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持て余しぎみの「デコラな高級食器」を今風に使うなら? [mi-mollet]

2017年05月28日(日) 14時00分配信

オーセンティックなお皿を今風に盛る

結婚式の引き出物だったり、実家から譲り受けたものだったり、それ自体は美しいけれど、どう使っていいのか持て余しているヨーロピアンな食器、家に眠っていませんか?
デコラティブなお皿はエスニックと相性がいい

優美な柄やデザインの洋食器はチキンライスなど、エスニックな料理との相性が抜群。撮影/川上輝明(bean)

デコラティブなお皿はエスニックと相性がいい

伝統あるヨーロッパの洋食器に紅茶とケーキを盛ると、どうしたってマダムな雰囲気が漂ってきてしまいます。「器自体はとてもいいものだからこそ、食器棚の肥やしにはせず、賢く活用したいですね」と川上さんが提案してくれたのは、ズバリ“エスニック使い”です。「オーセンティックな器は、チキンライスや中華スープなど、エスニック料理を盛るとオリエンタルなムードに早変わり。これで”アジアの食堂”から、”ラッフルズ・ホテル”のようなスタイルになります!」

<recipe>
・シンガポールチキンライス 2人分

材料
・鶏胸肉 大1枚
・水 800ml
・米 1合
・塩 ひとつまみ
・レタス 4枚
・ライム 1/2個
・スイートチリソース 少々
・貝割れ大根 少々
・パクチー 少々

作り方
1 鍋に鶏胸肉を入れ、水を注ぐ。フタをして弱火にかけ、沸騰したら火を止めてそのまま冷めるまで放置。
2 米は研いで水(分量外)に30分ほど浸けておく。ザルに上げて水を切り、1の冷めたゆで汁を180mlと塩を加えて普通に炊く。
3 皿に2のご飯と、1の胸肉をそぎ切りにしたものを盛り、千切りにしたレタスと根を切り落とした貝割れ大根、適当に刻んだパクチー、くし形に切ったライムを添える。適宜スイートチリソースをつけながら食べる。
・チキンスープ

材料
・鶏胸肉の茹で汁 300ml
・醤油 少々
・カット野菜ミックス 少々
・炒りゴマ 少々

作り方
1 シンガポールチキンライスをつくった時の鶏胸肉の茹で汁を300ml計量して鍋に入れる。
2 1にカット野菜ミックスを加えて軽く火を通し、醤油で調味。器に盛って、炒りゴマを散らす。
青と金縁は料理を格上げしてくれる

青磁の青や金の差し色が入ることで、エスニック料理が一段と上品に。撮影/川上輝明(bean)

青と金縁は料理を格上げしてくれる

「青い絵柄の入った洋食器に、生春巻きや麺類、スープなど、エスニックな料理を盛ることは、ファッションで言うところの“あえて外す”、“遊びを取り入れる”感覚に近いと思います」。こうしたスタイリングには、金縁の入った和食器を合わせるのもオススメだそう。「お猪口にタレやソース、薬味を入れて。レンゲやお箸を合わせれば、大人っぽくもあり、こなれた食卓ができあがり。これから蒸し暑い季節になりますから、お家でエスニック気分を堪能してみては?」

<recipe>
・生春巻き

材料
・ライスペーパー 2本
・エビ(ブラックタイガー) 4尾
・レタス 3~4枚
・大根と人参の千切り 少々
・パクチー 少々
・スイートチリソース

作り方
1 エビは皮を剥いて熱湯で茹で、半分に割って冷ましておく。
2 ライスペーパーを水に濡らし、しんなりしてきたらパクチー、エビ、適当に折りたたんだレタス、大根と人参の千切りを端に重ねて並べ、ライスペーパーで巻き上げる。
3 スイートチリソースを添える。
フードディレクター
川上ミホさん
国内外のレストランでの経験を経て独立。イタリアンと和食をベースにしたシンプルでストーリーのあるレシピとスタイリングに定評あり。書籍や雑誌、TVなどを中心に活動するほか、近年はレストランプロデュースや商品開発アドバイサーとしても活躍。東京・目黒区東山でプライベート・レストラン「5quinto」を主宰。

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