと更新するもの、買い足すものもわかってきます。今、知っておけば、そこから先の年齢も受け入れやすくなりますよ」

嶋田流「可愛い顔」の作り方  【OK編】

リップとチークはオレンジ系ピンク
肌から浮かない、淡いオレンジ系のピンクがベスト。
青みや赤みの強いピンクは肌をくすませることも。

嶋田流「可愛い顔」の作り方  【NG編】

明るすぎるヘアカラー
いかにも白髪と闘ってます、的な明るすぎる髪色は不自然。眉毛も色を揃えようとすればさらに老け地獄。

唇の完璧なフチドリとこってりグロスに注意
縦じわ予防のたっぷりグロスは流行遅れ。最近の口紅はにじまないのでラインも不要。抜け感が大事。

可愛さキープ!メイクの心得3ヵ条

1.軽さとユルさを心がけて
作り込むほど可愛いとは真逆に。きっちり、こってりはやめる。

2.若い子の流行をそのまま取り入れない
若い子のキラキラコスメはおとなには基本的には不向き。
気になるものはどんどん試して、限度を見極める。

3.迷ったらメイクレッスンを受けてみる
レッスンを受けることで今の自分の顔も使うべきアイテムもわかってくる。
■Profile

ヘアメイクアップアーティスト
嶋田ちあきさん
雑誌やCMなどを中心に女優やタレント、モデルのヘアメイクを数多く手がける。自身が主宰するメイクレッスン「Perfect Makeup Lesson」は、1日で理論と技術が学べて大好評。

 

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
イラスト/服部あさ美

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