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天候に左右されにくい、自律神経の整え方とは [mi-mollet]

2016年12月24日(土) 11時30分配信

popochanさんからの質問

Q.天候の影響などを受けやすくなる40代以降の
気力体力の養い方を教えてください


40歳近くから、雨や台風の日に体がだるくなることが増えました。起き上がるのさえつらいときもあります。また、ふくらはぎのムクミがひどく気になるようになってきました。食事や健康には気をつけて過ごしており、健康診断の結果はどこも悪くありません。天気に左右されない気力体力の養い方があれば教えてください。


特別ゲスト 松村圭子先生の回答



A.自律神経は不規則さとストレスを嫌います。
朝は毎日同じ時間に起き、意識的にオフの時間も持つようにしましょう



典型的な自律神経の不調症状と思われますね。おそらく病気ではありませんので、その点はあまり不安になりすぎないようにしてください。

人間の体とは、若くても天候の影響は受けるものです。通常は、たとえば室内と室外で温度差があると、温度の変化に応じて自律神経が体調を整えてくれます。でも温度差が5度以上になると自律神経の働きが乱れ、温度変化に対応しにくくなるのです。また歳をとることでもこの自律神経の働きが落ちますし、さらにpopochanさんは46歳とのこと、自律神経が乱れやすい更年期に入ってきていますから、より天候の影響を受けてしまうのだと思います。

そこで自律神経を整える方法について、お伝えしたいと思います。まずは冷えに気をつけること。冷えは自律神経の働きを乱しますから、体を冷やさないよう、水も常温で飲むようにしてください。

また自律神経は、不規則な生活とストレスを何よりも嫌います。だからまずは、生活リズムを作ることが何よりも大事。そこで一番守ってほしいのが、朝は決まった時間に起きることです。どんなに夜が遅くなっても、起きる時間はなるべく同じにしてください。そして、起きたら必ず何かお腹に入れましょう。それによって排便のリズムも整っていきますから。

自律神経は「オン」の交感神経と「オフ」の副交感神経から成り立っているのですが、女性の場合、40代以降というのは副交感神経の働きが落ちてくるのです。そのためリラックスした状態に入りにくくなるので、意識的に副交感神経を優位にするような生活をされることも必要なのです。たとえばこれまでのように予定をいっぱい詰め込むのではなくて、時間の余裕をもったスケジューリングをされることや、また時々お茶を入れて一息ついたり、うーんと伸びをしたり、意識的にオフの時間を持つようにしてください。

不規則な生活やストレスは、体に大きなダメージを与えるものです。反対にそこをケアしてあげると、かなり体調が良くなるとも言えます。今はそういう転換期に入ったのだと受け止めて、生活リズムや心のあり方を見直し、ぜひ充実した40代を送ってください!



いかがですか?
松村先生の回答、ぜひご参考になさってください。



【PROFILE】

松村圭子(まつむらけいこ)

1969年生まれ。広島大学医学部卒業。広島大学産婦人科学教室入局後、2010年に成城松村クリニックを開業。「女性にとって身近で気兼ねなく相談できる生涯のかかりつけクリニック」を目指して、婦人科診療とエイジングケアの最先端治療をおこなっている。また『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『女性ホルモンを整えるキレイごはん』(青春出版社)など著書も多数。


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