宮本亜門が絶賛!「日本最高峰の料理」をつくる人 [おとなスタイル]
2016年11月30日(水) 09時00分配信
あまりにおいしくて「赤ちゃんのホッペみたいだ、おかわりください」と宮本さんが言っしまった「ドゥルワカシー」
世界で活躍する演出家の宮本亜門さん。宮本亜門さんが20年前から親しくしているという琉球料理家の山本彩香さんについて、彼女の魅力を語っていただきました。
演出家。山本さんの第一印象は「昔、私が育った新橋の、料亭の女将のように爽快」。
人が生きていくために 一番大切な宝を持っている人。 真へ向かう求道者です。
仕事のこと、人生のこと、ものを創り出す喜びや苦しみのこと……。山本さんと会うたびに二人で大いに語り合います。20年ほど前にお店を訪ね、料理の素晴らしさと彼女のきっぷのよさにひかれて意気投合して以来、特別に親しくしていただいています。
あるとき、彼女が真剣に目を見て私に言った、「もし、食べて味が落ちたと思ったら、必ず言ってくださいね」という言葉こそ、山本彩香さんを表していると思います。いつもユーモアを忘れず、冗談ばかり言っているけれど、自分には厳しく、食べてもらえる方に本当にからだにいいもの、おいしいものを口に入れてほしいという思い。真へ向かう求道者、山本彩香さんにしか言えない言葉です。
山本さんがアンマー(お母さん)に教えられ、受け継ぎ、また最高峰のお料理を作られてきた、てぃーあんだ(心を込めて料理を作ること。相手への思いやり)は、まさに宝です。大変かもしれないけれど、どうか次の世代の人にも伝えてほしい。既製品がはびこる今こそ、一番貴重なものなのですから。
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