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朝のだるさはコレが原因だった!!専門医が教える朝から“スッキ”リのコツ [おとなスタイル]
2017年01月04日(水) 11時30分配信
「もともと人間には、1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっていて、これが狂うと、午前中の活動に影響が出ます。毎日のリズムをある程度規則正しく朝から作っていくことは、カラダを疲れさせないための最重要ポイントです」と、予防医学研究者 医学博士の石川善樹さん。疲れの原因や対処法、一日の疲れ具合を変えるための午前中の過ごし方について、予防医学研究者 医学博士・石川善樹さんと、さくら治療院 院長・神崎貴子さんにアドバイスをいただきました。
朝、体内時計をリセット。これで一日の疲れ具合が変わる
ここで注目したいのは、目覚めを準備するホルモン“コルチゾール”。
起きるころに分泌量がピークになり、血圧や血糖値を上げていく働きがあります。自然と同じ時間に目が覚めたりするのは、このホルモンのおかげ。毎日同じ時間に起きる習慣をつけると、スッキリ起きられます。
また、体内時計には主時計と末梢時計があり、主時計は朝日を浴びることでリセットされ、末梢時計は食事による刺激でリセットされます。
「朝食抜きは日中のだるさや眠気の原因にもなるので、朝は食べる習慣を。炭水化物とタンパク質をバランスよくとりましょう」(石川さん)
朝、カラダのこわばりが気になるという人は、ストレッチを試して。
「ベッドの中でまずは深呼吸。硬くなったカラダをゆっくりと伸ばし、ほぐして温めることで、交感神経が刺激され活動モードに。これだけでも、ずいぶん楽になるはず。そして、活動タイムにおすすめのアロマがローズマリー。仕事中だるくなったときには、アロマを嗅いで乗りきってください」(神崎さん)
仕事中、ストレスを感じたときには、背筋を伸ばして深い呼吸を。「2~3分間、深呼吸をするだけでも、午前中の仕事のパフォーマンスがアップします」(石川さん)
起きるころに分泌量がピークになり、血圧や血糖値を上げていく働きがあります。自然と同じ時間に目が覚めたりするのは、このホルモンのおかげ。毎日同じ時間に起きる習慣をつけると、スッキリ起きられます。
また、体内時計には主時計と末梢時計があり、主時計は朝日を浴びることでリセットされ、末梢時計は食事による刺激でリセットされます。
「朝食抜きは日中のだるさや眠気の原因にもなるので、朝は食べる習慣を。炭水化物とタンパク質をバランスよくとりましょう」(石川さん)
朝、カラダのこわばりが気になるという人は、ストレッチを試して。
「ベッドの中でまずは深呼吸。硬くなったカラダをゆっくりと伸ばし、ほぐして温めることで、交感神経が刺激され活動モードに。これだけでも、ずいぶん楽になるはず。そして、活動タイムにおすすめのアロマがローズマリー。仕事中だるくなったときには、アロマを嗅いで乗りきってください」(神崎さん)
仕事中、ストレスを感じたときには、背筋を伸ばして深い呼吸を。「2~3分間、深呼吸をするだけでも、午前中の仕事のパフォーマンスがアップします」(石川さん)
目覚ましの音とともにカーテンを開ける
目覚めたらすぐにカーテンを開け、朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、スッキリ目覚めるためのホルモンはもちろん、夜に自然な眠りを誘うホルモンの分泌も安定します。平日も休日も、起きる時間は一定にして、起床したらすぐに朝日を浴びることが、朝からスッキリのコツ。
睡眠中のコリはベッドの中で解決
睡眠中、適度に寝返りを打てていないとカラダが緊張したままとなり、起きたときにコリや痛みを感じやすくなります。そこで朝は、ストレッチからスタート。血流がよくなり、だるさもスッキリ。代謝を上げる効果も。
ぼんやりした頭にはローズマリーシャワーを
ローズマリーには集中力を高める効果があり、寝起きや仕事中のアロマとして最適。神崎さんのおすすめは、朝のシャワー蒸気浴。バスタブに足首まで浸るくらいの湯を入れたら、精油を2~3滴入れてかき混ぜます。バスタブの中へ勢いよくシャワーのお湯を出すと、精油の香りが足元から立ち上り浴室全体に広がります。
朝食は必須。“ランチ前の間食”が元気を上げる!
一日を元気に過ごすためにも朝食はとるべき。空腹の時間が長くなると、昼食時にインスリンが大量に分泌され、血糖値が急上昇&急降下して午後のだるさや眠気を招きます。
「朝は食物繊維が多い五穀米や全粒粉パンなどにすると腹持ちがよくなります。タンパク質も忘れずにとりましょう」(石川さん)
■お話を伺った専門家
さくら治療院 院長
神崎貴子さん
同院で女性の体の悩みと長年向き合う。鍼灸あん摩マッサージ指圧師。「働く女性の保健室」をテーマに更年期世代を数多く治療。
予防医学研究者 医学博士
石川善樹さん
東京大学医学部を経て米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了。Campus for H共同創業者。近著に『疲れない脳をつくる生活習慣』。
『おとなスタイル』Vol.5 2016秋号より
(撮影/浜村達也 武藤 誠)
神崎貴子さん
同院で女性の体の悩みと長年向き合う。鍼灸あん摩マッサージ指圧師。「働く女性の保健室」をテーマに更年期世代を数多く治療。
予防医学研究者 医学博士
石川善樹さん
東京大学医学部を経て米国ハーバード大学公衆衛生大学院修了。Campus for H共同創業者。近著に『疲れない脳をつくる生活習慣』。
『おとなスタイル』Vol.5 2016秋号より
(撮影/浜村達也 武藤 誠)