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家にいるときは読書か、音楽を聴いてるか、あと、ずっと布団にくるまってユーチューブで音楽動画を見ているか。

本は、漫画から哲学本まで、何でも読みます。僕、インドアで楽しめる素質はあると思いますね（笑）。でも、友達とも全然遊びますよ。洋服を見に行ったりカラオケ行ったり。バカ言ってワイワイ騒いでいます。

性格は「ドS」って言われますね（笑）。何でも笑いに変えたくて、すぐちょっかいを出すからだと思う。よく喋るので「スピーカーか！」とツッコまれたこともあります。お芝居では不良とかクールな役を演じることが多いからか、よく「喋ると残念」と言われるんですよ。同じく役者をやってる４つ上の兄がいるんですけど、兄とはあんまり遊ばないかなー。別に、仲が悪いわけでもないんですけど。兄は反抗期が遅くて、僕の反抗期と重なっちゃったんですよ。それで突っかかっていったらコテンパンにやられたんですけど、最近はお互いに大人になって、普通の兄弟な関係です。でも兄は、僕にとってずーっと〝上〞の存在。子供の頃の４つの差って、追っても絶対に追いつけないから。だけど、役者としてだけは追いつきたいし、追いついてみせる、と思ってます。

小学生のときに兄が出演した映画の試写会に行って、そこで今のマネージャーさんから声をかけられたのがお芝居を始めたきっかけです。そのときは「イヤです」と言ったんだけど、「お前がレッスンに来るか、俺がお前を連れて行くかだ」と脅迫されて（笑）。仕方なく行ったら、案外楽しかったんですよ。それでやってみるか、と。ダメだったらやめればいいやと、本当に軽い気持ちでした。

変わったのは『ヒミズ』を見てから。染谷将太さんと二階堂ふみさん主演の映画なんですけど、10代の二人がアイデンティティを確立できなくて苦悩して、でもやがて、お互いがお互いの生きる意味になっていく。それが生々しいんだけど美しくて、「10代の人間にこんな演技ができるんだ」と思ったら、なんか「続けなくち ゃいけない」と謎の使命感が湧いてきたんです。そこで覚悟ができたから、『渇き。』の撮影も乗り切れたんだと思います。「ヘタクソ！」って言われても、「チクショー」って奮起できた。でも、こうなりたいという目標はありません。イメージとしては、グレー色でいたいですね。澄み切っても汚れてもいなくて、中途半端で未完成な……。

身長は幼稚園のときから高くて、常にクラスの一番後ろで、ずっと成長痛がありました（笑）。でも今年身体検査を受けたら、初めて１年間で３ミリしか伸びてなくて、ようやく止まったみたいです。

運動が好きで、３歳のときからサッカーを、小学校高学年からバスケをやってるんですけど、筋肉はつかないし、食べても太れない体質です。一時期プロテインを飲んで体重を６キロ増やしたんですよ。でもやめたら１ヵ月で戻っちゃいました。だから役のために体を大きくしろとか言われたら、地獄ですね（笑）。

今始めてみたいスポーツは、ヒップホップダンスとスケボー。以前にやっててやめていたんですけど、またやりたいんですよね。バンドも組んでいるし、ラップもやっているし、ストリートっぽいものが大好きなんです。ファッションも、ストリートとモードの融合みたいなスタイルが多いですね。これまでは雑誌の撮影というと出演映画に絡めたスタイリングが多かったんですけど、最近、純粋なファッション撮影にも呼んでもらえるようになって。チャンスがあれば、ファッションの仕事も、音楽も、いろいろやってみたいです。もちろんお芝居で食べていく、そこは揺るがないですけど。