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なぜシミができるか知ってますか?【種類や原因をちゃんと知ろう!】 [VOCE]
2017年07月21日(金) 12時00分配信
Q.1 メラニンってそもそも何?
“肌の細胞を紫外線ダメージからガードするもの!”
「紫外線などの刺激を受けると、表皮の一番下、基底層にあるメラノサイトの中で、酵素チロシナーゼの働きでメラニンがつくられ、ダメージをブロック」(千葉先生)
「紫外線などの刺激を受けると、表皮の一番下、基底層にあるメラノサイトの中で、酵素チロシナーゼの働きでメラニンがつくられ、ダメージをブロック」(千葉先生)
Q.2 シミのできるメカニズムを教えて!
“メラニンが上手く排出されず表皮内に蓄積してシミに”
「通常、メラニンは肌のターンオーバーによって表面に押し上げられ、古い角質とともにはがれますが、紫外線やストレスなどによってターンオーバーが遅くなると排出されずに表皮の中に蓄積。メラニンは黄赤色または黒褐色のため、茶色く見えてシミに」(千葉先生)
「通常、メラニンは肌のターンオーバーによって表面に押し上げられ、古い角質とともにはがれますが、紫外線やストレスなどによってターンオーバーが遅くなると排出されずに表皮の中に蓄積。メラニンは黄赤色または黒褐色のため、茶色く見えてシミに」(千葉先生)
Q.3 急にシミが増えてきた。何かのきっかけで表面に出てくるものなの?
“日焼けや炎症がダメ押しに!”
「ジワジワとシミを形成しつつあったところに、紫外線などによってメラニンが急増すると黒さが増して目視できるように。また光によって見え方が異なるため、場所が変わっただけで浮き上がって見えることも」(佐藤さん)
「ジワジワとシミを形成しつつあったところに、紫外線などによってメラニンが急増すると黒さが増して目視できるように。また光によって見え方が異なるため、場所が変わっただけで浮き上がって見えることも」(佐藤さん)
Q.4 シミの種類を知っておきたい!
“シミとひとくちにいってもいろいろな種類があります!”
「一般的に“シミ”と呼ばれているのは日光性色素斑(老人性色素斑)。種類によって治療法は異なります」(千葉先生)
「一般的に“シミ”と呼ばれているのは日光性色素斑(老人性色素斑)。種類によって治療法は異なります」(千葉先生)
Q.5 きちんとケアしたら、シミはどれくらいの期間で改善する?
“うまくいけば1~2ヵ月。ただし、個体差が大きい!”
「シミ部位のメラニンは、ずっと同じものではなく新しいメラニンに置き換わっているため、過剰なメラニン生成を食い止められれば理論的には2ヵ月で変化が」(佐藤さん)
「シミ部位のメラニンは、ずっと同じものではなく新しいメラニンに置き換わっているため、過剰なメラニン生成を食い止められれば理論的には2ヵ月で変化が」(佐藤さん)
Q.6 若いときの日焼け跡はどうしようもないの? 絶対、後からシミになるもの?
“日焼けの履歴は残るけどシミは美白ケアで防げる!”
「紫外線の痕跡を消すのは難しいけど、UVケアで新たな日焼けを防ぎ、美白ケア でシミ生成プロセスをコントロールし、表面に出にくくすることは可能」(佐藤さん)
「紫外線の痕跡を消すのは難しいけど、UVケアで新たな日焼けを防ぎ、美白ケア でシミ生成プロセスをコントロールし、表面に出にくくすることは可能」(佐藤さん)
Q.7 紫外線以外にもシミの原因ってあるの?
“あります!!”
「摩擦や乾燥、肌荒れによって起こる炎症でもメラニンが増えます。酸化や糖化もシミやくすみを悪化させる要因に」(佐藤さん)
「摩擦や乾燥、肌荒れによって起こる炎症でもメラニンが増えます。酸化や糖化もシミやくすみを悪化させる要因に」(佐藤さん)
Q.8 シミのできやすいところを教えて!
“頬とこめかみ!”
「紫外線がよく当たり、肌をこするなどして刺激を与えやすい頬や、無防備になりがちなこめかみなどにできやすいという傾向があります」(千葉先生)
「紫外線がよく当たり、肌をこするなどして刺激を与えやすい頬や、無防備になりがちなこめかみなどにできやすいという傾向があります」(千葉先生)
Q.9 美白化粧品の目的って何?シミを防ぐの?消すの?
“本来の目的は、シミを防ぐこと”
「メラニンの生成を抑えるなどして、シミやソバカスを防ぐ効能を認められたもの。ただしメラニン生成を防ぎ続ければ、それ以上のことが叶う場合も」(佐藤さん)
「メラニンの生成を抑えるなどして、シミやソバカスを防ぐ効能を認められたもの。ただしメラニン生成を防ぎ続ければ、それ以上のことが叶う場合も」(佐藤さん)
お話を伺ったのは…
【イデリア スキンクリニック代官山院長 千葉真美先生】
日本皮膚科学認定皮膚科専門医。豊富な臨床経験をベースに、すっぴんを誇れる肌に導く的確なプログラムを提案。
【資生堂 皮膚科学研究グループ グループマネージャー 佐藤潔さん】
メラニンに関する研究を専門とし、名作HAKUやホワイトルーセントの開発に携わる。美白薬剤研究開発歴は24年!
撮影/当瀬真衣、浜村達也、金栄珠、柏原 力
日本皮膚科学認定皮膚科専門医。豊富な臨床経験をベースに、すっぴんを誇れる肌に導く的確なプログラムを提案。
【資生堂 皮膚科学研究グループ グループマネージャー 佐藤潔さん】
メラニンに関する研究を専門とし、名作HAKUやホワイトルーセントの開発に携わる。美白薬剤研究開発歴は24年!
撮影/当瀬真衣、浜村達也、金栄珠、柏原 力