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出会いもあり!? 女子力アップ必須の注目習い事って?ーいけばな編ー [VOCE]

2017年01月12日(木) 18時40分配信

美のセンスもバージョンアップできそう

大人女子が始めるのにおすすめの最新習い事を、VOCEが徹底調査。今回は、じわじわと人気を集めている“いけばな教室”を取材しました。働く女性にも嬉しい、平日夜の時間帯&休日にもやっている教室で女子力を高めちゃいましょ!

敷居が高いと思っていない!?意外と通いやすいいけばな教室の魅力

日本の伝統文化である、華道や茶道って一度はやってみたい!と思っているけれど、なかなか敷居が高くてできないという人もいるのでは? そんな思いに応えて、VOCE取材班は実際に「いけばな教室」へ潜入取材をしてきました。

体験してもらったのは……

VOCEST 林由里さん

幼い頃にいけばなを体験したことがあるという林さん。大人になってから再チャレンジしたいと思っていたそうですが、やはり敷居が高いことがネックで始めることができなかったそう。「いけばなは幼い頃に祖母や母と一緒に体験をしたことがあるので、それ以来ずっとチャレンジしたいな〜とは思っていました。けれど、なかなか始めるまでのハードルが高くて……。20年ぶりくらいにやるいけばなですが、頑張ってやってみます!」

教えてくれたのは……

いけばな雪舟流 次期家元 増野光晴さん


華道家・いけばな美術家でもある、増野さん。幼少期から雪舟流一世家元の祖父・増野雪舟氏のもとでいけばなを学んでいたそう。大学在学中より、華道家としての本格的な創作活動を開始。女性中心として見られがちだったいけばな文化を、男性向けに再定義した活動でメディアなどに取り上げれることも多いといいます。


「こちらの教室は平日の夜や休日などにもやっているので、生徒さんの中には働く女性の方も多くいらっしゃいます。また、3〜4割の方が男性の生徒さんというのも他教室と比べると珍しいところかもしれません。一度やってみたいと思っている方は、ぜひ足を運んで欲しいです」


……と思っていたよりも、どうやら敷居は高くなさそう!? 仕事帰りにふらっと立ち寄ることもOKだし、休日の息抜きとして通うのでもOK。平日仕事終わりに通っている生徒さんたちのなかには、教室のあとにみんなで飲みに行く……なんてこともあるそう。ちょっと身近な存在に見えてきたのでは?

では実際に、いけばなを体験してもらいましょう!

まずは「いけばな」の基本型をマスターしよう!

STEP1

まずは「いけばな」の基本型をマスターしよう!

いけばな雪舟流のいけばなには、いくつかの基本型があり、それを元に花を生けていきます。まず初心者の人が覚えるべきなのは、「直真型本勝手」という型。いけばな雪舟流の最も基本的な花型で、副(そえ)と体(たい)による前後の区雪をとることで、作品をゆったりと見せるのが特徴です。

材料がこちらの花々

今回使用した花材は、
・珊瑚水木(さんごみずき)
・雪冠杉(せっかんすぎ)
・金魚草(きんぎょそう)
・ウインターベリー
の4種。クリスマスを意識した花材を使っていけばなにチャレンジします。
花材とのバランスを見て花器を決めていく

STEP2

花材とのバランスを見て花器を決めていく

使う花材を確認したら、今度は花器選びへ。高さや雰囲気を見て、好みの花器を選びます。「初心者の方には、平たい花器をおすすめしています。つぼ型などは少し上級者向けなので、自宅にひとつ購入するならば平たいものにしましょう!」
花器を選んだらいよいよレッスン開始!

STEP3

花器を選んだらいよいよレッスン開始!

花器の中に花材を指す剣山を入れ、水をひたひたになるまで入れて準備を。

バランスを見ながら枝をカット

いけばな雪舟流の「直真型本勝手」という型では、「真(真):主になる枝」「副(そえ):奥行きの枝」「体(体):立体感とバランス」という3本の役枝があります。今回の花材で使うのは、珊瑚水木。その他にバランスを見て、雪冠杉やウインターベリーを体の位置に持ってきてもOK。

まずは枝から生ける

まずはこの3つの役枝を生けてることから開始。真の枝の目安は、花器の横幅の約2.5倍。副の枝は真の約7〜8割。体の枝は副の約5割。それぞれ花器とのバランスを見ながら生けていきます。
枝を生けたら、バランスを見て花を生ける

STEP4

枝を生けたら、バランスを見て花を生ける

軸となる枝を生け終わったら、続いて主となる花を生けていきます。花にもそれぞれ役目があり、「一の花(高):副を越えない程度に」「二の花(低):3本の中で最も低く」「三の花(中):前に傾け作品の中心に」というように、花と枝のバランスを見ながら生けましょう。今回の花材で使う主となる花は、金魚草。長さや高さを揃えながら、花を生けていきます。

先生のアドバイスもいただきながら仕上げます

主となる花が生け終わったら、いよいよ自由演技となる従となる花を生け始めます。従となる花は、花器とのつながりや彩りを意識して生ける花。残った花材の中から、バランスを見て生けていきます。
最後に全体を見てバランスを整えたら完成!

いけばな雪舟流アトリエ 〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-5-4 雪舟ビル

最後に全体を見てバランスを整えたら完成!

生け終わったら、最後に全体のバランスを見ていよいよ完成です。今回はウインターベリーや杉などが入っているので、クリスマスっぽい仕上がりに。同じ花材を使っていても、花器の雰囲気やそれぞれの人の個性が出るので、全く違う仕上がりになるそう。

感想は……?


「思っていたよりも難しかったです。前から見たのと横から見たのではまったく印象が異なったりと、バランスを見るのがとっても大変! でも奥が深いと改めて実感しました。職場が代官山なので電車で一本だし、これを機に通いたいな〜なんて思っています」(VOCEST林さん)

「まずは基本型を覚えることから始めていただきますが、回数を重ねていくうちに個性も出しやすくなってくると思います。教室は月に1回のコースや、予定が見えにくい方にもおすすめのチケット制などもあります。実際は月に2〜3回通っていただけると上達しやすいですが、興味のある方は一度体験にいらっしゃってください」(増野さん)

敷居はそんなに高くないけれど、奥が深かったいけばな教室。ただ体験後の林さんの表情を見る限り、女子力アップは間違いなさそうでした!

気になっているけれどチャレンジできていないアナタ! まずは教室へ足を運んでみることをおすすめしますよ。

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