ドミニック・ローホー「重荷になっている人間関係は“透明人間”で乗り切る」 [mi-mollet]
2017年07月09日(日) 11時00分配信
日本のお母さんたちは、“ママ友”と言われる人間関係に苦労していると聞きます。だからストレスがたまって、モノを買ってしまうのかもしれませんね。私は人間関係もシンプルであることを心がけています。大切に思う人とだけ付き合うことが目標。そこで、自分が本当に付き合いたいと思っている人以外からのメールは、思い切って返信しないことにしています。それでも縁のある人というのは、不思議と途切れないものです。自分を大事にするには、余計な人間関係もある程度整理しなければ。でないとエネルギーをどんどん取られてしまいます。エネルギーはお金より大事ですから。
そうはいっても仕事をしていたり子供のことを考えたりすると、簡単には切れない人間関係も多いことでしょう。私はそんなとき、つまらない人間のふりをするのです。これはどういうことかというと、何を聞かれても何を話されても、「そうねー、そうねー」と淡々と反応して本音のところを見せない、という術です。たとえば「それ素敵ね、どこで買ったの」という質問には、「義理のお母さんからもらった」とポーカーフェイスで答えて、自分の好みを見せないのです。何かに誘われたときはもちろん断るのですが、それだけだと角が立ちますから、「金曜の夜なら空いてるんだけど」と、やはりポーカーフェイスで、相手が絶対に断るような誘いを返すのです。すると相手は何だか手応えがなくて、だんだんとアナタに興味を失い、去っていきますから。
私は自分にとっての豊かな時間をできるだけ多く持つためにも、透明な人間になりたいと思っているのです。
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