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綾瀬はるかさんが“やりたいことがみつからない”人に伝えたいこと。 [with]

2017年02月04日(土) 21時00分配信

撮影/今城純(D-CORD)

立春を過ぎれば春はすぐそこ! 春の風のようにふんわり心地よい存在感で、映画にドラマにドキュメンタリーにと、ますます活躍の場を広げる綾瀬はるかさん。最新の出演作についてや、今思うことなどを伺いました。
ちょっとしたきっかけで、変わる可能性はある

「なにがしたいかって聞かれると掃除かな。もう掃除が趣味!」 撮影/今城純(D-CORD)

ちょっとしたきっかけで、変わる可能性はある

やわらかな雰囲気でいて、きちんと筋の通った強さも併せ持つ綾瀬はるかさんは、with世代には憧れの存在。2017年も気になる出演作品が続々と公開されています!
まずは映画『本能寺ホテル』。綾瀬さん演じる主人公の倉本繭子はアラサーの会社員。それが、ひょんなことから戦国時代へタイムトリップし、“本能寺の変”直前の織田信長に出会うことに……という奇想天外なストーリーながら、いつの間にか引き込まれてしまうのは、綾瀬さんの不思議な存在感のなせるワザ!

「やりたいことが意外とない。私ってつまんない人間だな(笑)」 撮影/今城純(D-CORD)

「そうですか(笑)? 繭子は特別やりたいこともないまま、流れに身を任せて生きてきた女の子。仕事も結婚も、人生には“流れ”みたいなものがあるから、それに乗っかって、しかも側にいろいろ決めてくれる恋人がいたら……それはそれでいいですよね。台本を読んだときは、私もそんな繭子に違和感はなかったんです。でも、実際に演じてみると、繭子には意外と自分の意見を言う機会がなくて……これってけっこう悲しいことかもって。だから、繭子が能動的に動いて、だんだん自分らしさを見つけていく“戦国時代パート”のほうが、私自身、演じていても楽しかったですね」

「『守り人』シリーズは、つい引き込まれちゃう。すごいんですよね」 撮影/今城純(D-CORD)

戦国時代にタイムトリップするたびに生き生きとしていく繭子。でも、繭子が変わっていくのは、タイムトリップだけがきっかけではないのかも、と綾瀬さん。

「確かに戦国時代って、ものすごい時代だし、織田信長なんかに会っちゃったら……見える世界はきっと全然変わりますよね。でも実は、探してさえいれば、人ってちょっとしたきっかけでも変わる可能性があるんじゃないかなって。この映画の“現代パート”にも、カギになる存在は出てきますし、その人が映画の中でも『確かに!!』っていうことを言ってくれるんです。その言葉は私の中にもすごく残っていますから、『やりたいことが見つからない』というwith読者の方がいたら、なにかヒントが見つかるかも」

(C) 2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ

PROFILE
1985年生まれ、広島県出身。女優。高い演技力と自然体のキャラクターで男女ともに幅広い層からの支持を得る。近年の出演作は、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞ほか数々の賞を受賞した映画『海街diary』や『高台家の人々』『いしぶみ』『海賊とよばれた男』、ドラマ『わたしを離さないで』など。最新主演映画『本能寺ホテル』(東宝)が公開中。NHK 大河ファンタジー『精霊の守り人 悲しき破壊神』(毎週土曜21:00~ ※3月11日は休止)が絶賛放送中。

with2017年3月号

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