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「小さな家を広く使う」プロの解決策 [おとなスタイル]

2017年02月04日(土) 09時00分配信

小さな家とは思えませんね

すっきり暮らしたいけれど、すぐに散らかってしまう…という悩みは多くの人が抱えているそう。工務店勤務の中山総一郎さん自身も、同じ悩みを抱えていました。
今回は、中山さんと建築家の伊礼智さんが手がける、プロ同士がタッグを組んで形にした中山さんのご自宅から、小さな家でも空間を活かせる工夫を教えていただきました。
数多くの家をつくってきた “家を建てるプロ” の “家を広く使う為の解決策” には、どんな工夫があるのでしょう。

中山さんは、この環境のよさに心惹かれ、ここに居を構える決心をしました。

北側に小川が流れる緑豊かな遊歩道を借景に持つ中山邸。窓は景色のいいところだけをフレームにおさめるように、と贅沢な考え方でつくっています。季節によって変化する、絵のように美しい眺めも自慢のひとつです。

「空間の変化と外とのつながりが楽しめる家は、ひとつひとつの部屋が小さめでも開放感が得られます」

窓を開け放つとコンパクトな空間のリビングが外のデッキとつながり、一気に視界が広がる。春は庭のしだれ桜で、毎年お花見を楽しんでいるそう。

シンプルな室内はファブリックなどで個性を添えます。

光がたっぷり降り注ぐ奥のLDKは壁を薄いグリーンにすることで、目に優しい落ち着きのある空間に。

右側はコの字型の3方向収納棚。正面は飾り棚、右横はキッチン収納棚、その奥はお酒用冷蔵庫を収めた収納棚に。

また、中山さんが長年の経験から、家を広く使うために知恵を駆使しているのが収納です。

「私を含め多くの施主さんが、すっきりと暮らしたいけれど、すぐに散らかってしまう、という悩みを抱えています。これには“見せない収納棚”がいちばんの解決策です」

一見シンプルに見える中山邸も、たくさんの収納棚を設(しつら)えています。
棚の存在感がないのは、扉を一枚板にして壁のようにすっきりと見せているから。また、棚の場所を1カ所にまとめ、部屋の間仕切りを兼ねるなどスペースを無駄にしない工夫も凝らされています。

 

(撮影/西川公朗、森泉匡)

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