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【人間関係Q&A】暴言を吐き、謙虚さのない80歳の母親。この先もつきあえる自信がない [mi-mollet]

2017年05月13日(土) 14時00分配信

六等星さんからの質問

Q. 子供の頃から母の暴言に悩まされています。
母は80歳。元気で、父と二人で近くに暮らしています。父は穏やかな性格ですが、母は私に父の悪口ばかり言っています。聞き流していますが、孫娘はそれが嫌で実家に寄りつかない状態です。それでも時々一緒に出かけるようにしていますが、「付き合ってあげている」という態度で、高齢で家族に迷惑をかけているという謙虚さは全くないのです。将来、母が一人になったときのことを考えると不安でいっぱいです。とてもではありませんが一対一で向き合える相手ではないのです。隣の市に妹が一人いますが、母のことは大嫌いなようで頼れません。母の性格とどう向き合えば良いでしょうか?

特別ゲスト 齊藤勇先生の回答

A. 我慢して愚痴を聞いてあげるか、避けるかの二択。 もし避けても、お母さんが弱る心配はないと思いますよ。

ストレートに解決策だけお伝えしますと、これは二択で、我慢してお母さんの愚痴を聞いてあげるか、もう会いに行かないか、です。お母さんはもう80歳ですし、お母さん自身がこの先変わることは期待できませんから。

六等星さんのお母さんは、攻撃対象を見つけて、その人の愚痴を言いストレスを発散する性格なのではないかと推測されます。そして今は、その攻撃対象がお父さんのなのでしょう。

ただ、そのお父さんの愚痴を言う相手というのが、今は六等星さん以外いないようなのが悩ましいところですね。六等星さんが余裕があるなら聞いてあげてもいいと思いますし、ご自身の調子が悪くなるくらいでしたら、我慢せず逃げられたほうが良いと思いますよ。

何より懸念されるのは、もしお父さんが先に亡くなった場合、お母さんは攻撃対象を失いますから、その矛先が六等星さんに向くかもしれない、ということです。こういう性格の方は、“逃げない相手”というのを嗅ぎ取る力が強いところがありますから。現に妹さんは寄り付かなくなってしまった中、六等星さんだけはドライに切り離せず、我慢強く付き合ってあげていますよね。ですから、むしろ新たな攻撃対象にされてしまう可能性のほうを懸念して、今から少しずつお母さんと距離を取ることをされたほうが良いかもしれません。

六等星さんが会いに行かなくなったとしても、お母さんは大丈夫だと思いますよ。こういう性格の方は、愚痴を言う相手がいなくなったら、新たに誰かを見つけてまた言いますから。良くも悪くも、そんなヤワな性格ではないのですよ。
いかがですか?
齊藤先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE

齊藤 勇(さいとういさむ)
1943年生まれ。心理学者、立正大学心理学部名誉教授。専門は対人心理学と恋愛心理学。分かりやすい講義が人気で、『笑っていいとも!』(フジテレビ)や『それいけ!ココロジー』(読売テレビ)など多数のテレビにも出演していた。著書は100冊以上あり、『男と女の心理学入門』(かんき出版)、『悪用禁止!思いのままに人をあやつる心理学大全』(宝島社新書)、『ずるい心理学~上司に得意先、先輩、同僚も年下まで、なんかいいように“使われている”~』(ぱる出版)、『超・相槌』(文響社)など近著も多数。

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