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転職活動のキモを解説!「マイペースに働けることを最優先にしました」 [with] 

2017年01月17日(火) 18時00分配信

迷いながらも転職に踏み切り、希望の仕事を手に入れた読者が登場。ハッピーな転職のコツを、リアルな経験談から学ぼう!
ブラックな会社で懲りたので、マイペースで働けることを最優先!

イラスト/菜々子

ブラックな会社で懲りたので、マイペースで働けることを最優先!

福岡さやかさん(仮名・26歳)
前々職 不動産賃貸会社営業(正社員)
前職  通信関連会社総務(契約社員)
現職  団体職員総務(派遣社員→正社員)

新卒時、不動産賃貸会社に総合職として入社。営業担当となるが心身の限界を感じ、入社2年を待たず退職。一時、実家に戻り静養後、転職活動をスタート。事務職の経験を積むため通信関連会社の契約社員を経て、団体職員に。
残業代もまともに出ない会社だった……

イラスト/菜々子

残業代もまともに出ない会社だった……

現在、団体職員として総務で保険業務など担当する福岡さん。
「新卒で唯一内定をとれたのが、ある不動産会社でした。でも新人研修から超体育会系......。給料は安いし、ボーナスもないのにサービス残業はたっぷり。休日は月に2〜3日だけ。それでも自分なりに楽しみを見つけてがんばったのですが......」
入社して2年を待たずに体力的にも精神的にも限界を迎えた彼女は、退職を決意。心身の静養も兼ねて、地方の実家に戻った。
「無職になると、不安でならないんですね。その時期に簿記検定を受け、ファイナンシャルプランナーの資格を取って、また上京したんです」
約1年ぶりの東京で、福岡さんは転職活動をスタートした。
契約社員で事務経験を積むためのステップを踏む

イラスト/菜々子

契約社員で事務経験を積むためのステップを踏む

「営業は向かないと思ったので、『正社員・事務職』が希望でした。でも、事務は経験がものをいうと聞いていたので、とりあえず経験を積むために通信関連会社の総務に、契約社員として勤めることにしたんです」
1年間契約社員としてすごし、事務職の経験を得た福岡さんは、ついに本気の転職活動を始める。
「年収320万円以上、休日は年間123日以上で土日祝休み、ボーナスありで正社員・事務職。これを絶対条件にして探しました。転職サイトで検索するときの選択肢にあったから、『123日』っていう半端な数字になってるんですけど(笑)。また、体育会系の会社は絶対イヤだったので、『若くても部長に!』など、元気がよすぎる求人は避けました」
エージェントの担当者からは「中途採用で正社員・事務職は難しいので諦めては?」と言われたが......。
「友達から『紹介予定派遣』というシステムのことを聞いたんです」
これは派遣スタッフとして最大6ヵ月間の「就業期間」を経た後、マッチング次第でその企業の正社員に登用されるというもの。
「そこで、すぐに派遣会社2社に登録。紹介予定派遣だけに絞って探しました。紹介されたのは7社で、そのうちの1社が現在の職場です」
半年の派遣期間を経たあと、面接が行われて、正職員としての採用が正式決定。
「人からは『諦めろ』と言われたけど、こだわり続けてよかった!」
こんな準備をしました!

ファイナンシャルプランナーの資格

こんな準備をしました!

「事務職希望だったので、役に立つかも知れないとファイナンシャルプランナーの資格を取りました」

ここがキモ! 厳しい環境だったから意志の強さが育ったのかも

「転職活動でがんばれたのは、1社目での営業経験のおかげか もしれません。志望が明確ですし、 1社目の失敗をきちんと分析して次に活かしていますね。今後は今の職場でどのようにキャリアを積み上げ続けていくのか、 計画的に考えることが課題でしょう」(キャリアアドバイザー・藤井佐和子さん)

<Profile>
藤井佐和子さん
キャリアアドバイザー。(株)キャリエーラ代表。キャリアカウンセリングをはじめ、 企業研修や大学の非常勤講師、講演、キャリアセミナーなど幅広く活躍。これまでにアドバイスした女性はのべ1万3000人以上。

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