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代官山・西麻布 人気店で楽しむ“おとなのひとりごはん” [おとなスタイル]

2017年07月14日(金) 10時00分配信

思った以上に敷居が低くなっているひとり外ご飯

ひとり外ご飯を気負わず楽しんで、といっても「お店との雰囲気が合わなかったら」「居心地が悪かったらどうしよう」と躊躇してしまう人は多い。「おひとりさまといっても、お店に来てくださる理由はさまざまです。“ひとりの時間を楽しみたいから放っておいて”という方もいれば、“お店の人との会話を楽しみたい”場合もあります。
最初、そういった目的がお店に伝わらなかったら、と心配されるようですが、不思議なもので、言葉に出さずともその意図は店側に伝わっています。ですから安心して、好きなように、ひとり時間を楽しんでいただければいいのだと思います」というのは、代官山の人気店『ファロ』の樫村仁尊シェフだ。
今回取材した人気店のシェフすべて、樫村さんと同じことを口にしていた。私たちが思っている以上に、ひとり外ご飯市場は、初心者にもやさしくなっている。
より心地よい時間を過ごすために、お店からのリクエストも含めてポイントを紹介しよう。
予約の際に、ひとりサイズができるか確認するとスムーズ

どのカウンター席からも厨房が見える。ダイナミックな調理を眺めているだけでも楽しく、いい “間” が持てる。

予約の際に、ひとりサイズができるか確認するとスムーズ

カウンター席、グラスワインの数、ひと皿の量―― 。

ひとり向けサイズの料理でバリエーションも楽しめる

店の中央には迫力のオープンキッチン。厳選した素材を生かした炭火焼き料理が名物のイタリアン『ファロ』。
予約待ちも多い人気レストランだが、おひとりさま率も高いことで有名だ。
ゲスト同士の視線が合わないように、細かく設計されたカウンター席など、おひとりさま心をくすぐる点はいくつもあるが、なによりもファロで注目したいのは料理のボリューム感だ。

くるくる巻いた太刀魚と本日のおばんざい。いろんな種類を少しずついただけるのは、まさにひとり向き。

通常、ひとりだと1~2品が限度。食べられるメニューの数には限りが出てしまう。でも、ここではお通しとしておばんざいが5種類選べ、少しずついろんなものが味わえる。
また、ファロでは、おひとりさまにはハーフサイズへ調整することも可能。そんな心遣いをしている店も最近増えている。店を予約する際にも、「ひとりですが、サイズの調節はできますか?」と聞いてみると間違いはないだろう。
さらにファロには、スパークリング、白、赤、デザートワイン含めて30種類以上ものグラスワインが楽しめるという。あるいは、いろんな味を飲み比べたい、という人にもうれしい心遣い。そんな視点でお店を選ぶと楽しみは広がるはずだ。

樫村仁尊シェフ。広尾の名店『リストランテ アクアパッツァ』で長年、料理長を務めた実力派。「ひとりの方とは、素材や調理のことで会話が弾むこともあります」

【炭火焼イタリアン】
確かな腕が光る料理と使い勝手のよさに定評あり『ファロ』
炭火焼きをメインに、本格的なイタリアンが食べられるとあって、連日賑わう人気店。旬の野菜と魚を使ったサラダやスープなどの前菜、山形牛の赤身やウズラの炭火焼、豚バラ肉にハーブを巻いたポルケッタ、定番のパスタの種類も豊富。量の調整ができるか気軽にたずねて。

住所:東京都渋谷区代官山町14-10 LUZ代官山B1
未知なるカクテルの世界が好奇心を刺激する

メキシコの地酒メスカルと自家製パッションフルーツのシロップを合わせたカクテル。イチゴのスパイシーサラダと好相性。

未知なるカクテルの世界が好奇心を刺激する

ひとり寿司同様、憧れるのが、バーでのひとり飲みだ。でも女性の場合、「なんだか寂しそう」と思われそうで、と二の足を踏みがち。
西麻布にあるバー『クワン』は、50代~60代女性のひとり飲みがとても多いお店だという。

カクテルを作る店主の長谷川さん。料理は奥さんの紀子さんが担当。その雰囲気も心地よい。

「おいしく飲んでいただきたいので、最初にどんな種類のお酒が好きか、色々伺います。お話しすることで緊張がほぐれていくことが多いですね」と店主、長谷川康弘さん。ひとり飲みでは好奇心を上手に使って会話を弾ませるといいという。
「こんな味のものが飲みたいとか、このお酒はどこの国のものだとか、そんな会話は、お店の人ともいい空気を作る材料になると思います」

敷居が高いひとりバー。 お酒に詳しくなりたいという好奇心が、 お店との関係を縮めてくれる

【バー】
おとなの女性がふらりと立ち寄るバー『クワン』
クラシックスタイルから組み合わせがユニークな新感覚のカクテルまで、さらにさまざまな蒸留酒も楽しめる。野菜たっぷりのタイ料理も人気で、それ目当てで来る人も多い。

住所:東京都港区西麻布3-1-18 RD西麻布B1F

 

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
撮影/前 康輔

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