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ローレン・ハットン、73歳でカルバン・クラインのランジェリーモデルを務めるの巻 [mi-mollet]

2017年05月05日(金) 12時00分配信

現在のローレン。やっぱり素敵です。写真:Shutterstock/アフロ

最近世間を騒がせている、自称38歳で実年齢は62歳の女性詐欺師の事件。友人と彼女のニュースについて話し合っているときに、「若作りはいいけれど、自分の年齢を恥じるのはよくない」という名言を吐いていました。たしかに。
せっかく若く見えるなら普通に「若く見える62歳」でいいのに、男性から愛されたい見栄からなのかお金を騙しとるためなのかはわかりませんが、30歳近くもサバを読んでしまったところが、彼女をより“イタいひと”に見せている気がします。

そんな話はさておき、2017年のカルバン・クラインのアンダーウェアのCMで、あのローレン・ハットンが73歳にしてランジェリーモデルを務めるというニュースが。

今回のキャンペーンでは、映画監督のソフィア・コッポラがキャスティングとディレクション、撮影を務め、18歳から73歳までの女性たちが起用されています。彼女たちがひとりひとり登場してパーソナル・ストーリーを語るCM動画は、YouTubeでも公開中。キャンペーンモデルのラインナップは、ラシダ・ジョーンズやキルスティン・ダンスト、イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘のマヤ・サーマン・ホーク、アナ・スイの姪であるスイ・ワンダーなどで、その中でもちろん、最年長がローレン・ハットンです。ローレンをキャスティングしたソフィア・コッポラのセンスはさすが、といった感じ。

ローレンはシアー素材のブラに羽織ったシャツのボタンを開けて肌を見せた状態で登場。70年代にスーパーモデルの先駆けとして活躍し、チープ・シックスタイルのおしゃれアイコンともなったローレンは、歳は重ねていても、知的で上品なオーラは昔と変わらず。その変わらない魅力のいちばんのポイントは、ちょっといたずらっぽく輝いている瞳にあると感じました。私見ですが、今をイキイキ生きているかどうかって、年齢は関係なく、瞳の輝きに出るような気がするんです。人生あきらめちゃってる人って、目に出るもの。

CM以外の私服スナップでも、若作りではなく今の自分に合ったコーディネイトを身につけているローレンは、マイ・スタイルを持った素敵な女性なんだなあ、と、しみじみ。冒頭で書いたなんとか容疑者みたいに“若く見える”ことに固執してしまうと色々辛くなるけれど、その年齢の自分が居心地よくいられて魅力的に見える服装選びにアップデートして行けるよう私もがんばりたいな、と思わされた次第です。

 

(文/さかいもゆる)

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