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“五感に気持ちのいい”部屋をつくるルール [おとなスタイル]
2017年02月22日(水) 09時00分配信
五感に気持ちのいい空間は、いかに「線が揃っているか」次第です。
床にも天井にも造作家具にも。ふんだんに木を取り入れたLDKの気持ちよさは格別。幕田さん夫妻が埼玉県に建てた「小さい家」は、歳月と共に変化していくその過程も楽しみな“木の家”だ。
異動するまで、営業担当としてお客様の家づくりに携わってきた幕田さん。学生時代から家に興味を持ち、住宅展示場を巡っていたところ「こんな家にいつか住みたい」と惹かれたのが住友林業の家だった。
ちなみにご主人も同じ職場。そんな住宅のプロの夫婦が2年前に建てた家のメインは、1階のLDKだ。
「たとえばリビングからダイニングを見てみると、棚やテーブルの高さが水平に揃うように設計されています。ルイスポールセンのペンダント照明の位置も、奥の収納棚とぴったりに。焼き物タイルの壁も、水平のラインが強めに出るよう白い目地を太目にしました。こうして線がすっきりしていると、人は無条件に気持ちよさを感じるものなんです」
内装に自然素材をふんだんに取り入れ、南西向きに緑が見える大きな窓を採用。床や天井と色味を揃えた木の素材が、リビングに広がりを生んでいる。木の板の向きにも秘密が。
「天井と床では板の向きを変えてあるんです。天井板は、天井の長い辺に沿って張ることで、空間をより広々と。一方ソファからレイアウトを考えたリビングの床は、座ったときにしっくり落ち着けるよう、窓向きにフローリングが張られています」
ちなみにご主人も同じ職場。そんな住宅のプロの夫婦が2年前に建てた家のメインは、1階のLDKだ。
「たとえばリビングからダイニングを見てみると、棚やテーブルの高さが水平に揃うように設計されています。ルイスポールセンのペンダント照明の位置も、奥の収納棚とぴったりに。焼き物タイルの壁も、水平のラインが強めに出るよう白い目地を太目にしました。こうして線がすっきりしていると、人は無条件に気持ちよさを感じるものなんです」
内装に自然素材をふんだんに取り入れ、南西向きに緑が見える大きな窓を採用。床や天井と色味を揃えた木の素材が、リビングに広がりを生んでいる。木の板の向きにも秘密が。
「天井と床では板の向きを変えてあるんです。天井板は、天井の長い辺に沿って張ることで、空間をより広々と。一方ソファからレイアウトを考えたリビングの床は、座ったときにしっくり落ち着けるよう、窓向きにフローリングが張られています」
「共働きなので、癒やされる空間にしたいというのが我が家のテーマ。そのためには光や風、自然など五感に訴えるものを上手く取り入れること、目に見える“線”をすっきり整理することが欠かせませんでした」
廊下を設けずリビング階段にしたことで、必然的にできた吹き抜け。そこに縦長の窓をつけて光を取り入れたのも、省スペースで空間の広がりを感じさせるワザの一つ。
「天井までつながるロングサイズのドアや窓も、小さな家にこそ効果的。ドアを開けたとき、天井続きで視界が拡がるのは気持ちいいものですよ。 完成した家は本当に快適で、休日にはソファで二人、大画面、大音量で映画を観るのが楽しみなんです」
「天井までつながるロングサイズのドアや窓も、小さな家にこそ効果的。ドアを開けたとき、天井続きで視界が拡がるのは気持ちいいものですよ。 完成した家は本当に快適で、休日にはソファで二人、大画面、大音量で映画を観るのが楽しみなんです」
3LDKの2階建て。1階はLDKのみ、2階は3つの部屋と浴室のシンプルな間取り。「あったほうがいいかなと悩んだ和室は、思い切って排除してよかったです」2階浴室の窓の外にはバルコニーがあり、外を見ながら入浴できる。
幕田さんの「広く見せる」4カ条
1:家具と照明、ラインを揃えると無意識に気持ちよくなる
2:デッキとひさしもリビングの天井や床と木材の色を揃え、部屋との一体感を出す
3:窓やドアは天井ギリギリまで使い、抜け感を出す
4:リビング階段で廊下をなくし、開放感のある吹き抜けに
『おとなスタイル』Vol.5 2016秋号より
(構成・文/木村真由美)
2:デッキとひさしもリビングの天井や床と木材の色を揃え、部屋との一体感を出す
3:窓やドアは天井ギリギリまで使い、抜け感を出す
4:リビング階段で廊下をなくし、開放感のある吹き抜けに
『おとなスタイル』Vol.5 2016秋号より
(構成・文/木村真由美)